Kyon {Silence Of Monochrome}

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2018/07/16

アゲハとキアゲハ 18 命のサイクル、第三弾。

連日の猛暑…。とにかく暑い!
ベランダの朝の水やりは8時では遅すぎる。太陽がすでに照りつけてたまらない。長時間いては危険なレベル。
そんななかでも、ペチュニアやランタナ、カリブラコアや百日草といった夏の花々はたくましく咲いている。夕方はペタっと眠ってしまうポーチュラカももうすぐ花が咲きそうだ。

6月に購入したレモンの木も順調に育っている。枝が伸びすぎて母親は切った方がよいと言ってくるが、さてどこを剪定したらよいかいまいちわからない。まぁ、蝶が産卵しにきたら幼虫の餌にする葉ゆえ延ばすだけ伸ばしてしまおうなどと考えている。
そんな矢先、またあらたに卵が産み付けられていた。その新しいレモンの木に卵が5つほど…。
隣のキンカンの木にもついている。それがまた多い…。しばらくネットをかぶせておいたのだが花が咲き始めたので受粉のため1週間前ほどからネットを外していた。花はとても良い香りがする。様々な虫たちがその良い香りに誘われて訪れる。これは蝶も時間の問題だろうと思っていたら、育ち始めた新芽にたくさんの卵…。
今あるだけで7つ、いや8つ?
そこで頭の中で考える。{キンカンはどれくらい養育できて、新レモンはこれぐらいで、母親のレモンにも今一度助けてもらおう}

6月25日に孵化した新レモンの3匹はすでに7月14日に蛹となった。今回は成長に個体差があまりなくみんなそろって蛹化した。ああこれでひと段落と思ったら、またこの産卵ラッシュ。うれしいような戸惑うような…。
来てしまったものは仕方ないので育てることとし、今のプランでは全体を10としてキンカンで4、新レモンで4、母レモンで2の割合で考えている。
そしてすべての柑橘類にネットをかけた。


さて、嬉し困った問題がキアゲハでも…。
先日、第2弾のキアゲハがすべて羽化した。ペアで羽化したものもあったが、飛ぶときはおのおのバラバラだ。この時も食料難に陥り、購入した無農薬パセリでなんとかしのいだ。

そして命のループは続く。私もそれにまんまと組み込まれている様子…。
今日、朝の猛暑のなか、なにげなく小さなプランターのパセリを見ると黒いものが…。思わず「あっ!」声をあげてしまった。キアゲハの幼虫が二匹、ちょこんとくっついている。よくまぁ、こんな狭いベランダまできたなと感心。
そして別の開けた場所にある花だけになったパセリも確認してみると、やはりいた。5匹。
さらに別のプランターにも1匹。
不思議なのは、”無農薬”と店主に聞き最近購入した立派なパセリには一匹もついていないということ。そばにあった花だけパセリにはたくさんついているのに。怪しいパセリがわかるのだろうか。
また幼すぎる苗のパセリにも幼虫はついていなかった。

さて、この時点でもう食料難。
購入できるからよいだろうと安心はできない。事実、前々回購入のA社も前回購入のB社も品切れしていた。急ぎわらにもすがる思いでC社の無農薬パセリ(今度はイタリアン)を購入。届くまで自家製パセリでなんとかしのげるとは思うが…。
これ以上はしんどいので、ベランダのすべてのパセリは「閉店」とするしかない。