私の部屋にはエアコンがありません。
毎年のことなので、今年も扇風機で行くつもりでした。
そして、夜になれば涼しさも増し、じっくりと絵を描けるはずなのですが・・
今年の暑さはやはり、何かが違います。
夜になっても気温が下がらず、暑い!
扇風機では追いつきません。
それでも意を決して、首に冷却タオルをまき、
氷水とアイスコーヒーを用意して、扇風機をかけまくり、
部屋を閉め切って描き始めました。
しかし1時間も経たないうちに、頭がボーっとしてきました。
身体の熱が段々とこもってきて、放熱仕切れなくなってきた感じが辛くなり、
クラクラとしてきたので、流石にこれはまずいと思い、
描くことを断念しました。
こんな夏は初めてです。
緻密な作業をしている時は、冬場でも汗が滴り落ちてくるので、
ましてや猛暑が続き夜も気温が下がらない日々、
エアコンの無い部屋で絵を描くのは至難の業となってしまいました。
9月に入り、九という字の持つ、
秋を思い起こさせる涼しげなイメージに少し騙されつつ、
辛抱しながら蒸し風呂のような部屋の中でコツコツ描いております。
描き終えた後に、汗だくで外に出ると、
まるでクーラーのきいた部屋のような爽やかさ。
これならエアコンが無くてもいける!と不思議な錯覚をおこしています。