2014/05/02

猫達のことば

人間の言葉は猫には通じない。
もちろん、そうだ。

猫の言葉も、残念ながら、人間にはわからないことのほうが多い。

猫達もおそらく、そう感じていることだろう。
私たちのしてほしいことと、
ニンゲンがしてくれることには、なんだかちぐはぐなことが多いななぁ・・と、
思っていながらも我慢していること、多々あるだろう。


しかし猫達の素晴らしいところは、
それでも、彼女たちなりの愛情表現を、おくすることなく体当たりで表現してくれることである。

たとえば、信頼しあっている猫同志は、お互いの鼻をつんと触れさせる。
ニンゲンにそれが通じるかどうかはわからないけれど、
大好きなニンゲンにはとりあえず同じことをやってみる。

また猫達は愛着のあるものに身体をこすりつけることがある。
「大好き」というその表現が、またもやニンゲンに通じるかどうかはわからないけれど、
猫達のその「身体言語」で、『とっても大好きだよ~!』と言わんばかりに、
おでこや身体を、私たちにこすりつけてくる。


人間は様々な観察や研究等で、猫達のそういった感情表現をおおよそ理解しているから、
その「言葉」がある程度わかることができる。
しかし猫達がそれを知っているはずはなく、
だけども、そういう愛情表現を行ってくる・・行ってみるというその心意気に、
わたしはとても感動するのだ。
毎日、毎日、鼻をつんとされながら、おでこをごちんとされながら、
大したものだなぁ~と、感動している。


もし、そこに学びがあるとするならば、
人も、その関係性の中で、
とりあえず「あなたを信頼しています」といった思いや、
「あなたが好きです」といった感情を怖がらずに、
自分なりに表現してみることが、大切なのではないかということ。

どうせそんなことしても・・とか、そんなことを言っても・・
としり込みするのではなく、
言葉を持った人間同士、声に出してみるということが大切なのではないかと思う。


共通言語を持たない猫と人間であっても、こんなに深い愛情を感じることができるのだから、
人間同士、やってやれないことはない。