シコリの手術から一カ月半ほど経った。
その間、服は着せていた。昨日、病院へ行くために久々に服を取ると、30分以上かけて毛づくろいをしていた。
もともと毛づくろいが大好きなわさびだから、そうとうストレスがたまっていたのかもしれない。
微笑ましく見ていたが、傷の部分を気にして舐め続けるのでこれはよくないなと思った。
とりあえず様子を見た。
簡易ケージはなかなか気に入ったようで、術後もその中で休んでいたり、ゴハンを食べたり、おしっこをしたりと至れり尽くせりな感じだったのだが、その隠れ家遊び?もブームは過ぎた様子。
ただ相変わらずゴハンはそこで食べるし、トイレもよく使うのでしばらくこのままでいようと。
災害時のことも考えると、ケージに慣れてくれた(しかも気に入ってくれた)というのは怪我の功名だったかもしれない。
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いたって元気そうなのだが、別に気になる症状が出てきた。
頻尿である。
今月に入って気づいた。毎日、5回から6回している。しかも、色が薄く臭いも少ない。
これは腎不全の兆候ではないか?ついに、恐れていたことが!!
もともと尿石症があり、ストラバイトもシュウ酸もでてしまうこだったので、高齢になりいづれは…と思っていたが、それでも戦慄が走った。気づいたその日からあまり眠れなくなってしまった…。
すぐに尿を持参し病院に検査に行った。
比重が1.03、シュウ酸が出ており鮮血も出ているが膀胱炎ではないようだ。
腎臓に問題があるのかどうかは血液検査(+SDMA)を受けなければわからない。
この血液検査に関しては、クレアチニンなどに値が出てしまった時は腎臓の75%が機能を失っているという。
SDMAはそれが40%の段階でわかる可能性がある。
迷わずお願いした。
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さて、その後すぐに病院へ行き、術後検診、検査とワクチンを打ちに行った。エコーも入れてのフルコースである。
傷の状態も診てもらったが良好。再発は、、わからない。転移は少ないようだが可能性がないわけではない。
舐め壊す可能性があるので服はまた着せることにした。
血液検査はBUNが上昇傾向、クレアチニンは正常。SDMAの結果は3日後くらい。
実家の猫が苦しんだ甲状腺機能亢進症の検査もお願いした。この甲状腺機能亢進症でも多飲多尿となるらしい。
エコーではやはり腎臓、膀胱双方に石が見つかった。シュウ酸だろうとのこと。
シュウ酸は療養食では溶かせない。なるべく尿で出すことが大事というが、それでも6回は多い…。
わさびはひどい外耳炎もやった。6年前のことだ。
それから家では定期的に専用アルコールで耳を洗う。いづれこのことについても書き記しておこうと思う。
耳の状態は少し油のかたまりが見えるが良好だった。
体調に問題もなく、ワクチンも打った。三種混合の生ワクチン。
これは10年前から変わっていない。
このワクチンがこれまで怖い猫風邪からわさびやくるみを守り、今回の入院中も不安が無かったのだと、このご時世で改めて思う。
わさびは診察中も終始ニャオニャオとなにか言っていたが、帰りには疲れてしまったのかだんまりに。
それはそうだ、フルコースだもの。ニンゲンだってげんなりです。。
腎臓の検査結果は来週。
そこで腎不全が発覚すれば、否応なしに腎臓サポート系のごはんに移行。
尿石症もある猫に、これが結構不安なのである・・・。