Kyon {Silence Of Monochrome}

Kyon {Silence Of Monochrome}
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2017/06/11

とても綺麗な蝶だけど・・・

5月も風の穏やかな頃。
買い物帰り、なじみの道を自転車で走っていたらめのまえにふわりと白いものが。


キューっと止まり、植え込みのあたりをよく見ると、とても綺麗な白い蝶が2匹戯れている。

急いでスマートフォンにて写真を撮った。


白いけどモンシロチョウでは絶対ない・・かなり大きいけどアゲハチョウでもなさそうだ。
家に帰って図鑑を引っ張り出し、模様を見るとオオゴマダラが近そうだけど、なんか違う・・。

ネットでいろいろと調べて、これはアカボシゴマダラという蝶の、春型の姿だということがわかった。
アカボシゴマダラは日本では奄美大島以南に分布している南方の蝶 とのこと。

※参照 http://www.pteron-world.com/topics/classfication/nymphalidae/apaturinae/assimilis.html

とても綺麗な蝶だけど、上記サイトによれば、「関東地方のアカボシゴマダラは春になると、白化型という翅の模様が白っぽくなった個体が現れ」ると。
この様な白化型は奄美大島のアカボシゴマダラには見られないとのことで、関東地方のアカボシゴマダラは、何らかの形で入ってきた、あるいは持ち込まれた可能性がある、ちょっと問題児のよう?
意外、というかまさに想定外(知識もないのに想定できるわけがない)・・・。 
そういえば一昨年の夏にもこの子の仲間と会っていた。のんびり羽を優雅に動かしながら、樹液をの吸っていた。
やはり大きかったので遠目からでもすぐに存在がわかった。



またこの子たちに会う時、知識によりちょっと見方が変わってしまうけど、
美しい蝶であることは変わりない・・と思う。






2017/06/06

羽の黒いトンボに出会う

不安と希望のなかを行ったり来たり。まるで小舟に乗って波に揺られているよう。
今月は自分にとってちょっと試練である。

そういう渦中にいると、この世界を構成している様々なものになんとなく関心がいくのは不思議だ。

とある帰り道、いつもの川沿いを歩くと、たくさんのモンシロチョウが楽しそうに輪を描いて舞っているので、ふらふらとすいよせられていった。



するとそのなかにはたはたと黒い影がみえた。

もしかすると、あれはハグロトンボ?


        羽を広げた姿↓

ハグロトンボは別名「神様トンボ」、また「ホソホソトンボ」ともいうらしい。
そのとおり、ボディがとっても細い。
真っ黒だけど、なんだかありがたいトンボのよう。私が出会ったこは全身が黒だったから雌かもしれない。雄のボディはメタリックブルー。

そういえば、空を舞うクロアゲハもいつも神々しいと思う。
また有り難いといえば、先日、アオスジタテハを至近距離で見て、撮ることができた。
いつもは不意に木陰からでてきて、あっという間に空高く舞い上がってしまうのに、
あまりに近くに寄ってきてくれたので、感動でちょっと手が震えて、うまく撮れなかったのがくやしい・・・
青く光るその姿は本当に美しく、まるで空に輝く宝石のよう。。


川沿いをハグロトンボやモンシロチョウに導かれしばらく歩いていると、足元で小さなものがもぞもぞと。

これは子供の頃、野原でよく見かけたオンブバッタに似ているがそうだろうか。

大きい子が小さい子を背負ってぴょんかぴょんか走っていくのを思い出す。
私の家の周りは新しい家が立ち並び、幼少の頃とはもうすっかり様変わりして、
地面はアスファルトに覆われ、自然が少なくなってしまい、虫や蛙といった仲間たちはもうほとんど見れなくなった。

人間のエゴで住処を追われた生き物たちは、いったいどれくらいいるのだろう。
ヒトも地球上の生き物のひとつにすぎないのに、なぜ自分達だけがまるで地上の主の様な顔をして、やりたい放題しているだろう。

そう思うと、住処を追われ、やがて滅んで行った彼らの姿は、自分たちの未来の姿だとつくづく思う。

そういうことを想うと、ふさぎがちな気持ちの雲行きは更に怪しくなるのだけど、
でも、まだまだ、こういう身近なところで、たくさんの生物が命を繋ぎ育んでいるんだなと思うと、
ちょっとほっとした。



※追記
翌日に撮れたハグロトンボ。こちらが多分、雄だと思う。なるほど、ホソホソ。


そしてモンシロチョウはいつ見てもかわいいです。
ふわふわとマシュマロみたい。妖精のようですね。




2017/05/02

5月1日~5月28日 東高円寺イココチ「postcard exibition vol.12」

5月1日~5月28日
東高円寺イココチさまにて「postcard exibition vol.12」開催中です。
わたしも作品を5点、参加させていただいております。

総勢59名のアーティストの作品が展示されているようですので、
お近くに起こしの際は、ぜひ、お立ち寄りください!

雰囲気の良いカフェなので、おさんぽやお買い物の際のご休憩にも・・・
Kyon

2017/04/04

桜とオオミズアオ



小学生の頃からいつも通る坂道に、二本の桜の老木があり、この季節になると毎年淡い薄ピンクの可愛らしい花を咲かせる。
その木々は、道を隔ててまるでお互い頬ずりをするかのように、寄り添うように立っていたが、いつのまにか、そのうちの一本は根元からざっくり切られてしまった。

片方の木は、今はもう無き相方を懐かしむかのように、その後も毎年、桜の花を咲かせた。
吉祥寺の井の頭公園のように誰かがその下で談笑し踊り歌うこともない。けっして見事という枝ぶりでもないが、私はこの桜が気になってしかたがなかった。咲き誇るというわけではなく、それでも慎ましく花をつけてくれると、ああ、今年も咲いてくれてありがとうという気持ちになる。


桜は確かに別格だ。美しく、そしてとても儚い。
その姿といつも重なり想いをはせるのは、昔、夜の駅でみかけた一匹の蛾である。

だいぶ前の話である。夜、駅のホームで電車を待っていると、足元に青白く光るものがみえた。
近寄ってみてみると、大きさは手のひらくらいか、一匹の青白い蛾であった。
左右に羽を広げたその姿は、それはそれは美しく、これが夜の空にふわふわと飛んでいれば、妖精と見紛うのも無理はないと思った。
瀕死なのか、それとも佇んでいるだけなのかは、わからなかった。おぼろげながらも記憶ではその後どうなったのかはわからない。なにしろ10数年も前のことだから。

しかし、私はあの青白く光る、怪しくも美しい姿が忘れられなかった。記憶をたどり調べてみると、その蛾はオオミズアオという種類のものだったと判明した。
その後、描く絵になんどかオオミズアオを描いた。図鑑を調べ写真などを模写して正確にも描いてみたが、記憶のそれといまいち符合しない。

もともと蝶好きであったし、オオミズアオと出会ったがために蛾はそれ以上に美しいものだと知ってしまった。興味が湧いて、さらにオオミズアオの生態を調べてみると、彼らはチョウ目ヤママユガというものに属し、蛾では大型の種であるという。
そしてそのヤママユガの最大の特徴として、成虫は口が退化しており、飲食ができない。だから立派で巨大な成虫となっても、幼虫の頃に蓄えた養分で過ごし、その命を1週間程度で終えるのだという。

このことを知って、私はとても驚愕した。

長く生きることを許されずに成長し、それでも生を全うするとは、どういうことなのか。
そのとてつもなく短い期間のうちに、次の生をつなぐということ、なんという宿命だろうか。

なんと儚い命だろう・・・
だから、あのように神々しいくらいの美しい姿をまとっているのだろうか。
そして、種名はギリシャ神話の月の女神アルテミス・・・


桜とオオミズアオ、この二つには接点がある。
オオミズアオの幼虫は桜の葉も食するという。そのため、都会でもその姿を目にすることもできるのだ。
桜の花が散り、みずみずしい新緑の季節に、彼らは目を覚まし、新鮮な桜の葉を食べ、定められた宿命を臆することなく、ひたすらに生きるのだろう。

ほのかな桜の花の香りに街がつつまれる、この季節は私も好きだ。
しかし、一方で、とてつもなく儚い命に想いをはせ、深い悲哀の底に沈む。
そして、桜の下でも繰り広げられる人の世が、なんだか哀れで、とても切なく感じてしまう。

私はその底の中で彼らを想い、この絵を描いた。


2017/02/05

ポストカードをお買い上げいただきありがとうございます

下北沢DIAMOND HEROで、引き続きポストカードや缶バッチを販売しております。

Kyonの作品をお買い上げくださった皆様、どうもありがとうございます。
とても嬉しく思います。


また、新たに2つの作品「冬の華」(左)と「ざわめき」を納品させていただきました。



かなり前の作品ではありますが、それぞれ気に入っている絵です。
下北にお立ち寄りの際はどうぞ、お店にお立ち寄りいただき、
Kyonの作品をお手元にとってみていただけたら幸いです。


また作品集、ポストカードや缶バッチは下記サイトでもご購入いただけます。
ハンズギャラリーマーケット⇒ Kyon_Psychout

Web Shopは随時更新中です。

また下北沢DIAMOND HEROでは、来月も新作など出していきたいと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

Kyon



2017/01/02

あの頃、HR/HMが青春だった 【ラウドパーク16】その1

音楽フェスは好きなので、フジロック、サマーソニックは何回も行った事があったが、
2016年10月8日、初のHR/HM系フェス【ラウドパーク16】に行った。

フジロックやサマーソニックは、ある程度予習をしていかないとついてゆけないところがあったが、
このラウドパークはほぼ予習無しで楽しめるということが、初参加でしみじみとわかったことだった。

80年代の懐かしい面々、懐かしい音・・・まるで当時(私は中学生)、純粋に、ただひたすら好きな音楽にどっぷり入れ込んでいたあの頃に、タイムスリップするかのようだった。

10月8日のラインナップでわたしの目当てはなんといってもオリジナルメンバーで参戦のDOKKENだった。このメンバーで日本の地を踏むのはなんと20年ぶりだとか。いろいろとあったバンドだけど、本当に名曲揃い。
そしてドン・ドッケンは80年代当時、凄くハンサムでかっこよかったし、個人的にはきさくな感じのイケメン、ベースのジェフ・ピルソンがお気に入りだった。ジョージ・リンチは当時まだ子供だった私にとってはあの日焼け具合などがちょっと「大人」すぎて苦手だったが、でもDOKKENのギターはこの人しかいないとずっと思っていた(個人的にはレブ・ビーチも好きだったけど・・レブはやっぱりWINGERで弾いていてほしい)。

だからこそ、待ちに待っていたオリジナルメンバーでラウドパーク参戦!と風の便りに聞いたその日に、チケットを購入したのだった。

そういえば、80年代にDOKKENのライブに行った記憶がおぼろげにあるのだが、それがドンのソロだったかどうだったか、いまいち思い出せないでいる。もしかしたら願望妄想による偽りの記憶かも知れない。

他にキャッチーでライトに楽しめる曲揃いのDANGER DANGERと、今でもよく聞く超名盤「Operation:Mindcrime」のQueensryche も目当てだった。


まずはDANGER DANGER。80年代後半に登場し、2014年には結成25周年だったとか。当時から顔のそろっているグットルッキングバンドだったけど、特にヴォーカルのテッド・ポーリーはチャーミングなイケメンだった。ハスキーボイスで軽やかにかつ、アグレッシブに歌い上げるその姿も良かった。
このバンドは「Boys Will Be Boys」のように、シンプルでキャッチ―なのにどこか憂いのある楽曲が印象的だった。「Under The Gun」など、本当に名曲だと思う。この曲は本日ラウドパークのライブでも演奏してくれて、イントロのキーボードが流れた瞬間、胸が高まり熱くなった。この曲が聞ければもうそれだけで本望だった。
当時からよく流れていた名曲「Rock America」や「Naughty Naughty」などもポジティブでノリがよくとても楽しめたし、それはやはりテッドのヴォーカルの安定感があってこそのことだったと思う。のびやかでエネルギッシュなそのヴォーカルのクオリティは、当時とほぼ変わらなかったし、むしろ重ねた齢からの重厚感まで足されて、安心して聞き惚れることができた。
なにより楽しそうに歌うその様子がとても魅力的に感じ、見ていてこちらもハッピーな気分になった。。音楽って「音」を「楽しむ」と書くけど文字通りなんだなとあらためて思い、そして、常に観客を気遣う様子にプロ根性を感じた。
時々スクリーンに観客が映るのだがそこにちょっと若い人たちが映った時、一瞬意外に思ったが嬉しかった。ご両親の影響なのかな?それとも?なにはともあれ、若いリスナーにDANGER DANGERのような楽曲もパフォーマンスも普通に良いバンドが支持され、継承されていくのはHR/HMファンとしては心強い。そしてバンド自身、末永く続いてほしいと心から願う。


次にQueensryche。私はヴォーカルがジェフ・テイトの頃しか知らない。名作「Operation:Mindcrime」や「Empire」は今でもよく聞く。当時の声、パフォーマンスともにジェフが好きだっから、最初は新しいヴォーカルがどんなものかと少し不安があったのだけど、一発目でそんなものは吹っ飛んでしまった。
「Operation:Mindcrime」や「Empire」からの選曲はその都度、鳥肌ものだった。胸が高まり過ぎて吐き気を感じたほどだった。特に青白い光に包まれて「Best I Can」のイントロが会場に響きわたった時、{ああこの曲が聞けるなんて・・}と感極まり、思わず天を仰いだ。
なにより、生で初めて聞くトッドの声が想像以上に素晴らしすぎた。彼自身の声も充分に魅力的だが、目をつむってみるとかつてのジェフの声にも似ているので、その安心感からか心置きなく楽曲に酔いしれることができた。
「Silent Lucidity」には涙腺が刺激されたし、ラストの「Eyes Of Stranger」。この曲が聞きたくてライブを見に来たということだけの思い入れがあったので感動はほぼ頂点に達した。
あとから、このバンドは大変な事件があり紆余曲折があったことを知った。それを知ってから、オリジナルメンバー3人で、当時の名曲をたっぷり聴けたことへの幸運にあらためて感謝した。残念だったのは、ベースのエディが見れなかったことか・・。
80年代当時のPVでは、ギターのクリスばかりに目がいってしまっていたが(なんせスリムでかっこよかったから)、もう一人のギタリスト、マイケルもなかなかキュートでイケメンだったなぁと今更ながら思う。今や貫禄のあるおじさまになっているが、笑うとちょこっと面影が・・。
またクサリのドラムセットがインパクトあったドラムのスコットは、歳をとってもさすがのパフォーマンスだった。彼がいるから、この安定感、なんだろうなと。


さて、DOKKENの話は長くなるので、また今度・・




2/2追記・・・
Queensrycheの新作(2015年)「Condition Human」を聞いた。
ラウドパークまで新しいヴォーカル、トッドのことも知らなかったし、「Operation:Mindcrime」や「Empire」のイメージが強すぎて、最初は違和感も否めなかったが、繰り返し聞いていくうちに、これは今のバンドとしてのQR作品なんだなと思った。ダークで抒情的、やはり良い曲が多い。
ラウドパークではほとんどが上述の2作の曲で構成されていて、本当に感動したし、申し分なかったけど、
新作を聞いた後ではこれらの曲ももっとライブでやってほしいと思った。


隠れイケメン?80年代「Operation:Mindcrime」の頃のマイケルさんを描いてみました。。