Kyon {Silence Of Monochrome}

Kyon {Silence Of Monochrome}
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2019/01/28

アゲハとキアゲハ 34 一喜一憂。

1月28日、今日は午前中曇っていたが、午後にキラキラと輝く日の光。
南風がけっこう激しく吹いている。

キーちゃんは羽化して17日目となった。
昨日は朝と昼、食事をした。キーちゃんのストレスを考えて、基本1日1回としているのだけど、昼にネットに入れたミニ鉢植えのベコニアの赤い花に口吻を刺していたので、お腹が空いたのかと思い、食事をあげたのだった。(この鉢植えは自家製無農薬なので安全なのだけど、残念ながら蜜は吸えなかったようだ)

餌やりの時、なるべく翅の付け根を軽く持つようにしているのだが、それでも鱗粉が指についてしまい、だんだんと翅が透けてきてしまった。
ごめんね、キーちゃん。。

朝はスムーズに食事をしてくれるようになった。
食後、日の光で体を温めながら、翅を動かし軽く運動。
結構動いていたので、お腹が空いているかなと、お昼にもう一度ハチミツ水をあげてみたが、それは要らないようだった。
ネットの上側で再び休もうとすると、ぽとっと落ちてしまった…。
二度目の食事で、疲れてしまったのかな…、とちょっと反省した。

大食漢のツマグロヒョウモン(成虫)も蜜を吸わない時はあった。
無理強いはしない方がいいし、アゲハの場合、食事介助に翅を持たなければならないので、朝ご飯を食べてくれたなら、体力消耗させないためにも、今の時期は気温が低く動きも鈍いし、食事は1日1回にしておこうと思う。

蝶と暮らすと、一日一日がさらに大切に、大事に、特別に思えてくる。
それは今も昔も変わらない真実。小さな彼らの大きな力だ。


キーちゃん、大切にするから、少しでも長く一緒にいようね。


2019/01/25

アゲハとキアゲハ 33 羽化して2週間目

1月25日、今日は久々に曇りで寒い。
キーちゃんは羽化して14日経った。まだまだ元気だ。
朝に食事をした。初めてハチミツ水を自発的に飲んでくれた。
毎回これならお互いにとても楽なのだが…。

その後、窓際に吊るしたネットのなかでじっとしていた。
あまり日が入らないのでこのまま休むのかと思いきや、思い出したようにわさわさと動き出し、ネットのなかにあるビオラに口吻をあて始めた。
お腹が空いたのかと、急いでハチミツ水を作りあげてみたが、
そちらには見向きもせず、バタバタと動き回って忙しない。
そのうちネットの側面で激しく翅を動かし始めたので、そのまま様子を見ていた。
5分くらいだろうか、再び静止したので、さらに時間を置き、
今度は介助付きのご飯となった。
もう口吻をつけると素直に飲むようになった。4分くらい吸っていた。

後ろ翅が少し傷んできてしまった。
前翅はまだまだ奇麗だが、なにせ大型の蝶なので、そのうち欠けてきたり切れたりするのはやむを得ないだろう。
しかしこのこはメスなので、オスと比べてゆったりと飛ぶ。痛みのスピードは低いのではないかと思う。
記憶の中では、抜群の飛翔力ですばやく飛ぶツマグロヒョウモンのオスは、
ネットの中でも激しく飛ぶため、翅の痛みが著しかった。


2019/01/23

アゲハとキアゲハ 32 羽化して12日目

1月23日、今日も日差しが暖かい1日。

キーちゃんは昨日今日とハチミツ水を吸った。
今日は7分くらい吸っていた。

私も翅の付け根の固い部分を持つことに慣れてきたし、キーちゃんも蜜の味に慣れてきたのだろう。
しかし毎度、食事の介助は緊張する…。
ツマグロヒョウモンのように自発的に吸ってくれたらなぁ………。

こつはキーちゃんの動きがまだ鈍いうちにすること。そして、蜜は「薄めで甘め」ということ。蜜は納得するまで何回も作り直す。

キーちゃんは蜜を吸いながら、口吻を手でしごくようなしぐさをした。それがまた可愛かった。

我が家は気温15℃前後と低めなので、特になにもしなければ蝶はじっとしていることが多い。特にアゲハは低温が得意ではないなようだ。

いつものように午後30分くらい日光浴し、パタパタと運動をしてもらった。
そして、そのまま部屋を薄暗くすると、ネットの天井で休みに入った。

2019/01/21

アゲハとキアゲハ 31 キーちゃん羽化から10日目

1月21日、連日の快晴、空気が乾燥している。

キーちゃんは今日も午前中に食事をした。
キアゲハを初めてお世話し初め、気づいた点がいくつかある。ご飯はネットのなかであげている。

1:翅を持つときに、付け根の固い部分を持つと翅が傷みにくい。それでも翅をさわるので、リンプンが取れ半透明になっていくので、翅を破らないよう細心の注意が必要。

2:ハチミツ水は薄めで甘め。ツマグロヒョウモンのときと比べるとだいぶ甘い。
甘めの方がよく吸うようだ。しかし、決して濃い蜜をあげてはいけない。味見してほんのり甘さを感じる程度だ。

食事は1日1回できれば良しとして、そのあとは日光浴などさせて、のんびり過ごしてもらっている。
そして、午後3時には布を被せてネットを暗くし休んでもらう。

蝶のいるネットが吊り下がってる自分の部屋は、間接照明だけで薄暗くしている。これはツマグロヒョウモンと過ごしていたときといっしょ。もう慣れっこだ。

2019/01/20

アゲハとキアゲハ 30

今日も暖かい1日。

寝起きのキーちゃんに蜜を上げると、自発的には吸わなかったが、介助したら吸ってくれた。

五分以上吸ってただろうか、たっぷりと飲んでくれたようで、朝からひとまず安心…。

2019/01/19

アゲハとキアゲハ 29 吸ったり吸わなかったり

1月19日、今日はとても暖かい。

キーちゃん、昨日は午後に食事をした。
翅をそっとつかんで楊枝で口吻を伸ばし、ハチミツ水ティッシュにあてると、その後5分くらい吸っていた。

今日は午前中出かける用事があったので、キーちゃんは14℃くらいの涼しい部屋に暗くして休んでもらった。

午後に食事を与えてみたが吸わなかった。
翅の傷みも気になるし、無理強いしてもいけないと思い、今日はあきらめた。
昨日の夕方からほぼ動いていないし、おなかがすいてないのかもしれない。
排泄はしていた。
少し日光浴をし、運動してもらった。

考えれば外の環境でも、蝶が毎日食事をしているとは限らない。曇りや雨の日は木陰でじっとしているのである。

これまで見てきて、アゲハは吸いたいときに蜜を吸うようだ。
最低限1日2回食事を与えてみて、後はキーちゃんの機嫌と、おなかのすき具合に任せてみよう。

2019/01/17

アゲハとキアゲハ 28 キーちゃん食事する!!

1月17日、おだやかな晴れで太陽のぬくもりを感じる。
朝8時半頃、寝ぼけ眼のキーちゃんを、まずはハチミツ水棒で誘導し、ハチミツ水をティッシュに浸したお皿にのせて、翅に触ることなく楊枝で口吻を伸ばし、ティッシュにつけたら、やっと蜜を吸ってくれた!!
毎日心配いたのでほっとした。。
その間、五分以上。
吸いながらねてしまったのかと思うほど長いので、つかまっている棒をちょっと
動かすと、思い出したように動き出した。
だいぶおなかいっぱいになったのではないだろうか。
しばらく涼しいところで休んでもらったあと、少し日光浴をすると勢いよく翅を動かした。
さて、ネット情報では、食事は1日1~2回とか。
極力、翅には触りたくないし、あまりストレスもかけたくないので、1日1回のご飯で様子をみようかな、と思う…。

2019/01/16

アゲハとキアゲハ 27 キーちゃんが食事しない…

1月16日、晴れて暖かい1日。
困ったことにキーちゃんが食事しない…。
昨日は日光浴後翅もよく動かし、静かになった頃にハチミツ水を与えてみたが、ダメだった。朝夕と何回かトライしたが飲まなかった。その都度翅をさわるので心苦しい。
今日もまず朝方与えてみたが、口吻をつけると少し探るものの、吸わない。
そして、日光浴後、二回トライしたが、やはりバタバタとしてしまいダメだった。
排泄は昨日今日としていた。
狙い目としては、朝の寝起きか、午後休んでいるとき。
あの美しい翅をさわる度、リンプンが剥げてしまうのが辛いが、細心の注意を払い、根気よく接していこう。

気休めですが、、花をたくさん入れてみました。
甘いビオラの香りがします。

2019/01/14

アゲハとキアゲハ 26 キーちゃんの食事

1月14日、乾燥した晴れが続く。
特大ネットに移したキアゲハのキーちゃんは、温度が低いせいか、あまり動かない。
午前中、窓辺にネットをつるし、日にあてるとゆっくりネットの中を歩き回った。
午前中の食事はダメだった。

食事の前は少し羽ばたかせると良いというのを何かで読んていたので、身体が温まり、少し羽ばたき出したチーちゃんに、しばらくして食事を与えてみた。そして、前回よりもほんの少し甘めの蜜を作った。

やはり自分では吸おうとしないので手助けしてみると、今回やっと食事をとってくれた。
一分も満たない間だったけど、蜜に押し付けた口吻をクックと動かしていたので、食事をとったのだと思う。
ひとまず安心した。
ただ食事の手助けにはどうしてもあの繊細な翅をさわらなければならない。
様子はみなければならないが、キーちゃんへのストレスも懸念して、食事は1日1回にしたいと思う。

2019/01/13

アゲハとキアゲハ 25 キアゲハの羽化!!!

1月12日、東京で初雪が観測された、とても寒い日。
部屋のすみ、暗い場所に置いておいた虫かごに異変が…。
何か動く陰が見えると思ったら、キアゲハが羽化していた❗

いつみても宝石のように美しいキアゲハ。
こちらはメスです。
すでに旅だっていった仲間の空の蛹に囲まれて。


あまり暖房を付けないため、普段部屋は18度前後だった。それでも快適に過ごしていたのだが、ここ最近寒さが増し数時間エアコンをつけていた。
恐らくそれが原因だろう…。
昨年8月下旬に蛹になり、羽化しなかったこは三匹。そのうち10月に突然羽化したこは、まだ暖かかったので外に出せた。
その時のことをよく覚えている。
飛び立った蝶は向かいの家の日の当たらない場所に飛んでいってしまい、なかなか体温が上がらずにそれ以上飛べないでいた。
キアゲハは夏の蝶だ。晴れているとはいえ、やはり10月の気温ではダメだったか…このまま動けずにいたらどうしよう……。向かいの家に行きたいが面識もないし………。
不安ばかりが募り、ベランダに出ては蝶の様子を見て憂うの繰り返し。
しかし数時間後、蝶はいつの間にか旅立っており、ほっとしたのだった。
それが昨年最後のキアゲハの羽化だった。
残った蛹は二匹。そのうち大きめの一匹が、昨日約五ヶ月の眠りから覚めてしまったのだった。
(覚めてしまった…と書いて今思いだすのは「パッセンジャー」というSF映画だ。これがなかなかの作品だった)
キアゲハへの懺悔の気持ちと、さあどうするという不安の気持ちが交差する。
不安とは、自発的に食事するツマグロヒョウモンとちがい、アゲハの食事はちょっと難しいということ。
前足に蜜をつけて吸えばいいが、なかなかそうはいかないという。その場合、蝶をそっと掴み、口吻を楊子か何かで伸ばして吸わせるだという。
アゲハが簡単に蜜を吸わないというのは経験上知っていたし、今回もトライしたが前足に蜜をつけても口吻は出さなかったので、意を決して蝶の翅をそっと掴み、口吻を楊枝でのばして試みたが、二回ともダメだった。
室温は19℃位なので動きは鈍く捕まえるのに難はないが、まだ警戒してるのだろう。
明日またトライしてみよう。
私が羽化させてまったことにはかわりない……。
責任をもって、最優先で、蝶をお世話をしよう。

美しいそのキアゲハは、メスだった。
キアゲハ今年の羽化1号という事で、名はキーちゃんとつけた。
しかしいつみても、蛹から蝶に変わる姿は驚くばかりだ。
しかも約4ヶ月の眠りから覚めるというのもすごい!
蛹について、実は死んでしまってるのではと諦めの気持ちがあった。
そのなかでの羽化だった。
(本来の越冬組は9ヶ月くらい眠っている)
人には冬眠もこの美しさも、真似できない。