Kyon {Silence Of Monochrome}

Kyon {Silence Of Monochrome}
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2018/05/31

アゲハとキアゲハ 11 アゲハキンカン2号も寄生被害に…

29日、小さな個体のまま蛹になったキンカン2号。
30日、鮮やかな緑がみるみる土色に…。
そして鼠色になっていった。

同じく我が家で蛹化した正常なアゲハの蛹をみると、そのように急激に色が変わることはなく、明らかに様子がおかしい。

キンカン2号もレモン1号と同じく、小さな個体での蛹化に不安を抱いていた。
寄生虫にすれば宿主の大きさなど関係なく、自分ら本位で宿主を操作しているのではないかとすら思う。

このキンカン2号は卵からそだてたものだが、与えていた葉っぱに宿りバエの卵が付いていたのかもしれない。
流水で流す程度ではだめだということだ。
神経質な人はブラシでこするとネットに書いてあったが、4匹中2匹が被害にあったことを思うと、この付近ではそれくらい必要なのかもしれない。

とても悔しい。。

2号は泣く泣く廃棄となった…。


柑橘側(ミカンやキンカンを大事にする立場)からすれば、寄生バエやハチたちは益虫であり、生物農薬と位置づけられるようだ。
しかし、ある種の寄生バチや寄生バエにいたっては芋虫を終齢まで生かすので、葉っぱを食い荒らすことには違いない。
成虫にまでいたらないということが生物農薬足るということか。
害虫・益虫。あくまで人間の都合による差別だけど、自然界にとってはどちらでもなく、大切な共存関係ということはよくわかる。
ハエについては、彼らはダンゴムシやアリンコ同様、素晴らしいお掃除屋さんということだ。
そして他の生物の餌にもなる。

しかし、大事に大事に育てたアゲハの幼虫が奪われた恨みと悲しみ。
これも人間である私の勝手な感情だけど、カンタンに拭い去ることができない。



一方で、昨日30日、アゲハのレモン2号が無事に蛹化した。
美しいフレッシュグリーンの蛹だ。これが寄生の被害がない、普通の正常な蛹だと思う。
1日たっても鮮やかな色は変わっていないのでおそらく大丈夫だろう。
羽化の予定は10日後の、6月8日。

シジミチョウ 7 第一号羽化!

前日29日から時間を追うごとに蛹の黒化が進み、30日、朝7時ごろ、小さな小さな個体が出てきた。
22日に蛹になってから8日で羽化に至った、第一号。

ヤマトシジミ。
落ち着いたグレー色に黒い点模様がアクセントの、巷ではなじみ深い蝶だ。
なかなか見れないが、翅を広げるととても美しい青色だ。

開帳12cmを超えるキアゲハと比べると、蛹もそうだが、成長も本当に小さい…。
この1cmにもみたない蛹から本当にでてくるのだろうかと半信半疑であったが、
無事に羽化した。
正直ほっとした。。

予想通り、蛹から這い出してきて、紙コップの側面をよじ登り、翅を乾かし始めた。
アゲハは乾くのに10分程度かかっていたが、シジミはわずか2分程度。

ケースの中で、おきまりの両方の翅をくりくりこすり合わせる姿をしたかと思うと、
1時間くらいしたら、もう飛べそうな様子になった。

羽化から2時間後、ベランダで放蝶したが、すぐにふわふわ飛んだかと思うと、ご近所の屋根の上に止まり、そこから2時間くらい動かなかった。
出すのが早かったかと不安になったが、雨の降りだす前に移動したようだった。

ベランダに行くと、鮮やかな青いシジミチョウがふわふわと飛び立っていくのがみえた。
彼らの食草であるカタバミのはえたコンテナから、もう一頭、同じ日に羽化し飛び立ったようだった。


彼らの卵や幼虫を見つけるのは、その微細さにきわめて困難だと思う。
私は母シジミの産卵に偶然にも立ち会えたので運が良かった。
こういう機会がまたあるか、わからない。
また彼らに出会えるように、あのカタバミコンテナは大事にしておきたいなと思う。

2018/05/29

シジミチョウ 6 22日に蛹化したこが羽化間近

キアゲハやツマグロヒョウモンと比べると、本当に小さいサイズのシジミチョウの蛹。
ほんとうにこの中に蝶が収まっているのだろうか?

本日、22日に蛹化した蛹の色が時間を追うごとに変わっていった。
夜にはほぼ全身黒色に。
羽化まじかということだろう。

キアゲハは7頭すべて無事に羽化し(残るは1頭)、成虫は素晴らしい美しさだった。
アゲハも蛹化したものが2匹おり、羽化が待ち遠しいが、
本心はこのシジミチョウの羽化が一番楽しみなのである。

日ごろなかなかゆっくりみれないあの爽やかなブルーの翅を見せてくれるだろうか?
明日から3日、雨降りなようなので、羽化しても外に出せないのでは?
などといろいろ考えつつ。
一番大事なのは、早起きせねば。

シャクちゃんは常に枝のふりをする 〜6 スミレちゃん羽化

28日、キアゲハたちが次々と羽化した日、ヨモギエダシャクのスミレちゃんもひっそりと土の中から孵化していた。

前に羽化したミントちゃんより一回り小さい。
やはり、ミントの方が栄養価が高かったか。それとも性別が違うのか、個性なのか?

蛾らしく、ケースの側面にペタッと張り付いていた。

夕方、スミレちゃんをケースから外にだした。
小さいわりには飛ぶ威力が強い。羽音にちょっとびっくりしてしまった。
ベランダの下の方にへばりついていたが、夜にはもういなくなっていた。

残るはスミレ2号。

アゲハとキアゲハ 10 キアゲハ7号が羽化、そしてアゲハレモン1号が寄生…

キアゲハは昨日、18日に蛹化した3頭が次々と羽化した。
皆、戸惑うことなく、飛び立っていった。

そして19日に蛹化した7匹目の無農薬パセリ育ちのキアゲハの蛹が、昨日黒化しはじめ、本日午前9時ごろ無事に羽化した。さすが栄養たっぷりのパセリをもりもり食べまくっただけあって、先に旅立ったキアゲハのように、開長12cmはある立派な成長ぶり。

羽化も見ることができた。
タテハチョウ科のツマグロヒョウモンは逆さにぶら下がる垂蛹なので、羽化時に真っ赤な老廃物がバッと出るが、アゲハは逆なので、老廃物がすべてケースに収まっている。蝶が老廃物を出すとき、シャーっと勢いの良い音がした。
(ケースの裏でなったこは、蛹からこの老廃物が流れ出てしまっている場合もあった)

1時間ほどじっとしていたと思うと、他の蝶同様、出してくれと言わんばかりにバタバタ騒ぎ出した。
今日は風も穏やかで天気が良かった。ベランダでケースの蓋を外すと、ほどなくしてふわりと空へと飛び立っていった。

パセリのキアゲハたちはみな、蛹化から10日で羽化に至った。


蝶の寿命は自然界だと1週間から2週間程度だという。
もしかしたら、飛び立っていった蝶たちは、鳥やカマキリたちなど、他の生物の餌となってしまうかもしれない…。それは命をつなぐ大切な役目だからしょうがないと思う。
だけど、こうも思う。
どうか、ニンゲンの手にはつかまらないでほしい。
とても美しい蝶だからこそ、人の好奇心の対象になってほしくない。
それだけは、なんとなく・・・心がざわざわとする。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一方アゲハについては、今日はショックなことが…。

レモンの木で保護した幼虫、約5日前蛹になったが、小さい個体のままであったのが少々不安であった。その時の色はまだ淡いグリーン。

その後、日を追うごとに変色、これは怪しいと、牛乳パックに移し、他のものとは別にしておいた。
さらに怪しい色になってきて、側面に黒いしみのようなものも見えてきたので、昨日の時点で外に出した。

そして本日、中を開けてみると…。

茶色に変色した蛹の側面から、たらぁーっと液が漏れ出していた。
そしてパックの下に何かが見える。これはまずいと、恐る恐る確かめた。

出てきたのは赤茶色の丸いものが3個。どうやら蛹のようだ。

幼虫は2ミリ程度の若齢で保護した。その前におそらく、寄生バエの卵が付いた葉をくちにしてしまったのだろう。ハエたちはアゲハ幼虫の食痕を目印に、卵を産み付けるらしいのだ。
そして幼虫が蛹になったと同時に、体内でハエの天下となり、アゲハは亡くなったのだと思う。
本当に悔しい…。

想像するのも嫌だが、体内のハエは昨日の夜にウジとして蛹から出てきて、蛹になったのだろう。蛹になるとき脱皮はしないらしい。
彼らも同じ命なのだけど、少ないながらも一生懸命調達したレモンの葉っぱを食べたいだけ食べて、アゲハの命を奪い、なんて奴らだという思いが強くでてしまう。。
私も浅はかなニンゲンのひとりなので、3つの蛹は破棄した。


アゲハの蛹での辛い想いはこれで2度目。
3度目の正直はあるだろうか?
27日に蛹になったキンカン1号はしゅっとしたフォルムで現在も薄緑色のきれいな蛹だ。
そして本日、キンカン2号が蛹になったのだが、いかんせん、小さいまま蛹になってしまったようだ。
もしかして、調達した葉にまた…?
2-3日、様子を見ておこうと思う。







2018/05/25

アゲハとキアゲハ 9 16日に蛹化した3頭が羽化

キアゲハ、16日に蛹になった3匹が羽化した!
蛹化後10日経っての羽化。やはり冬場と違い、春の羽化は順調のようだ。

昨日から最初の1匹の蛹が黒くなり、今にも羽化しそうな様相となった。
おそらく明日(25日)の朝だろうと思い、見逃すまいと5時半に起きたが、うとうとしている間に(6時ごろ)羽化してしまっていた…。

『夏の貴婦人』との異名も持っているというキアゲハ、なるほど、大柄でとても美しい。
背中のたっぷりとしたふさふさ、アクセントのブルーのラインと赤い点がなんともおしゃれ☆☆☆
自然の造形は本当にすごい。

3匹が次々と羽化していった。

翅を乾かし、羽化から2時間ほどたつと、最初に羽化したこがバタバタし始めた。
翅を痛めてはいけないと、ベランダでケースの蓋をあけた。
ひょこッと出てくると、差し出した私の指に乗っかったので、近くのビオラに移動。
大切に育てたビオラと美しいキアゲハの共演にしばしうっとり。

天気はいいが風が強いので、キアゲハはなかなか飛び立てない様子。
まぁ、翅が温まるまで、飛び立つ準備ができるまで、ゆっくりしていってくださいよとしばらく様子を見ていた。

1時間くらいたっただろうか、風に乗るようにふわりと飛び出し、そのまま大空へ…。
北の彼方へ、空高く舞い上がって行った。

その後、2頭も大空へ。
最後の1頭はなかなかケースから出てこず、午後2時頃になってようやくベランダから、まずは鉢植えの花にしがみつき、他の蝶同様、風に乗るように飛び立っていった。


蝶が羽化し、さよならする瞬間は、いつも心にサーっと冷たい風が吹く。


{飛び立ったあとは、彼らの生きざまをまっとうしてくれればそれでいい。
 どうか無事に命をつないでね。
 
 やはり青い大空が彼らには似合う。
 でも幼虫時から過ごした約1カ月、思い出がたくさんある。
 虫には記憶があるというが、また戻ってきてくれるだろうか・・・。}


大空に消えていく彼らを見つめて、そんなふうに思っていた。


シジミチョウ 5 2匹が蛹に

1ミリもない卵から、無事に孵化し、毎日摘んでくるカタバミを食べてくれて、順調に育ったシジミちゃん。
1cmほどの体調になったかと思うと、ほどなくして、2匹とも前蛹→蛹化した。

自然界では葉の裏や枯葉の中で蛹化するらしいと聞き、枯葉に見立てた紙をクシュクシュしたものをケースに入れておいたのだが、それには目もくれず、2匹ともキッチンペーパーの裏の隅っこで前蛹となり、1日置いて蛹となった。

幼虫の頃も俗にいうワラジ型というもので、ずんぐりぽってりとした形がとてもかわいらしかった。芋虫でこんなにかわいいこは見たことないと、個人的に思っている。
そして蛹もとっても小さくてコンパクト。

5/18 産毛が可愛いシジミチョウ幼虫。

5/18 全部で二匹。目視が大変でした。

5/21 ちょっとずつ成長してシジミチョウ特有の
ずんぐりむっくり俵型に。

羽化の時、這い出してくるようなので、紙コップを半分に切り、下の部分にガーゼを敷いて足場を作り、その中に2個の蛹を入れた。

6月上旬の羽化がとても待ち遠しい。


前蛹。そして蛹。脱皮した後が蛹のそばに。

カーゼをしきつめた紙コップに移動。


2018/05/24

シャクちゃんは常に枝のふりをする 〜5 ミントちゃん18日目に羽化

蝶は大好きだけど、そもそも蛾はそんなに得意ではない。
大水青やヨナクニサンなど、美麗な種も多い蛾ではあるが…。

そんななか、シャクガ=ヨモギエダシャクのミントちゃんが今日羽化していた。
モノトーンの淡い模様で、蛾らしく翅を大きく広げてペトッと蓋の裏にくっついていた。
蛾の活動は夕方からだろうと、午後6時頃、ベランダでさよならをした。
翅は薄く、ケースの蓋の緑がすこし透けていた。ボディは太め。
そしてまん丸オメメのひょうきんなお顔立ち。

この蛾を飼育することになったのも、私の育てているミントやスミレに付いていた、尺取虫がなんともかわいらしかったから。
細い身体で奇妙な歩きをし、時に口から出した糸でターザンごっこ。
多食なシャクちゃんはミントもスミレも(母親の育てているゼラニウムにもいたがこちらは母の手によりお☆さまに…)もぐもぐと食べ、終齢になったころにはあの細身のおもかげなく、むっちり太り、横になってむしゃむしゃしている姿は、まるでオジサンのようだった。

蛾に対する偏見は私も人並みで、毛虫だとかさされて痛いとか、鱗粉だとか、卵は密集して産むだとか、そういうイメージだったけれど、シャクちゃんはちょっとちがっていた。
尺取虫が蛾になるということもつい最近しったし、群生してわさわさしているイメージの強かった蛾の幼虫だが、シャクちゃんはひとつの株にぽつっと、孤独に食事をしていた。
そんなに株を食い荒らされることもなく、彼らが育つだけの食材はたっぷりとあったので、飼育してみようとなったのだった。

さよならの時はなんとなく寂しい気分にもなったが、ここにはあまり戻ってこない方がよいよと思ったり…。


2018/05/23

アゲハとキアゲハ 8 アゲハの幼虫がすべて終齢に

今日、レモン組(レモンについていた幼虫2匹)とキンカン組(キンカンについていた幼虫2匹)が、すべて終齢になった。
脱皮する直前、鳥フン状態から青い身体が透けて見えるのでわかる。また1日動かなかった幼虫がウニウニと動き出す。

キンカンとアゲハ幼虫。

脱皮直後の終齢幼虫。まだ、しわしわです。


レモン組も食料について厳しいものがあるが、
キンカン組でも困っていることが一つ…。

幼虫はどうも古くて固い葉が好みではないようで。。

二匹とも終齢になったので、多少固い葉でも大丈夫だろうと、新芽ではなくややオールドな葉をいれたところ、なかなか食べようとしないでケース内をうろちょろうろちょろ。
大きい子にいたっては、ちょっとかじり試食して、{これはまずいっす}?とその後見向きもしない。

固そうな葉をいれてから6時間、根負けして、新芽を入れた。
キンカンは私の木ではないし、新芽を摘むのはとても心が痛むのだが…。
早く大きくなって蛹になってくれるといいな。。


元気に咲くバーベナ。アゲハは赤色が見えるという。



2018/05/21

ツマグロヒョウモン~保護したツマさんたち(ミコちゃん)54~ ツマちゃんとミツバチ 

連日、爽やかに晴れている。
窓を開けていると、涼やかな風が入ってきて気持ちが良い。

ミコちゃんは羽化して81日目となった。
翅は欠けそうで欠けていない。最近は激しく動くこともなく、ネットの中を翅を優雅に動かしながら移動している。


外では連日、メスのツマグロヒョウモンがビオラに訪れてくれた。

ある天気の良い午前中、やわらかい風のなか、ゆったりと滑空しながら舞い降りた一羽のツマグロヒョウモンのメス。
まだ羽化したばかりだろうか、翅がとても瑞々しい。
ふわっと私の周りを飛んだかと思うと、確かめるかのように鉢植えの花に次々と止まって行った。
マリーゴールド、真っ赤なバーベナに、クローバーの鉢(これにはテントウムシの大家族が住み着いてくれている)、そして冬から咲き続けているビオラ。
ビオラに止まった時、いつも着ているミツバチがツマグロヒョウモンのおしりをひょいっと押した。それに驚いたツマちゃんはささっと飛んで行ってしまった…。

花はたくさん用意しますから、ハチも蝶も、仲良くやってくれればよいのに…。
縄張りのようなものがあるのだろうか。


そういえば樹液にも蝶やハチが集まってくる。恐ろしいのはあのスズメバチ。
いつだったか、近所の森の木にルリタテハが二頭いるのを見つけ、近寄ると、そばに大きなスズメバチがいて、恐る恐るその場を離れた覚えがある。。

今読んでいる虫の本によれば、その肉食のスズメバチを追い払う蝶がいるという。
国蝶のオオムラサキ、それもメスだとか。
彼女がやって来ると、スズメバチほか、どの虫も退くという。そして追い払われた弱い蝶たちが樹液を吸いに戻ってくるのだという。

虫の世界は知れば知るほど面白く、本当に奥深い。



夏の花。サフィニア モモイロハート。

こちらはサフィニア ブーケ。摘心なしでこんもり咲くけど、
茎がちょっと折れやすい…。


アゲハとキアゲハ 7 キアゲハ7匹が蛹化に成功

鉢植えのパセリについていたキアゲハ、1匹を残し全て無事に蛹化した。
美しいフォルムのレモンイエローの蛹が7個。
あるものは割りばしで蛹化し、あるものはケースの蓋の裏でなった。
ケースの蓋の裏はツルツルとして羽化時の足場に不安があったため、捉まりやすいようにガーゼをつけた。
別ケースにて蓋裏でなった幼虫で、微妙な位置で蛹化したものは、そのケースにあらかじめ貼っておいたガーゼを切り取り割りばしに巻き付けておいた。
割りばしでなったものには羽化後止まりやすいように、木でできた洗濯ばさみにカッターで傷をつけ、蛹の上部分ににつけておいた。

ひとつだけ、ケースのツルツルの側面でなってしまったこがいる。
蓋の裏よりもさらに足場が悪いので、蛹のうえに、這いやすいようにガーゼを貼っておこうと思う。

試行錯誤の連続だけど、皆無事に羽化してほしい。
最初の3匹は16日に蛹化したので、予定は30日頃だろうか。
その次の2匹が18日、さらに2匹が19日、蛹化した。

残る一匹はまだ小さい個体で、脱皮を待っているのか、1日以上動いていない。

前蛹。あの大きい身体がみるみる縮み…。
無事蝶になれますように、とお祈りしているかのよう。

そして、なりたての蛹。

しばらくたって完成。レモン色でしゃきっとしてます。

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一方、キンカンとレモンの木についていた合計4匹のアゲハ。
食材の調達がやや難しいと感じている…。
2匹がすでに終齢の装いになり、ミニミニ芋虫のようでとてもかわいい。
あとの2匹の小さい個体はまだ鳥フン状態だ。この時は新芽の方が良いとされ、キンカンは比較的新芽が多いので苦労しないが(とは言っても母親の木であり小ぶりなので新芽を摘むのはその都度心痛い…)、レモンの木は3月の冬の日に落雪により枝がざっくりと割れ、華奢な体がさらに小さくなってしまっているので、新芽もそんなについていない。
柔らかい新芽は鳥フンのこにゆずり、早々に5齢となったこには硬めの葉を食べてもらっているが、パセリをもりもり食べていたキアゲハの幼虫に比べ、食がやや細いように思う。
やはり新鮮な葉を好むらしく、毎日、葉を摘んでは、水処理(コットンに水を含ませ切った部分をそれでアルミホイルにて包む)して与えている。


パセリは葉が柔らかく、栄養価も高いし、ヒトにもとってもよい食物だから、あれだけ旺盛に食べていた幼虫が日増しに大きく育ち、早々と蛹化したのは納得がいく。
育ててみた感覚で言うと、1匹あたり70g程のパセリを食べていた印象。
小さな鳥フン状態の時と、終齢になった時の食欲は比べ物にならない。


今回、気づいたことがもう一つ。
やはり、アゲハの幼虫は脱皮した皮を食べるということ。
気まぐれで食べないこもいたが、大体間食して、跡を残さなかった。

脱皮して終齢に。直後なので顔がまだ白い。
このあとじわじわ、歌舞伎顔に…。







2018/05/15

シジミチョウ 4

不安になるくらい小さいシジミチョウの幼虫。
昨日、2匹いることが確認でき、ほっとしたところ。

現在、2ミリくらいだろうか。
シジミチョウの幼虫特有のワラジ型で、かわいらしい姿になってきた。




ツマグロヒョウモン~保護したツマさんたち(ミコちゃん)53~ 

今日も穏やかに晴れているが、気温は28℃に迫ろうとしている。
四季の流れが速すぎないかと思うこの頃…。

ミコちゃんは羽化して75日、蝶界ではだいぶお年寄りになってきたことだろう。
左の翅が大きく欠けてしまいそうで、ハラハラしている。
それでも、翅を広げた姿はやはり美しいのだった。

昨日、家のそばのビオラに、ツマグロヒョウモンのメスが訪れてくれた。
立派なサイズのメスだった。

オスの姿はとんと見かけないのだけど、無事に卵を産んだのだろうか?



アゲハとキアゲハ 6 ショック!!

柑橘の葉を間違って食べてしまったキアゲハのチビ幼虫。
ぐったりとしていたものの、その後、なんとかもち直してうろちょろしていた。
ほっとしたのもつかの間、
次の日ケース内を見ると、チビがいない。
どこにもいない。??
大、中サイズの幼虫が6匹いるがチビが確認できない。

まさか?と思い、「キアゲハ 共食い」で検索。
いろいろと記事が出てきた…。

どうやら、アゲハの幼虫は、共食いをしてしまうらしい…。
無知は罪、というけれど、まさに想定外だったので、調べようがなかった。
ああ、なんて事だ…。… … …


その後、すぐに、大きな幼虫を3匹、中くらいを2匹、無農薬パセリを与えている2匹とケースを分けた。
購入した無農薬パセリを食べている幼虫も順調に成長している。食糧難の時は、このパセリが使えそうだ。

13日、大きな幼虫3匹はすぐに前蛹→蛹化できるよう、特別室に。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一方、卵から育てているアゲハの幼虫も順調に育っている。
こちらの方が食料調達が難しい。
そして、別のレモンの木にくっついていた2匹も、母親が困っているので捕獲。
小さい木のためこれ以上は無理ということだが、葉っぱをもらうことは確約。

うちのキンカンもレモンの木もすぐに限界がきそうな大きさ、、
もっと大きな柑橘の木があるからそこに産卵してほしいのだが。。。
蝶たちの必死なのだろうなと思う。





2018/05/13

シャクちゃんは常に枝のふりをする 〜4 スミレちゃん、土に潜る

今日、尺取り虫のスミレちゃんはケースのなかをうろちょろ、うろちょろ。
ご飯が足りなかったかと思い、ベランダで育てているスミレから葉っぱを三枚取り、ケースに入れた。

その後様子を見ると、葉を食べている様子もなく、スミレちゃんの姿がない。
ケースの下をふと見ると、キッチンペーパーの下に潜ったスミレちゃん。
ややまっすぐになり、眠っているよう?
もしかして、土に潜りたかったか?
ユルいうんちをしていなかったので、気づかなかった。。
このまま蛹になるかなと思いほっておくと、しばらくしてまた忙しく動きだした。
いまいち具合がよくなかったらしい…。
うろちょろするスミレちゃんをなんとか蛹化用土ルームに移動。待ってましたかのように、土の中へすぐにもぐって行った。
そのさい、背中の筋が点滅するように動いていたのが不思議だった。

一週間前に潜ったミントちゃんにぶつからなかっただろうか…。

2018/05/11

シジミチョウ 3

シジミチョウの幼虫は孵化してから1週間経った。
まだまだ小さく、確認するのが一苦労…。
2匹産まれたはずだが、目視できるのは今のところ1匹だ。

5月5日撮影の幼虫。

5月6日撮影の幼虫。



カタバミは小さくて茎も細いため、すぐに萎れてしまう。
コットンに水を含ませ、それで茎の末端を巻いて、さらにアルミホイルで包んだものをケースに入れてあるが、幼虫の様子をみるついでに、毎日枯れたものを省く。幼虫がくっついていないかよーく見て。

今日も幼虫は同じカタバミの葉にくっついていた。昨日食痕が確認できたので食べたのだと思うが、それから動いていないらしい。
幼虫は半透明から乳白色に変わり、ちょっと大きくなったようだが、また脱皮に備えているのだろうか。

あまりに小さいので、正直、毎日不安になる‥‥。

いろいろなブログを読むと、植木鉢にカタバミを自生させ、そこに卵を産み付けられたら、それを飼育するというのが一番よい飼育方法のようだ。

先月末に、母シジミがカタバミに卵を産み付ける瞬間に出会えたのは、
今思うと、本当に運が良かったのかも。


アゲハとキアゲハ 5 キアゲハの幼虫が誤食…

キアゲハは幼虫、成虫ともにちょっと変わった行動をする?
最近読んだ虫の本にそう書いてあった。
そうなのだろうか?

キアゲハの小さな幼虫が数日前からケース内をうろちょろし、水差しで入れておいたキンカンの葉によじ登り、卵から産まれたばかりのアゲハの幼虫の邪魔をしていた。
そしてうっかり?キンカンの葉を食べてしまったようだ。
かじりあとのすぐそばでそれから動かなくなってしまい、昨日はのけぞった状態になってしまっていた。

同じ種でも、異なる食草を食べることはよくないのだろう。
一緒のケースに入れていた私の責任でもある。しかし、虫もバカではないと思い、まさか、食べてしまうとは…。

その小さなキアゲハの幼虫を葉ごとそっと引き離し、アゲハとキアゲハを別々にした。
昨日の時点ではかすかに動いていたが、キンカンの葉を誤食したこのキアゲハの幼虫はもうだめかもしれない。
ごめんなさい、としか言いようがない…。


アゲハの幼虫は少しづつ成長している。キアゲハと比べると、やや色が茶色い。まだ幼い幼虫のため、新芽を摘んで与えている。休み休み、少しづつ食べているようだ。


一方、キアゲハは、一番大きな一匹が脱皮し、あの派手な装いに変わってきていた。なんともにぎやかな感じだ。
毎日様子を見ていると、幼虫は休んでいる事が多い。時々思い出したようにむしゃむしゃと食べ、消化を待つように、ただひたすらじっとする。それの繰り返しだが、それでも着実に大きくなっている。個体差は相当ある。

先日届いた無農薬のパセリを2日前から与えている幼虫も元気そうだ。
食糧難に陥いる前に、ネットで購入しておくとよいかもしれない。

試行錯誤の日々が続く。



2018/05/07

ツマグロヒョウモン~保護したツマさんたち(ミコちゃん)52~ 

今日はあいにくの雨模様。

ミコちゃんは左の翅に亀裂が入り、大きく欠けそうで、私自身ハラハラしている。
こういう曇りの日は、外の蝶たちも休んでいることだろう。
水曜日までぐずつくようだから、ミコちゃんも活動のお休みタイムとしよう。

外では早くもコスモスが咲き始めている。
ツマグロヒョウモンたちが大好きな花である。昨年の秋、この花に止まっている姿を多く見かけた。

川沿いでは再生したスミレがたくさん生い茂り、虫たちにとっては食べ放題なのだけど、ツマグロヒョウモンの幼虫は見かけない。
近所で飛んでいる姿も目にせず、ちょっと寂しい気持ちになる。

5月6日撮影のミコちゃん。まだまだ元気です。



シジミチョウ 2

小さくて目視が大変なシジミちゃん。
毎日、様子をみているが、目視できるのは1匹だけ…。
もう一匹いるはずなのだが、どこへ隠れているのやら。。

5ミリぐらい大きくなってくれれば、お世話も楽になるのだが。
終齢幼虫は12ミリくらいらしい。

ケースに入れておくカタバミは毎日新鮮なものを採取し、枯れたものがあってもそのままにしている。なぜなら小さすぎて見えない幼虫を間違ってポイしてしまったら大変だから。


先日、外では夜、スズメガが卵を産み付けているのを目撃した。
スズメガ特有の丸々とした身体から出てきた卵は緑色。次々と産み付けていく。
シジミチョウのそれをくらべると何倍だろう…。
まぁ、芋虫の大きさもスズメガクラスは超ド級ですが。


シジミちゃん、目視が楽になるぐらい、どんどん大きくなってください。。

アゲハとキアゲハ 4 次々脱皮

キアゲハの幼虫は成長度合がそれぞれ異なるようだ。
眠に入ったと思いきや、次々と脱皮していったが、まだまだ小さいこもいる。



アゲハ幼虫の食草のキンカンも同じケースに水差しで入れており、キアゲハの小さいこがそこによじ登って、3ミリあるかどうかのアゲハの幼虫たちの邪魔をしていた。

今すこし不安なのが、このキアゲハの幼虫を育てるパセリが足りるかどうか…。
8号鉢に2つ、6号鉢に1つ、小さいポットに3つ苗があるが、もしも足りない場合は無農薬のパセリを食べてもらうことになるだろう。
土壇場で慌てたくないので、無農薬のパセリを購入しておいた。
無事に食べてくれるだろうか…。
間違ってもスーパーで購入するパセリは与えられない…、とネットで調べていて思う次第。。



もっと深刻なのは柑橘の葉を食べるアゲハの幼虫。
ケースには2匹でこのこたちを養育する分の葉はあると思うが(母よ御免)、それ以上は無理と思う。

来年~それからのことも考え、私も柑橘類の苗を購入しておこうと思う。
そしてパセリの種まきは、すぐに始めた。

シャクちゃんは常に枝のふりをする ~3匹の尺取虫~4 ミントちゃん土に潜る

尺取虫のミントちゃん、最初は糸のようだったボディが、ミントをモリモリ食べ、
みるみる太っちょになった。
最後は尺取虫とは思えないほどのムチムチボディに…。

5月4日撮影のミントちゃん。太りました。


そして、昨日、緩いうんちをしたので、もしやと思い、土を入れた別のケースを用意し、そこへミントちゃんを入れた。

ヨモギエダシャク他、蛾は土に潜って前蛹→蛹化することも多い。
ミントちゃんも昨日の晩、最後にミントをひとかじりして、土に潜ったようだ。
羽化は1週間後ぐらいだろうか。

一方、スミレちゃんは脱皮し、一回り大きくなる準備も整った。
ミントちゃんにくらべやはり成長が遅い感じだ。
3匹目の尺取虫はミントで育てることにした。

2018/05/04

アゲハとキアゲハ 2 卵が孵化

キアゲハの幼虫は全部で6匹となった…。
パセリをもりもり食べている。怒るといっちょまえに触覚を出す。
腹巻のような白い帯もはっきりとしてきた。
6匹いるので成長度合いはそれぞれの様子。
あとはうちの無農薬パセリがそこをつきないか、心配だ。


一方、5月4日、アゲハの幼虫が2匹、孵化した!

卵に黒い影が…。

 卵にすこし黒いものが見えたので、もしかたら・・・と思っていると、その1時間後ぐらいに小さな幼虫がひょこっと出ていた。


その後、孵化!

卵の殻を食べています。最初のお食事。

少し経つと黒っぽくなりました。


その後、卵の殻を食べ、新芽をうろちょろ。。

産毛がなんともかわいらしい。


シジミチョウ 1 卵が孵化

5月3日

とっても小さなシジミチョウの卵が孵化した!
目視できないくらい幼虫も小さい…。

羽化したばかりのヤマトシジミ幼虫。産毛がかわいい。上に見えるのは卵の殻。


カメラで何とか接写すると、産毛の生えたかわいいこが移っていた。
カタバミを削るようにして食べているようだ。

それにしても、本当に不安になるくらい小さい。
このこたちがあのカタバミの中で生きているのか…。

カタバミという植物はシジミチョウに取ってなくてはならない存在だ。
先日も、シジミチョウがコンテナに咲いているカタバミの黄色い花から蜜を吸っていた。
幼虫の保育園であり、レストランであり、とっても大切な存在だろう。

一方、ニンゲンからはカタバミはほぼ雑草扱いだから、常に抜かれて、根から枯らされることも多い。
シジミチョウの生育にも少なからず影響していると聞く。

私はこの小さいながらも美しくてたくましいシジミチョウが大好きで、かわいらしいカタバミも好きなため、コンテナに生えているものはそのままにし、鉢植えでもカタバミを育てている。

カタバミは夜になると葉を閉じる。
それをみると、ああ、このこたちも生きているんだなぁ・・・としみじみ思う。

ベランダに遊びに来たシジミチョウ。

シジミチョウは一見地味ですが、
翅を広げたときの淡いブルーは素晴らしいです。
天気の良い日は翅を広げながら日光浴している姿をよく見かけます。





シャクちゃんは常に枝のふりをする ~2匹の尺取虫~3

尺取虫のミントちゃん、ミントをよく食べ、まるまると太ってきて、寝転がって食べる姿は、ムチムチしすぎて、もはや尺取虫にあらず…。
それにしても、フンが大きい。そして大量。毎日ケース内を掃除する。
ツマグロヒョウモンの幼虫と比べると、水分が多いように感じる。
土に戻したら、よい肥やしになりそうな。。


かたや、スミレの葉を食べるスミレちゃんはミントちゃんと比べ成長が遅いようだ。
脱皮もまだである。
やはりミントのほうが栄養価が高いか。

ミントちゃんは先日浮気をしてスミレの葉を食べていたが、すぐにミントに戻っていた。
この際、スミレちゃんもミントを食べてくれないだろうか。
ミントの摘心にもなって、一石二鳥なんです。。


そして今日、、ベランダの水やり用ペットボトルにまたもや一匹の尺取虫。
所在なさげにくっついているので、こちらも飼うことに。
このこをミントちゃんと同じケースに入れていたら、小さすぎて脱走、蓋の上で枝のふりをしていた!

尺取虫は危険を察知すると枝のふりをするようだけど、やはりかえってめだつような…。

なんともけなげな虫たちです。。


2018/05/01

アゲハとキアゲハ 1

今日は5月最初の日。

29日はシジミチョウの卵に次いで、次の日、アゲハチョウの卵が!!

午前の早い時間、いつものごとくベランダで花の手入れをしていると、
ふわふわと漂うやや大きめな影が、背後から映り込んだ。
ふりむくと、一頭の美しいアゲハチョウが!

まわりの植物を念入りに調査している様子。


{ミント → ちがう、 パセリ → ちがう}


そして柑橘類のキンカンの木のまわりをふわふわ。
1個、2個・・・卵を産み付けていった。
ちゃんと新芽に産み付けているのがすごい。新芽はおいしいだろうなぁ~。

キンカンの新芽に産み付けられたアゲハの卵。


目視できたのは2個、それを育ててみることにした。
(キンカンは母親の木なので、養育に葉っぱをもらうことを了承済み。別にあるレモンの木は療養中なので絶対ダメと…。)
卵はとってもきれいな淡い黄色の玉。
これがアゲハチョウになるのかと、興味深々。。

アゲハチョウのイモムシは外で育つと、かなりの高確率でハチやハエに寄生されるようだ。
私も昨年、それで残念な目にあった。
卵から育てるとき、与える葉を洗うなどして気を付ければ、しっかりと蝶に育つのではないかと、期待している。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そして、同じ日、夕方の花の見回りをしていると、今度はパセリに黒いものを見つけた。
2ミリあるかどうかのとても小さな黒い個体で、腰のあたりに白い線。
よくみるとツマグロヒョウモンの幼虫にも似ているようだが、パセリにつくはずがない。
もしかして…、とネットで調べると、どうやらキアゲハの幼虫のようだ。

夏の貴婦人といわれるキアゲハの幼虫。まだ産毛が生えていて初々しい。
パセリを揺らすと、黄色い触覚を出しました。

母親のパセリなので、まちがって採種→捨てられてはいけないと、このこたち(合計4匹)も持ち帰った。
(あとで、パセリを食草にもらうことも了承頂いた。スーパーのパセリはちょっとよくないとのネット情報なので…)



花はどんどん育ち、咲いていくし、水切れも激しい。

ツマグロヒョウモンのミコちゃん、シャクガのミントちゃん・スミレちゃんに続き、
どんどん仲間も増えて、、、
この夏、とても忙しくなりそうです。

早速花盛りになってきたサフィニア・ブーケ。





シャクちゃんは常に枝のふりをする ~2匹の尺取虫~2

昨日、ミントちゃんはケースの中をうろちょろし、壁面にくっついたかと思うと、今日の朝までじっとしていた。
ちょっと様子を見るとなにやら、顔が取れそうな様子…。これはツマグロヒョウモンの幼虫でも見たことのある、脱皮の合図(とかってに解釈)?。

それからほどなくして、ミントちゃん、脱皮が完了した様子。
フレッシュな感じのミントちゃんがじっとしていた。

これからどんどん大きくなるのね。
『イモムシハンドブック』にの写真をみると、ヨモギエダシャクの幼虫は尺取虫にしてはなかなかのむっちり体格で、6cmにはなるという…。
ちょっと怖いような、わくわくするような。。

午後、ミントちゃんをみると、あったはずの脱皮した皮がない。
食べてしまったようだ…。そして、顔の部分は残っている……。
たしかアゲハの幼虫も皮を食べてしまうという。

ツマグロヒョウモンのトゲトゲ幼虫は脱皮後、脱ぎっぱなしだったが、あのトゲトゲは食べにくいか、と思いつつ。。
芋虫それぞれ、なんとも個性的で面白い。

枝のふりをして休むミントちゃん。上向きです。
手がきゅっとなっています。

小さいながらも葉っぱの上でシャキッと枝のふりをするスミレちゃん。
かえってめだつような・・・。