2017/01/02

あの頃、HR/HMが青春だった 【ラウドパーク16】その1

音楽フェスは好きなので、フジロック、サマーソニックは何回も行った事があったが、
2016年10月8日、初のHR/HM系フェス【ラウドパーク16】に行った。

フジロックやサマーソニックは、ある程度予習をしていかないとついてゆけないところがあったが、
このラウドパークはほぼ予習無しで楽しめるということが、初参加でしみじみとわかったことだった。

80年代の懐かしい面々、懐かしい音・・・まるで当時(私は中学生)、純粋に、ただひたすら好きな音楽にどっぷり入れ込んでいたあの頃に、タイムスリップするかのようだった。

10月8日のラインナップでわたしの目当てはなんといってもオリジナルメンバーで参戦のDOKKENだった。このメンバーで日本の地を踏むのはなんと20年ぶりだとか。いろいろとあったバンドだけど、本当に名曲揃い。
そしてドン・ドッケンは80年代当時、凄くハンサムでかっこよかったし、個人的にはきさくな感じのイケメン、ベースのジェフ・ピルソンがお気に入りだった。ジョージ・リンチは当時まだ子供だった私にとってはあの日焼け具合などがちょっと「大人」すぎて苦手だったが、でもDOKKENのギターはこの人しかいないとずっと思っていた(個人的にはレブ・ビーチも好きだったけど・・レブはやっぱりWINGERで弾いていてほしい)。

だからこそ、待ちに待っていたオリジナルメンバーでラウドパーク参戦!と風の便りに聞いたその日に、チケットを購入したのだった。

そういえば、80年代にDOKKENのライブに行った記憶がおぼろげにあるのだが、それがドンのソロだったかどうだったか、いまいち思い出せないでいる。もしかしたら願望妄想による偽りの記憶かも知れない。

他にキャッチーでライトに楽しめる曲揃いのDANGER DANGERと、今でもよく聞く超名盤「Operation:Mindcrime」のQueensryche も目当てだった。


まずはDANGER DANGER。80年代後半に登場し、2014年には結成25周年だったとか。当時から顔のそろっているグットルッキングバンドだったけど、特にヴォーカルのテッド・ポーリーはチャーミングなイケメンだった。ハスキーボイスで軽やかにかつ、アグレッシブに歌い上げるその姿も良かった。
このバンドは「Boys Will Be Boys」のように、シンプルでキャッチ―なのにどこか憂いのある楽曲が印象的だった。「Under The Gun」など、本当に名曲だと思う。この曲は本日ラウドパークのライブでも演奏してくれて、イントロのキーボードが流れた瞬間、胸が高まり熱くなった。この曲が聞ければもうそれだけで本望だった。
当時からよく流れていた名曲「Rock America」や「Naughty Naughty」などもポジティブでノリがよくとても楽しめたし、それはやはりテッドのヴォーカルの安定感があってこそのことだったと思う。のびやかでエネルギッシュなそのヴォーカルのクオリティは、当時とほぼ変わらなかったし、むしろ重ねた齢からの重厚感まで足されて、安心して聞き惚れることができた。
なにより楽しそうに歌うその様子がとても魅力的に感じ、見ていてこちらもハッピーな気分になった。。音楽って「音」を「楽しむ」と書くけど文字通りなんだなとあらためて思い、そして、常に観客を気遣う様子にプロ根性を感じた。
時々スクリーンに観客が映るのだがそこにちょっと若い人たちが映った時、一瞬意外に思ったが嬉しかった。ご両親の影響なのかな?それとも?なにはともあれ、若いリスナーにDANGER DANGERのような楽曲もパフォーマンスも普通に良いバンドが支持され、継承されていくのはHR/HMファンとしては心強い。そしてバンド自身、末永く続いてほしいと心から願う。


次にQueensryche。私はヴォーカルがジェフ・テイトの頃しか知らない。名作「Operation:Mindcrime」や「Empire」は今でもよく聞く。当時の声、パフォーマンスともにジェフが好きだっから、最初は新しいヴォーカルがどんなものかと少し不安があったのだけど、一発目でそんなものは吹っ飛んでしまった。
「Operation:Mindcrime」や「Empire」からの選曲はその都度、鳥肌ものだった。胸が高まり過ぎて吐き気を感じたほどだった。特に青白い光に包まれて「Best I Can」のイントロが会場に響きわたった時、{ああこの曲が聞けるなんて・・}と感極まり、思わず天を仰いだ。
なにより、生で初めて聞くトッドの声が想像以上に素晴らしすぎた。彼自身の声も充分に魅力的だが、目をつむってみるとかつてのジェフの声にも似ているので、その安心感からか心置きなく楽曲に酔いしれることができた。
「Silent Lucidity」には涙腺が刺激されたし、ラストの「Eyes Of Stranger」。この曲が聞きたくてライブを見に来たということだけの思い入れがあったので感動はほぼ頂点に達した。
あとから、このバンドは大変な事件があり紆余曲折があったことを知った。それを知ってから、オリジナルメンバー3人で、当時の名曲をたっぷり聴けたことへの幸運にあらためて感謝した。残念だったのは、ベースのエディが見れなかったことか・・。
80年代当時のPVでは、ギターのクリスばかりに目がいってしまっていたが(なんせスリムでかっこよかったから)、もう一人のギタリスト、マイケルもなかなかキュートでイケメンだったなぁと今更ながら思う。今や貫禄のあるおじさまになっているが、笑うとちょこっと面影が・・。
またクサリのドラムセットがインパクトあったドラムのスコットは、歳をとってもさすがのパフォーマンスだった。彼がいるから、この安定感、なんだろうなと。


さて、DOKKENの話は長くなるので、また今度・・




2/2追記・・・
Queensrycheの新作(2015年)「Condition Human」を聞いた。
ラウドパークまで新しいヴォーカル、トッドのことも知らなかったし、「Operation:Mindcrime」や「Empire」のイメージが強すぎて、最初は違和感も否めなかったが、繰り返し聞いていくうちに、これは今のバンドとしてのQR作品なんだなと思った。ダークで抒情的、やはり良い曲が多い。
ラウドパークではほとんどが上述の2作の曲で構成されていて、本当に感動したし、申し分なかったけど、
新作を聞いた後ではこれらの曲ももっとライブでやってほしいと思った。


隠れイケメン?80年代「Operation:Mindcrime」の頃のマイケルさんを描いてみました。。