Kyon {Silence Of Monochrome}

Kyon {Silence Of Monochrome}
上記をクリックするとKyonイラストのホームページとなります。ぜひご覧ください。

2011/06/20

温度差がある

「見えない敵」がまわりを囲んで3ヶ月。・・・まだ3ヶ月。
チェルノブイリや核に汚染された地域のその後の過程をみると、
それはそれは果てしない苦悩が続く気がします。

晩発性の病気や、遺伝子レベルでの汚染、産まれてくる子供の奇形・・・
知らなければ、知らないまま、通り過ぎていくような、
本当に「現実」とは思えない現実。
放射能は目に見えないのをよいことに、
大手メディアや政府は、詳細を教えてくれません。

内部被ばくの危険性は?
危険の具体的な姿は?
生物への影響は?
どこまで汚染されているの?
人の住めない土地は存在するの?


チェルノブイリなどの教訓がすでに存在し、
汚染地域の悲惨な現状も沢山知ることができるのに、
肝心な問いへの答えが、公には未だに出てきていません。
私達、特に子供達は未来に向かって生きているというのに、
その未来が、安全なのか、安心なのか、見えてきません。

大変におかしなことだと、思います。

情報の狭間に挟まれて、精神的に苦悩される方も多いでしょう。
かくいう私もその一人です。
情報格差の中で、周辺の人々との認識の違いに戸惑い、
自分がまるで逸脱しているかのように感じること事態が、
心の大きな不安に繋がってしまいます。

しかし、それでも、自分の信念をもって生きていきたいと思います。
「何もなければ、それでいい・・
未来に、毎日マスクしてた事もあったよね、と笑えればそれでいい」

最悪を考えることは負担ですが、
少しでも危険の可能性があるなら回避していく。

そうして、わたしは、これまでも食品添加物の問題や、
心から納得できない動物実験に対して、自分なりに向き合ってきました。
気にしすぎ!と言われればそれまでです。
人はそれぞれの価値観をもって生きていますし、
それを尊重することも大切です。

しかし、唯一無二の「生命」に関係する信念だけは曲げたくない。
疑念をもったまま、あるいは知らないまま、無知なまま、
朽ち果てたくないのです。

放射能の問題、原発問題、はては核の問題も、
今後一生付き合っていかなければならないのでしょう。
その為の心の準備はだいぶ整いつつあり、
豊富な情報やコミュニケーションツールも、今は沢山得られます。
自分の中で、インプットとアウトプットをこれからも恐れず、
積極的にやっていきたいと思います。