Kyon {Silence Of Monochrome}

Kyon {Silence Of Monochrome}
上記をクリックするとKyonイラストのホームページとなります。ぜひご覧ください。

2017/09/20

下北沢北口のお店二カ所でポストカード販売しています。

只今下北沢の下記二カ所で、ポストカードなど販売しています。

■下北沢北口 DIAMOND HEROさま

■下北沢北口 素今歩さま

作品をご覧くださった皆さま、
また、ポストカードをお買い上げ頂いた皆さま、本当にありがとうございます!
新作はちょくちょく追加していますので、下北沢にお越しの際はぜひお立ち寄りください。


最近、素今歩さまに追加納品したポストカードのイラスト(一部)です。

「それはわたしのもの」



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

下北沢は個人的にとても思い入れのある街です。
祖母が生前、隣町に住んでいたということもあり、20年くらい親しんでいる街です。
最近は街のお店の出入りも激しく、様相もめまぐるしく変わっていました。
平日でも人が多く、若い学生、観光客、そして地元の人々が忙しく行き交う、アグレッシブでエキセントリックな街です。


私が20代の頃に好きだったお店は、なんといっても「イカール館」。
当時、下北沢で働いていたということもあり、ここのランチはよく利用しました。
店内はちょっと薄暗く、アールヌーボーの香り漂う、ノスタルジックな雰囲気。
重厚な趣に反しランチはリーズナブルな価格で、チキンピラフのなんとも美味しかったこと!
今でも心に残る味です。

同じく北口にあった「エテルナスイーツ」という小さな喫茶店。
こちらはポップな感じでちょこっとした可愛らしい雑貨も売っており、お店のお姉さんもおしゃれで美人揃いでした。
ポテトサラダをのせたチーズトーストがとても美味しかったです。

また北口にあったカレー屋さん(名前を忘れてしまった)。カウンターと少々のテーブル席でしたが、いつも混んでいて、
とにかくカツカレーが美味しかった。


そしてジャズ「喫茶マサコ」。入った時の衝撃は圧巻でした。そしてなんと居心地のよかったこと・・・。あんをのせたトーストがちょっとした休憩や小腹のすいたおなかに丁度よく美味でした。
無くなってしまったことが今でも寂しく、残念に感じます。


これらの店はもうないのですが、下北沢を訪れるたびに懐かしく思い出すお店たちです。


時代のニーズや流行に合わせた街造りや、街の新陳代謝が活発であることは必要だろうし、それはそれで良いことなのだろうけれど、
「ああ、無くなってしまったのか・・・残念だなぁ。」と思わせるようなお店は、
これからどのくらい出るだろうか、古い思い出を片手に、ふと思ってしまいます。

2017/08/23

べっこう細工のような可愛い虫{スケバハゴロモ}

私は病気をして入院したため、その後の体調管理や体力回復にできるだけ歩くように心がけ、近所の散歩コースもでき始めていた。

夏らしくない妙な天気からすこし脱して、少々太陽が覗き始めたとある日の午前。
お気に入りの川沿いを歩いていると、
なにやら葉っぱの上に見たことも無いものが・・・。


すけすけでハート形である。それが葉の上でくるくるとゆっくり動いている。
散歩に必ず持ち歩くようにしているデジカメで、一緒に散歩していた家人に撮ってもらうよう頼んだ(接写がまだまだ苦手なもので)。


べっこう細工のようにかわいらしい。やはりハート形にみえる。

ただ、撮った画像をよく見てみると、蝶や蛾の仲間ではないようで、ちょっと苦手な様相だ。
なんだか蛙の様な、ずんぐりむっくりとした顔とボディ。
調べてみるとこのこはスケバハゴロモという、なんとカメムシの仲間だそうで・・・なるほど。


川沿いの森は、毎日歩いても飽きないほどに多彩な生物の様々な姿が見れる。カメラを持ち歩くのが本当に楽しく、宝探しをしているような気分になる。
怪我の巧妙というべきか、病気をする前はまったく気づかなかった身近な驚き、そして楽しみ。
日々、小さな命に気づかされ、勇気づけられる。

スマホを見ながらうつむいて歩くには、本当にこの世界はもったいない。








2017/07/26

やっと撮らせてくれた。{ツマグロヒョウモン雄}

地元には蝶が良く飛んでいる。
季節によって、飛んでいる種も変わっていく。
例えば、5月ごろよく見かけたミスジチョウ。


空中をなめるように飛ぶ姿は特徴的で、模様と共に愛嬌があり好きだったが、このごろはもう見かけなくなってきた。

変わって最近よく見かけるようになってきたのは、同じタテハチョウ科のヒョウモンチョウ。オレンジ色が大変鮮やかで、真夏の空によく似あう。

アゲハチョウは優雅に飛び、ご覧になってと言わんばかりに木々にとまって羽をゆさゆさしているし、アカボシゴマダラも余裕たっぷりに樹液を吸い、草木の間に休んでいた。
彼らはゆっくり写真を撮らせてくれたのだが、この橙色のヒョウモンチョウはというと、なかなか気難しい蝶で、ちょっとでも近づくと気配を感じて素早く逃げてしまう。
見つけては逃げられ、それを繰り返しなかなか撮れない。

さて、午前中、近くの団地を通ると、二匹のヒョウモンチョウがくるくる楽しそうに飛んでいた。このこたちもタテハチョウ科の特徴か、時々滑空して、すいーすいっと空中を自由自在に舞っている。
連日この様子を見かけていたので、今日はなにかチャンスがあるかもと少しまっていると、一匹のヒョウモンチョウが近寄ってきて・・・



やっと姿を撮ることができた!なんて美しい色だろう。
そして、このこはツマグロヒョウモンの雄だった。

↓こちらがツマグロヒョウモンの雌(2015年9月撮影)




さらに近寄ってみても逃げない。
警戒心の強いこの蝶がなぜ、こんなに近寄っても逃げなかったのかは、すぐにわかった。



何らかの原因で、羽の一部が欠けてしまっている。
飛ぶのにだいぶ苦労がいるのだろう。彼は休み休み飛んでいたのだ。

ちょっと申し訳ない気分になって、貴重なお姿を少し撮らせて頂き、すぐに退散した。


ちなみに目の色も、ひげ(触角)も足もすべて、オレンジ色。
美しい色といい、模様といい、このディテールの細かさ、自然には脱帽である・・・。

とても綺麗な蝶だけど・・・{アカボシゴマダラ春型}

5月も風の穏やかな頃。
買い物帰り、なじみの道を自転車で走っていたらめのまえにふわりと白いものが。


キューっと止まり、植え込みのあたりをよく見ると、とても綺麗な白い蝶が2匹戯れている。

急いでスマートフォンにて写真を撮った。


白いけどモンシロチョウでは絶対ない・・かなり大きいけどアゲハチョウでもなさそうだ。
家に帰って図鑑を引っ張り出し、模様を見るとオオゴマダラが近そうだけど、なんか違う・・。

ネットでいろいろと調べて、これはアカボシゴマダラという蝶の、春型の姿だということがわかった。
アカボシゴマダラは日本では奄美大島以南に分布している南方の蝶 とのこと。

※参照 http://www.pteron-world.com/topics/classfication/nymphalidae/apaturinae/assimilis.html

とても綺麗な蝶だけど、上記サイトによれば、「関東地方のアカボシゴマダラは春になると、白化型という翅の模様が白っぽくなった個体が現れ」ると。
この様な白化型は奄美大島のアカボシゴマダラには見られないとのことで、関東地方のアカボシゴマダラは、何らかの形で入ってきた、あるいは持ち込まれた可能性がある、ちょっと問題児のよう?
意外、というかまさに想定外(知識もないのに想定できるわけがない)・・・。 
そういえば一昨年の夏にもこの子の仲間と会っていた。のんびり羽を優雅に動かしながら、樹液をの吸っていた。
やはり大きかったので遠目からでもすぐに存在がわかった。



またこの子たちに会う時、知識によりちょっと見方が変わってしまうけど、
美しい蝶であることは変わりない・・と思う。






2017/06/06

羽の黒いトンボに出会う

不安と希望のなかを行ったり来たり。まるで小舟に乗って波に揺られているよう。
今月は自分にとってちょっと試練である。

そういう渦中にいると、この世界を構成している様々なものになんとなく関心がいくのは不思議だ。

とある帰り道、いつもの川沿いを歩くと、たくさんのモンシロチョウが楽しそうに輪を描いて舞っているので、ふらふらとすいよせられていった。



するとそのなかにはたはたと黒い影がみえた。

もしかすると、あれはハグロトンボ?


        羽を広げた姿↓

ハグロトンボは別名「神様トンボ」、また「ホソホソトンボ」ともいうらしい。
そのとおり、ボディがとっても細い。
真っ黒だけど、なんだかありがたいトンボのよう。私が出会ったこは全身が黒だったから雌かもしれない。雄のボディはメタリックブルー。

そういえば、空を舞うクロアゲハもいつも神々しいと思う。
また有り難いといえば、先日、アオスジタテハを至近距離で見て、撮ることができた。
いつもは不意に木陰からでてきて、あっという間に空高く舞い上がってしまうのに、
あまりに近くに寄ってきてくれたので、感動でちょっと手が震えて、うまく撮れなかったのがくやしい・・・
青く光るその姿は本当に美しく、まるで空に輝く宝石のよう。。


川沿いをハグロトンボやモンシロチョウに導かれしばらく歩いていると、足元で小さなものがもぞもぞと。

これは子供の頃、野原でよく見かけたオンブバッタに似ているがそうだろうか。

大きい子が小さい子を背負ってぴょんかぴょんか走っていくのを思い出す。
私の家の周りは新しい家が立ち並び、幼少の頃とはもうすっかり様変わりして、
地面はアスファルトに覆われ、自然が少なくなってしまい、虫や蛙といった仲間たちはもうほとんど見れなくなった。

人間のエゴで住処を追われた生き物たちは、いったいどれくらいいるのだろう。
ヒトも地球上の生き物のひとつにすぎないのに、なぜ自分達だけがまるで地上の主の様な顔をして、やりたい放題しているだろう。

そう思うと、住処を追われ、やがて滅んで行った彼らの姿は、自分たちの未来の姿だとつくづく思う。

そういうことを想うと、ふさぎがちな気持ちの雲行きは更に怪しくなるのだけど、
でも、まだまだ、こういう身近なところで、たくさんの生物が命を繋ぎ育んでいるんだなと思うと、
ちょっとほっとした。



※追記
翌日に撮れたハグロトンボ。こちらが多分、雄だと思う。なるほど、ホソホソ。


そしてモンシロチョウはいつ見てもかわいいです。
ふわふわとマシュマロみたい。妖精のようですね。