Kyon {Silence Of Monochrome}

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2018/07/08

アゲハとキアゲハ 17 キアゲハが羽化。そして小さなアゲハ蝶も。

7月7日、キアゲハが2頭羽化した。蛹化から10日の羽化、9号と10号。
やはり大きくてゴージャスな蝶。
その前、5日に羽化したアゲハは、雨が続いていたのでいったん特大蝶用ネットに収め、天気が安定してきた7日の放蝶とした。

…この5号、ちょっとしたハプニングがあった。
ケースの側面で蛹になった。羽化のタイミングが合いそうなので近くにケースを置き様子を見ていると、ほどなくして羽化が始まった。その様子は連射でカメラにおさめることができた。
そして翅が広がり乾かしている最中、横に移動したかと思うと、また戻ったりしたり落ち着かない。そして・・・落下!
ツルツルの側面で蛹化したので蛹の上にガーゼを貼るなどして補強しておいたもの、やはり足場が不安定だったらしく、まだ翅が柔らかいうちに仰向けに落ちてしまった。
すかさずケースを開けて、指を差し出すと這いあがってきた。
指から腕にどんどん這いあがってくる…。このままではまずいと、近くにあった羽箒に移動させた。
そこでぶら下がり、その後羽箒をケースに安定させてなんとか落ち着いた…。
危なかった…。写真撮影のために様子を見ていてよかった。
そしてクーラーなしの暑い部屋でなかあせりに焦って、汗だくになってしまった。。

時々3匹に1匹は側面で蛹になるが、やはり足場は安定させておいた方が良い。
蛹の上にガーゼを貼ったり、ケースの側面にキッチンタオルなどを貼っておく。そうすれば万が一、落下しても自力で這い上がれる。
備えあって憂いなし。また一つ大事なことを学んだ。



最初に羽化したキアゲハ一頭を、ネットに入れてみた。
5日に羽化したアゲハは小ぶりだったため、さらにキアゲハが大きく見える。
色はアゲハの方が薄く、光の加減で青白い感じすらする。
しかしどちらも美しい…。なんどみてもため息が出る。
3頭の蝶は風にあおられながら、次々と飛び立っていった。


そして、本日8日、またアゲハが羽化した。
アゲハ11号。このこは先月、ホームセンターの山椒の苗についていたこだ。
終齢での保護で寄生など心配していたので、無事羽化してくれて本当に安堵した。
よかった。よかった。

さらに、心配な蛹がもう一つ…。レモンで育ったアゲハ12号。
とても小さな状態で蛹になったこが、黒くなってきていた。羽化直前の合図。
それを目視したのは本日の昼過ぎ。そろそろ出てくるだろうといくら待っても出てこない…。そのうち夕方になってしまった…。
あまりに小さかったので蛹になった時点で力尽きてしまったのか?
不安なまま少しほうっておくと、午後17時過ぎ、小さな小さな蝶がぶらさがっていた。
ふわふわとゆっくり翅を動かし乾かしている。
おそらくツマグロヒョウモンよりも小さい。それでも立派なアゲハチョウのメス。
とっても小さいのでアゲハのミニチュアにもみえてこれがまたかわいらしい。
今日はもう遅いので明日の放蝶としよう。

心配していた2つの蛹。
無事に羽化してきてくれて本当に良かった!