くるみ、2日間嘔吐を繰り返し、水も吐いたのでとうとうバリウム検査となった。
午前中に預けて夜にお迎え。
初めての検査なので飼い主が異様に緊張している・・・。
なにもないことを願ってひたすら耐える半日。
くるみはスムーズにバリウムを飲んでくれたという(5-10ml)
胃に入ったバリウムは3時間たっても胃に滞留したままだった。異常だ。
小腸にもたくさんガスが溜まっていた。食道は問題なし。
そこで腸を動かす薬(プロナミド)とラキサトーンを与えたところ、流れ始めたという。
バリウムが胃に滞留したままでは身体も弱っていく。もしもこれが夜だったらER案件だったかも…と言われた。
ひとまず危機は回避したがどうやら胃と腸の間の幽門に問題があるようだ。
何らかの要因で壁が厚くなってしまっているのか、腫瘍なのか。
はっきりさせるためにはやはり内視鏡をやるしかないらしい。
しかし内視鏡は大学病院での処置となり、その前の検査も必要となる。
費用は総額で15~20万。猫の体にも、金銭的にも大きな負担・・・・・・・・。
頭の中が真っ白になりそうなのをこらえて、必死で先生の言葉を脳内メモする。
くるみがドライフードを食べなくなった理由は好みの問題ではなく、身体に問題があったことだけははっきりした。
そしてドライフードを受け付けなくなる頻度は高まってきている。
今、デンタルケア用の大粒ドライは1-2個をサクサクおいしそうに食べているが、通常のドライフードは吐いた記憶が嫌悪学習になってしまっているのかさっぱり食べなくなってしまった。(ガルシア効果)
そして幽門の問題が浮上してきたからには、無理をしてあげる必要もないだろう。
しかし不安なのは、この幽門の症状(狭窄?)が今後さらに悪化し、完全に詰まってしまった時どうするのかということだ。
そういった可能性はなくもないという。
{緊急でかかる病院は不安定だ、ならばまだまだ元気なうちに、適切な処置をしてあげた方がよいのではないか?
しかし大学病院は遠いし、本当にお金がかかる・・・}
そうこう考えていると頭がぐるぐるしてくる。
現在、医師の指導のもと、プロナミドとラキサトーンを与え1週間ばかり様子を見ることとなった。
プロナミドが効いているのか、今まで雷鳴のように響いていたお腹の音がパタッと止んだ。
食事はバリウム2日後はもりもり食べたが、次の日はあまり進まない。
うんちはバリウム検査二日後に良いウンチが出たが、白くなかった。
そういうこともあるのだろうか?
ビビりのくるみは意外にも病院でチュールを食したという。その数、3本。
お皿からだと食べなかったが手からだと食べたんですよ、と先生。
なんと手間をかけてしまった。
好物のエネルギーチュールをたくさんもらえてちょっとは心許してくれたのだろうか。
レントゲン撮影では身体を緩めるなど終始協力的だったという。
がんばったね、くるみ。。。
次はBUNの値とクレアチニンの値を見るために病院へ。
どうか下がっていてほしい。
わさびが旅立ってから、さらなる試練。
実はわさびはくるみのこのことを知っていて、
これからは彼女が大変だよ、よろしくね、と言わんばかりにスッと旅立っていった。
そんな風にさえ感じている。