Kyon {Silence Of Monochrome}

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2018/08/03

アゲハとキアゲハ 21 キアゲハ、次々と羽化。

連日の猛暑…。
先日は大学の試験があったが、この暑さと苦手な朝の電車の人混みで体調が悪くなり、考えに考えぬいた結果、無理して熱中症になってはいけないと、泣く泣く帰宅…。
再試験決定となってしまった。
今の通信制大学にはもう8年以上在学しているが、こんなことは初めてだ。
ネットで昨年同日の気温を見ると、31度…。その次の日はなんと25度…。
他の日を見ても昨年より明らかに高温だ。いつもと違うと感じるのは気のせいではない。
ニュースでも毎日、「命に関わる」とか「危険な猛暑」などがお決まりの合言葉となっているが、私にとってはそのような言葉は注意喚起というよりも、ただただ不安を煽る言葉となってしまっている。
日中は恐ろしくて外に出られない。
しかし家の食料は尽きてくるので、塩飴をなめ、水筒を必ず持参し、首にネッククーラーを巻き、意を決して夜スーパーへ出かける。そんな日々が続いている。


さて、話しは変わり、アゲハの記録。
先月の話だが、7月22日、アゲハが三頭羽化した。
この三頭はちょっと変わっていた。
アゲハの幼虫を飼育していると、その個体差を感じることが多いのだが、この三頭は大差なく、幼虫時代から同じような速度とボリューム感で成長していった。
そして、三匹仲良く、同じ日に蛹化し、同じ日に羽化した。
しかも羽化したのは夕方である。普通、蝶は早朝~午前中か、午後の早い時間に羽化することが多いので、その点でも変わっていた。
今までこういうことはなかったので、珍しい現象に感じた。
三頭仲良く羽化したが、その後の旅立ちはてんでバラバラだった。

現在はアゲハ第三世代。成長のちょっと遅れた一匹を残し、皆、蛹となった。
最初の羽化は明日4日頃だろうか。


次にキアゲハ。
無農薬パセリを思う存分食べて育った幼虫たちは、皆、丸々太った蛹になった。
そのパセリが届く前に蛹化した小振りの蛹二頭が8月1日羽化した。
やはり成虫も小振りだったが、無事に羽化してくれたので、ほっとした。
そして3日、朝ケースからバタバタと音がするので確認すると1頭(キアゲハ16号)が羽化していた。このこは暴れて翅に傷がついてもよくないのですぐに外に出した。

そしてもう一頭、羽化寸前の黒くなった蛹。ほどなくして立派なメスが出てきた。
ケースの中でぶら下がり翅を乾かし、それから1時間くらい経ってから、ベランダの花に移した。
ゆっくりと翅を乾かし、身体が温まるのを待っている様子を、カメラにたくさん収めることができた。大事に育てた花々をバックに映る蝶…。昔からの憧れだった。
キアゲハ17号は1時間ほど鉢植えで休み、ふわっと眩しい青空へ飛び立っていった。


さらにもう一頭、羽化寸前の蛹がいる。ひときわ大きい蝶が出てきそうな予感。