Kyon {Silence Of Monochrome}

Kyon {Silence Of Monochrome}
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2010/07/26

心の訓練

他者はやはり自分と違う人間だから、
その発する言葉によって、ひらめきをもらったり、勇気を与えられたり、
残念なことに、不意に傷付けられたりもします。

「言葉」に対し、怒りを感じたら、次のようにすると良いと教わりました。
・待つこと
・その怒りの理由を考えてみること
そして
許すこと。

待つことは、怒りの感情に押し流されずに、一歩立ち止まって客観してみることでしょうか。
私の場合は可能な限り、その場を離れたり、
身体的に離れるのが無理だとしても、心理的に距離をおいてみる努力をします。
そして、何故不快に感じたのか、それを内観してみます。
他者は大体において、故意に人を傷つけたりはしないと思うので、
怒りの原因は、まず自身の心の中にあり、それはコンプレックスだったり、
不安だったり、心配事だったりします。
その「辛い事」から目をそらさずに、解決できるにはどうしたらよいのだろうと考えてみる事は、
自分を見つめ直す良い機会にも転じます。

そして、これが一番難しいのですが、「相手を許すこと」。
相手も悪気が無いのなら、ふっと言ってしまった過ちなら、
もしかしたら自分も、何処かで人を傷つけている可能性が同じようにあるのです。
そこで、誰かの許しを暗黙のうちに得ているのかもしれません。
その心に敬意を表し、自分も真似してみる。
真似してみる事は、いつか「学び」に結びつき、
(「学ぶ」という言葉は、「まねる」から来ていると聞きました)
自分が人格的に成長するための大きな糧になると思います。

負の感情は連鎖しやすいが故に、誰かがどこかでストップしなければならないし、
それを実行している人がこの世の中には沢山いるから、
お陰で穏やかに暮らせて行けるのだと思います。

まだまだ成長過程の、更に底辺にいる自分ですが、
人生はある意味「修行」と思って、心のコントロールを日々鍛錬していきたい、
そう思います。