病院への長い道のりに次いで、血液検査、エコー、補液、薬。次々に嫌なことをされ、ストレスで膀胱炎を発症してしまった愛猫。
病院翌日は全く飲み食いせず、これはまずいということで、シリンジで水を与えたり、病院で購入した腎臓用チュールをあげたり、よさそうなペーストフードをこまめに与えたりして、水分を取らせることに集中した。
そのかいあってか、少しづつ取り戻してきたように見えた。
9日に5日分の便をした。その際に食べたものを大量に吐いたが、けろっとしてゼリー状のおやつを食べた。
ドライフードも数粒から食べ始め、11日には15gまで食べるようになった。
補液については家人と意見が何度もぶつかった。
家人はわさびの健康が損なわれるならやりたくないとの一点張りだ。
お医者さんは補液のせいで具合が悪くなるということはまずないという。
心臓の悪い子はまれに肺水腫をおこすことがあるとも聞いたが、わさびに心臓の悪い兆候はないという。
体調を崩した原因が複合的すぎて、わからないことが多い。
ただ、輸液で腫れた前脚を極度に嫌がっていたことだけは確かだ。
100mlという量は適正だったというが、吸収が悪くなっているということも体調不良に起因しているのだろう。
30でも50でも私は補液した方がいいのではと思うのだが、また同じことになったらと思うと怖さもある。
めったにないとはいえ、私たちの猫が補液後、体調を崩してしまったことは事実だ。
今できることは、とにかく水分を取らせること。
しかし、シリンジでの飲水は難しいと感じ、わさびも相当ストレスを感じているのでやりたくない。
水分の多いペーストフードに頼らざるを得ない。
老猫なのであたたかくしてあげること。
11月の中旬、急に寒くなった時に、わさびも外耳炎の再発など体調を崩し始めた。
若い猫はダウンジャケットなところを、老猫は肌着で外を歩いているようなものだという。
そして、不用意にストレスをかけないこと。
一か月後の検査も必要だと思うが、病院への道のりがわさびのストレスになってしまうという不安もある。
なにより発作的な判断と、ニンゲン側のエゴと独りよがりな治療だけは行いたくない。
ここ1週間、私自身よく眠れずに、久々に金縛りにあってしまった。
ただただ脳が疲れてしまっているのだろう。