Kyon {Silence Of Monochrome}

Kyon {Silence Of Monochrome}
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2018/02/26

ツマグロヒョウモン~保護したツマさんたち(よっちゃんと幼虫5号)37~

2月26日
町では梅がそこかしこに咲き誇りほのかな甘い香りがしている。
春はもう少しなのだが、昨日はあいにくの天気だった。そして今日も肌寒い。

よっちゃんは87日目となった。
昨日は薄曇りのなかほとんど動かず、食事も一回だった。
今日は久々に日がさして、よっちゃんも嬉しそうだった。

もうすぐ羽化する蝶のために蝶用ネットを1つ追加して作成したので、その使い心地をよっちゃんに試してみてもらうため、食事の時にハチミツ綿棒についたよっちゃんをよいしょと新しいネットに動かした。
そのとたん、よっちゃんが飛んでしまった!というより、ふわふわと落ちてしまった。
翅が小さくなってしまったのでもう飛ぶ力は弱いのだが、それでもふわりと空中を一瞬漂うくらいはできるようだ。
ぽとっと落ちた先に、我が猫が・・・!
猫を抑えて、よっちゃんを再び綿棒に乗せて、ネットに移動。
そのとたんにまた飛んでしまい、同じことを2回繰り返した。

久々に肝を冷やした瞬間だった・・・。

よっちゃんの身体が温まって羽ばたくと、また右の翅が上下入れ替わってしまったのだが、少したつと戻っていたので、安心した。もうこれからは、これの繰り返しかもしれない。


さて、5号はいつ羽化するだろうか。
3月に入ると一気に春の気温に近づくという。そのタイミングだろうか。

私は蛹の大きさから、メスだと思っている。
メスだったら、3月に生まれた5番目の幼虫でミコちゃんと名付けるつもりだ。

しかしまずは、無事に羽化できますように・・・。



2018/02/22

ツマグロヒョウモン~保護したツマさんたち(よっちゃんと幼虫5号)36~ 蛹が21日目

2月22日
昨日は薄曇りだったが、時々太陽の光が薄い雲の層から覗いていた。
しかし今日は厚い雲に覆われて、雨も少し降っている。
ツマグロヒョウモンたちや花々と付き合うようになって、ことさら天気が気になるようになった。朝昼夜の天気予報がその都度楽しみになっている。
今日の予報によれば、寒いのももう少しの辛抱、3月には一気に春めいてきそうだ。


ツマグロヒョウモンのよっちゃんは産まれて83日目となった。
ちょっとづつ姿が変わっても、動きが多少鈍くなってきていても、元気に過ごしてくれている。
しかしこういう気温が低く太陽の光がない曇りや雨の時は、さすがに動かない。
翅はいつものようにふわっと広げているが…。
お昼にあげたハチミツ水は口吻を微細に動かしすいすいと吸ってくれていた。
いつもの変わらぬ姿にほっとする。


・・・さて、幼虫5号の蛹は21日目(3週目)となった。
夏場や秋ならばもうとっくに生まれている。
やはりまだまだ冬の気温だから、羽化に時間はかかるだろう。
もしかしたら、この羽化してくることよっちゃんがクロスするのではないかと思っている。
ただ、そうだとしても、齢を重ねたよっちゃんのストレスになるとよくないので、同じネットに入れることは考えていない。
そのことよっちゃんが同じ桜の花の香りを嗅げたならば、それほど素敵なことはないと思う。
桜を見るツマグロヒョウモンは自然環境ではあまりいないのではないだろうかと思う。
かれらが活動期に入るのはだいたい6月頃からだろうから、もし、よっちゃんや5号が桜の花を見れて香りをかげたら、なにかのついでに、蝶ならではの方法で、こんな感じだったよと仲間に伝えてくれるかもしれない。


まずは無事に羽化してきてくれることを願っている。
冬の気温はツマグロヒョウモンたちにとって、やはり過酷であるから。

2018/02/17

ツマグロヒョウモン~保護したツマさんたち(よっちゃんと幼虫5号)35~ スミレへの思い

2月17日
昨日は春の陽気だった。外では梅の花が美しく咲きだしている。黄色いロウバイの花も美しい。
香高くピンクの花が鮮やかな梅の木には小鳥たちが沢山訪れ、さながら小鳥カフェのよう。先日はツグミの姿も目にした。
日中はとても暖かく、よっちゃんは気温に敏感なようで、レースカーテン越しの日の光でも、ゆっくりとネットの中を動き回っていた。

今日も午前中はポカポカ陽気だったが、午後に北風が強く吹き曇り空に。

よっちゃんは生まれて78日目となった。

パルピが無くなり、すっかり丸顔になってしまったよっちゃん。
これはこれでかわいいお顔。
翅もだいぶ小さくなってしまいましたが、まだまだ元気です。

朝と昼のハチミツ水も口吻を動かしながらすいすいと吸っていた。
暖かい日の光に包まれるとゆっくりと翅を動かす。それがなんとなく蝶の深呼吸のように見える。一緒のリズムで呼吸をして見ると気分が落ち着いてくるようだった。
よっちゃんもだいぶ年を取り、激しく飛ぶということもないので、今は小さなネットですごさせている。
側面と側面の距離が短いので、羽ばたいたときに飛び移りやすそうだ。

羽化不全で生まれ一番長寿だったツマサブロウさんよりも約一カ月長く生きている。
ツマジロウさんもツマサブロウさんもかなり長く生きてくれたと思うが、やはりよっちゃんは翅もボディにも問題がなかったということで、さらに長寿ということだろうか。
(ジロウさんとサブちゃんは翅が縮れていたがともにボディも細く曲がっていた)
蜜を吸うとその後、体がパンパンに張っているのがわかる。


この時期は路上のスミレもかわいい花を咲かせているのだが、彼らツマグロヒョウモンを育んできたスミレが生い茂っていた道路は整備のため、12月に根こそぎ抜かれた挙句に、とうとうコンクリートで埋められてしまった…。
それを見るのがつらくて、10月から彼らの様子を見るために足しげく通ったその道も、とんと通らなくなってしまった。

しかしスミレへの思いは強くなる一方。
10月に種まきし芽が出ているものが4個。その他に2月に種まきしたものの芽吹きを待っている。
園芸店ではかわいらしいスミレの小さなポットが出回るようになり、思わず2個手に取って、購入してしまった。
半日蔭を好むヒメスミレと、日向を好むアツバスミレ。
ヒメスミレは小さなピンクの花が愛らしく、アツバスミレは薄い紫色の花がしゅっと行儀よく咲いていて、なんとも気品がある。
山野草なので、ガーデニング超初心者の私がどこまでできるかわからないのだが、ツマちゃんたちのためにも、何年かかってもよいから大株に育てたいなと夢を抱いている…。
長年植物と親しんでいる母が言うには虫のつかない植物はなく、植物は虫との戦いだと。
そういえば、ナメクジやコガネムシの幼虫とだいぶ格闘していた記憶がある。

春のガーデニングをまだ知らない私…。
ツマちゃんはウェルカムだが、ほかの虫が付いてしまうと、それはそれで困ってしまう。

そして現在、キアゲハのためのパセリも育てている。
母が育てている大株のパセリがあるが、昨年、それにすごく派手な虫がついていたのだとか。おそらくキアゲハの幼虫だろう。
それならばこのベランダにもキアゲハがやってくる可能性があるだろうと!

彼ら蝶が好みそうな花々の種も春になったら順次撒く予定。
夢は膨らむばかりである。


2018/02/13

ツマグロヒョウモン~保護したツマさんたち(よっちゃんと幼虫5号)34~ スミレがまた消えた…

2月13日
気温は10℃いかないが、日向は暖かい。
よっちゃんを朝から日向ぼっこさせると、何度か勢いよく羽ばたいていた。
羽ばたくと小さくなってしまった右翅が時々上下入れ替わってしまうのであまり動かせたくないのだけど、日光浴中のよっちゃんはやはり楽しそうに見える。
そして少し運動した方が蜜もよく吸う。
蜜を吸う前はおなかがややしぼんでいるが、蜜を吸ったあとはふっくりとしている。そしてしばらくじっとした後、おしっこをする。
そういう様子を毎日見て、よっちゃんが元気そうなことにほっと安堵する。


しかし、いつもの散歩道を歩くと寂しい気分になる。
彼らの子供たちの大切な食草の自生スミレは12月中旬にほぼ抜かれ、片側の道にひっそりと茂っていたスミレも、今日、コンクリートで埋められてしまっているのを確認した。

スミレは多年草であるから、春にまたかわいい花を咲かせることだっただろう。
枯れた株からも新芽が次々と生まれたことだろう。
コンクリートで埋められてしまったので、もう二度とそこに自生していたスミレが育つことはなくなった。

道路はきれいに整備され、自転車は特に走りやすくなっただろう。だけれど、私にはそれが人間の自己満足にしか見えない時がある。
昨今、「共生社会の実現」とうたわれて久しいが、いったいなにが共生社会といえるのだろう?
植物や昆虫、他の生き物たちとの共生は?
それを思うと、どこかのノートの表紙がいつのまにか花の写真だけになったことを思い出す。一部の、表紙の昆虫が気持ち悪いという声が、そうさせたのだとか。
虫を触れない子供も増えているという。その子供たちが大人になってまた子供を持てば、同じ嫌悪が世代間連鎖されていくのだろう。

フィールドガイド「日本のチョウ」という本によれば、東京の蝶の29%が絶滅の危機にあるという。
おおよその原因はやはり人間にあるようだ。土地の乱開発に、薬品、乱獲・・・。
私の地域で、ツマグロヒョウモンの食草のスミレがほぼ抜けれ、生き残っていた株もコンクリートに埋められてしまったことを考えれば、本当にこの夏、そしてそれ以後もツマグロヒョウモンがこの地域を飛ぶことはないかもしれない。
ここの地域の人たちは一切気にしないかもしれない。
でも・・・私はとても悲しい。
これも立派な環境破壊だと痛く感じてる。

蝶は生態系にとって大切な仲間である。鳥やその他の動物の餌になり、花の受粉を行う。
また蝶は減少などの傾向が早期にあらわれるため、自然環境の変化の指標として優れているという。
かつては西の方にしか見られなかった南国系のツマグロヒョウモンが関東でも見られるようになった要因のひとつとして、温暖化があるともいわれている。


私は私で、なんとか彼らために、スミレの苗を買ってきたり、種をまいたりと、慣れない仕事で四苦八苦している。
ツマグロヒョウモンのためにわざわざスミレを育てている人は少ないんじゃないだろうかとも思う。スミレの育て方など見ればツマグロヒョウモンの幼虫はだいたい害虫扱いだ。

彼らが訪蝶して、安全な葉に卵を産み付けられるようになるまで、おそらく何年もかかるだろう。
それでもツマグロヒョウモンの魅力、そしてスミレやビオラの魅力を知ってしまったからにはやり続ける。


大事な大事なスミレの芽。
10月に発芽し、ちょっとづつですが、成長しています。




2018/02/11

ツマグロヒョウモン~保護したツマさんたち(よっちゃんと幼虫5号)33~ ビオラとの出会い

 2月11日
昨日は夜から少し雨が降った。
そして今日は日中15℃ととても暖かかった。

よっちゃんは産まれて72日目となった。
もう激しく飛ぶことはなく、日中暖かくなると、ネットの中をゆっくりと動き回っている。その後天井に張り付いて、翅を広げていることが多い。

よっちゃんは気温の上昇を敏感に感じるようで、窓辺にうつしたと同時にふわっと翅を広げた。その姿は翅が小さくなってしまっても、やはり優雅である。
そして頭を何度かふりふりしていたのが可愛かった。

暖かい日射しのなかで、久々にハタハタと羽ばたくと、また右の上翅と下翅が入れ替わってしまった。居心地が悪いらしく、パタパタパタっと勢いよく羽ばたくと元の状態に戻った。

朝ごはんと昼ごはんのハチミツ水も、口吻を動かしながらすいすいと飲んでいた。
口吻を微細に動かしながら丁寧に吸う。
その姿を見るたび、今日もありがとうと思う。


ツマグロヒョウモンと出会ってから、彼らの食草であるスミレやビオラにも興味がわいた。
スミレは少々私には育て方が難しい…。うちの休眠中の苗はまだ緑色のものが見えてこない。
ビオラは比較的様々な場所で、様々なカラーの苗を買えるので、あちこちで気に入ったものを購入しては、植え替えをして楽しんでいる。
枯れてしまうものもあるが、この時期にわんさかと花を咲かせている鉢もある。

初めて9月に購入したビオラ。
2月には5倍以上に育ちました。
薄い赤紫と黄色の淡い色がなんともいえず素敵な花です。

こちらも上のビオラと同期生。
ツマたちの幼虫について苦い思い出があり、
ちょっと目をそむけていたこともありましたが、
今ではとても大事な相棒です。


ビオラの花はなんとなく蝶にも似て、
こちらを向いて楽しげに語りかけているようにも見えます。


その差がなんなのかはわからないが、つぎつぎ花を咲かせているビオラについての記憶は、
9月中旬に買ったこと、
苗に対して一回り大きい鉢であること、
水をあまりやらなかったこと、
などだろうか。
あとは・・・とても苦い思い出として、
ツマグロヒョウモンの幼虫がその苗の葉を食して悲しいことになってしまったことだろうか・・・。
昨日、そのビオラの手入れをしていたら、彼らの歯形のついた葉を見つけてしまった。
枯れていたので取り除いたが、すこし寂しい気持ちになった。

それでも花には罪はない。
そしてその苗はもう5カ月以上、この寒さに耐えながら、絶えず美しい花を咲かせてくれている。
蝶も花も無い冬の心に何度も華やかさや潤いを与えてくれた。

一年草であるから、やがてこのビオラも枯れてしまうのだろうか。
それはきっと悲しい別れになってしまうことだろう。
でもまた今年の秋、ビオラを植えて咲かせようという楽しみが増えた。
これもひとえに、ツマグロヒョウモンたちと出会ったおかげなのである。



ビオラは太陽が大好きです。
天気の良い日はできるだけ日光浴をさせます。



ひらひらとちょうちょのような鮮やかな黄色のビオラ。

シックなレッドビオラ。ビロードのような花びらです。
一目ぼれで連れて帰ってしまったバニー型のビオラ。
ちょっと華奢な感じなので、夜は屋内にしまっています…。


しおれてきた花も最後まで楽しみます。
よっちゃんのネットに入れると、香りにつられて、
口吻を動かしながら近づくことがあります。


※この時期、植え込みや鉢に植えられているパンジーやビオラが誰にも手入れされず元気がない様子をみると悲しくなります。
このこたちも生きていて、こちらが頑張って毎日お世話し、様子を見て、語りかけると、応えてくれるように美しく咲いてくれる…、そんな気がしています。




2018/02/07

ツマグロヒョウモン~保護したツマさんたち(よっちゃんと幼虫5号)32~ よっちゃんの翅がまた…

2月7日
今日も穏やかに晴れている。

よっちゃんを日光浴させるため、窓辺にネットを吊るす。
ネットを透かして見える青空をバックにふんわりと翅を広げるよっちゃんを見ていて、
ツマグロヒョウモンはつくづく、青空の似あう蝶だと思った。
そして夏の日、颯爽と飛ぶ姿や、二頭で出会ったことを喜ぶかのように、くるくると空高く円を描きながら舞うツマたちの姿を思い出していた。

よっちゃんの右の上翅はだいぶ小さくなってしまった。 
そこでちょっと困った問題が起きた。

昨日、ネットの中で動いていたよっちゃんが、羽ばたいた瞬間にネットに翅をひっかけたかなんだかで、右の上翅と下翅が入れ替わってしまったのだ。
少し静かにさせたあと、蜜を与えて、吸うのに夢中になっているよっちゃんの翅をまたもやえいやっと直した。
とても柔らかい翅なうえ、力をかけると取れてしまいそうなので、ダメージを与えないよう細心の注意を払う。毎度冷や汗をかく…。

そして今日、今度はただ羽ばたいた瞬間に入れ替わってしまった。
{ああ、今日もあの作業を…}と困っていると、再び羽ばたいた瞬間に元に戻った。
よかった・・・といっても、また繰り返すかもしれない。
上下が入れ替わってしまうと、よっちゃんも居心地が悪いらしく、余計に羽ばたく。今日はそれで直ったようだが…。

よっちゃんはまだまだ元気そうだが、それでも歳を重ねてきているようだ。
それを感じると寂しくなる。


2018/02/04

ツマグロヒョウモン~保護したツマさんたち(よっちゃんと幼虫5号)31~ ショック!

2月4日
今日は暖かい。穏やかな日の光が入ってくる。

蛹の後ろの5つのとげは、ちょっと小さい感じもするが、ほかの蛹同様、金色に輝いていた。
一昨日とげが乳白色に見えたのは、薄曇りのなか、雪が積もった景色を反射してのことだったようだ。
このツマグロヒョウモン特有の美しいトゲの輝きは、命の輝きでもある。
死んでしまった蛹からは、この輝きが失われる。


一方、65日目となったよっちゃんに、大変なことを起こしてしまった。

窓辺でゆっくり日光浴をしていたよっちゃんに食事を与えるため、ネットを動かした瞬間、
手が滑って、ネットごと、落してしまったのだ・・・!
いちばん、気を付けていたことなのに・・・・・・・・・・・・。

すばやくネットを拾い上げると、びっくりしたよっちゃんが翅をバタバタさせ、口吻を出したり引っ込めたりしている。
私も動悸が激しくなった。
さらによくよく見ると、よっちゃんのまだきれいな左の翅が、上下入れ替わってしまっている!
これは大変だと思った。
まえに、ツマサブロウさんもこのような状態になったが、彼の場合はもともと翅が湾曲していたので、うまく戻らなかった。
よっちゃんは戻せるだろうか・・・。
それより、なにより、よっちゃんに多大なダメージを与えてしまったかもしれない・・・。
後悔と、焦りと不安とが押し寄せて、一気にどん底に落ちた。
けれど、気を取り直して、少したってからハチミツ綿棒を与え、
蜜に夢中のよっちゃんの上下入れ替わった翅を、なんとか正常に戻すことができた。

それでも驚かせてしまったのは事実。
丈夫そうで、とても繊細な昆虫だから、心配は心配だ。

今日はあまり羽ばたかせずにじっとしていてもらった。
とりあえず何事もなかったかのように、よっちゃんはネットを上がったり下がったりして運動していたが・・・。

どんなときでも命を預かっているときは気を抜いてはいけないと、肝に銘じた。

2018/02/02

ツマグロヒョウモン~保護したツマさんたち(よっちゃんと幼虫5号)30~ チビ幼虫が蛹になりました

2月2日
昨日の夜から雪が降っている。積もるほどではないようだ。しかし気温はとても低い。

チビ5号がやっと蛹になった。AM0:50。

今まで見てきたところ、ツマグロヒョウモンの幼虫は前蛹になって、29時間くらいで蛹になっていた。
蛹化に失敗したこは、前蛹の段階からよく小刻みに動き、蛹になるのも時間がかかっていた。そして結果は前側が欠損してしまっていた。光るはずの後ろのトゲも、鈍い乳白色だった。
その経験からか、蛹化に時間がかかることに少し不安を覚えた。
結局、2日後に蛹となったが、気温が低いということもあるのかもしれない。
前側も欠損はしていなかったが、後ろのトゲの光り具合が乳白色のままで鈍い気がする。
今日は薄曇りだしそのせいかもしれないが、ちょっと心配だ・・・。


次の日には美しい金色に光っていた。
乳白色に見えるのはどうやら雪の色を反映していたらしい。

よっちゃんは今日は小さなネットで休んでもらうこととした。
朝ごはんには口吻を近づけ普通に吸っていた。
まだまだ元気そうだ。