Kyon {Silence Of Monochrome}

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2022/02/13

わさび アゾディルとラプロス

2021年12月末に取った血液検査は、bun 94.9、クレアチニン4.14。

sdmaは13とギリギリだった。

この値でよく食べているね、と言われたほどの値だった。


結果が判明した時点で、bunの改善にアゾディルというサプリメントを飲ませることになり、それの副作用などなにもなさそうであれば、次にラプロスを飲ませてみることにした。

アゾディルはカプセルで小柄な我が猫にはちょっとサイズが大きい。このまま飲ませると喉に貼り付いてしまう心配もあるので、効果は減るかもしれないがカプセルから粉を出してチュールなどのフードに混ぜ服用することにした。

ラプロスは比較的新しい腎臓のお薬で小粒の錠剤。


日々なんとかペーストや水で薄めたスープなどを食べてもらい、夜はケージにゆたぽんのエルサイズを二個、普通サイズを一個とさらに湯たんぽを入れて暖かくしておくと、そのうちそこがあたたかくて居心地の良い場所だと認識してくれたのか、時間になると自らケージに入るようになった。

ケージの中ではよく食べる。と言っても15グラムくらいだけど、わさびにとっては大事なこと。同居猫に盗み喰いされることなく、気ままにいつでも食事できる。いつも三種類ほど入れておくと、全てつまみ食いしたり、お気に入りを完食したりもする。

腎臓フードはもう何種類用意しただろうか...。とにかく食べないし味にうるさいので10種は試したと思う。財布もきつい、けど頑張れる範囲。どうしようもない時は、一般食で腎臓ケアフードを与えている。今はタンパク質やリン・ナトリウムを調整してくれているフードも多いので、フードの値を見ながら選んでみる。



さて薬の効果だが、アゾディルは的面だった。

最初に飲ませてからよく便が出るようになった。それも指一本分、程よい硬さの良いうんち。今までいかに便秘がちであったのか。これに体中の老廃物が入っているのかと思うと、毎回おトイレを覗くたびにほっとする思い。

ただアゾディルはカプセルなので喉にはり付く不安があり、私はカプセルから出してなるべく油分の多いペーストに混ぜて与えている。

本来は生菌を届けるために腸で溶けるカプセルのまま使用した方が良いのだろうが致し方ない。

アゾディル服用から3週間ほど経った先日の血液検査では、bunが95から59まで下がり、これはアゾディル効果だろう、この値なら症状も出ない子もいると先生もおっしゃっていた。

わさびも体が軽くなったのか、体調が改善したのだろう、ドライをよく食べるようになり、少し高い場所に登って休むようにもなった。トイレのフタに乗ったり、私の机の上に来たりといつものルーティンもこなせるまでになった。

12月初旬に崩れた体調がそれ以前にちょっと戻ったようだ。

これは本当に、心から嬉しい変化だった。


ラプロスはまず1個の服用から2週間ほど、血液検査ではクレアチニンの値が少し下がり4.14から4となった。これはラプロスの効果かもしれない。

ただ問題も起きた。

カリウムの値が3.1だったのが2.4まで落ちていた。カリウムは筋肉や心臓にとってとても大切なもので、これほど低いと突然死の危険もあるという。

そこでカリウムを補充するためのフィトケアというサプリを新たに追加することとなった。

カリウムは低すぎても高すぎても危険なので、まず1週間、一日二回の合計2mlを投与してみて血液検査することとなった。


フィトケアは蛍光緑のシロップでチュールやスープなどに混ぜてもよいという。

帰宅後、早速スープに1mlを混ぜてみると、あっさりぺろぺろとなめてしまった。
家人がなめてみると非常に苦くてなんじゃこりゃ?!という感じだったようだが、猫には問題ない味なのかもしれない。
これは比較的簡単かもと思っていたが、、、これが見誤っていた。