Kyon {Silence Of Monochrome}

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2018/10/11

ツマグロヒョウモン 72 今年はこれで、最後かな?

めっきり秋めいてきた今日この頃。
真夏にはあまり姿を見なかったツマグロヒョウモンが、天気の良い日にはよく見かけるようになった。

そして我が家でも、またまたツマグロヒョウモンラッシュが。
狭いベランダの小さな鉢植スミレに、今度は11匹の幼虫がいた。それを見つけたのは9月17日頃。
そのスミレは彼らを養育できる量ではないので、大小11匹を保護し、再びスミレを摘む日々がやってきた。
一日30枚くらい摘んできたが、一日でぺろりと食べてしまう。それはそれは食欲旺盛。
スミレが無くなると、キッチンペーパーを敷き詰めたケース内を{飯が無いぞ~}と言わんばかりに歩き回るので、夜中などカサカサとうるさかった。
雨天だろうと、夜だろうと、私は彼らのお食事を調達することに…。

ツマグロヒョウモンを飼育していていつも思うのは、「割りばし=必需品!」ということ。
ケースに入れておけば、必ず彼らはこれを使う。
ある時は休憩場所に、またある時は蛹化場所として。
割りばしの先にくっついている姿、そのシルエットはまるで歯ブラシ。
ケース内のすべての幼虫が割りばしにくっついている姿は、毛虫系が苦手な人はきっと悶絶するだろう。
とにかく彼らは割りばしが好きだ。

やがて11匹は次々と蛹になった。失敗もなく、順調に。

やはり暖かい日々の羽化は早い。
10月5日は羽化ラッシュだった。ばらばらに蛹化したはずの7頭が不思議と一斉に羽化したのだった。
9号オス、10号・11号・12号メス、13号・14号・15号オス

そして6日、16号・17号メス
さらに8日18号メス、9日19号オス

今回は11頭中、6頭がメスだった。5日には同じケース内の3頭が羽化しすべてメスであったのだが、その3頭がそろった時は本当に美しい眺めだった。
よくもまぁオスメス半々に産まれてくるものだと思う。

9月17日からわずか3週間…。この時期、別れはいつもあっという間だ。
だからこそ、11月に外で保護し約100日一緒に過ごしたオスのよっちゃんと、12月に幼虫で保護し3月に羽化、それから約100日を共にしたメスのミコちゃんには特別な想いがある。


外でアゲハやツマグロヒョウモンを見かけると、もしかしてうちのこかな?と思ってしまう、そんな心の癖がついてしまった。