時が経つのは、意識していないと本当に早いものです。
2日に投稿したと思ったら、気がつけばもう6日経っている・・・
その間の1日はとても長く感じていたりするのに、不思議です。
私は、内向的で情緒的な音楽を好んで聴きます。
落ち込んだり悲しい時にも、そのような音楽を聴きます。
そんな時には元気付けに、
明るい映画を観たり、明るい音楽を聴いた方が良いのでは、
という事もありますが、私にはむしろ、
正直な気持ちと向かい合って伴走してくれるような、音楽や映画が合っているようです。
黄昏時、買い物に行く途中一人で川沿いを歩いていると、
不意に胸の中に、木枯しがふくような感覚が湧き起こりました。
寂しいというよりは切ない、悲しいというよりは心苦しい、そんな感じです。
一人で歩く時はいつも音楽を聴いているのですが、
その時も、好んで聴いている、やや暗くて内向的な音楽が流れていました。
この発作的に生まれた負の感覚に拍車をかけるかと思えば、そうではなく、
むしろ、そんな気持ちを浄化させるかのように、
静かな伴走者は私を慰めてくれます。
夕日の中に、負の感覚と音楽が絡み合い、羽根を付けた音符が少しずつ連なって、
口や耳や鼻の穴から飛び立っていくような幻を見たようです。
夕日が全く沈む頃には、心もすっと落ち着いていました。
今感じている気持ちに正直になりたい時、
寂しければ寂しいままで、
悲しければ悲しいままで、自然に任せれば良いのだと思います。
そしてその気持ちと一緒に伴走してくれる、
音楽や映画や、そして絵画が傍にいてくれれば心強いものです。
人との繋がりの中で得られる温もりは、
必要不可欠で、とても大切なもので、
無くてはならないものですが、
人には人の人生があり、
私は私の人生を生きて行かなければならない時、
やはり、 心の拠り所となる音楽や、詩や文学や、映画や、絵画があれば、
自分で自分自身を、いつでも勇気付けられ、
それらに慰めてもらえます。
そして、そんなささやかだけど、忠実な安心感が、
私をずっと支えてくれています。