一昨日は春の嵐、昨日も冷たい風が吹き、鉢植えの植物たちがちょっと心配な日々が続いた。
変わって今日はおだやかな一日となりそうだ。降り注ぐ日ざしを植物たちも気持ちよさそうに浴びている。
ミコちゃんは羽化して38日目となった。
美しい翅はそのまま(左の翅先がやや欠けているが)、ネットの中をその翅をゆっくりと動かしながら動いている。
ミコちゃんは早食いだ。吸う力が強いのだろうか、それともそんなに食べないのだろうか。よっちゃんと比べると、すぐに吸い終わってしまう。
ティッシュを巻き付けた楊子の先を口吻でつっつくのも相変わらず。
そして、ミコちゃんのおしっこはまだ淡い肌色をしている。
3/19撮影のミコちゃん |
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4月の初めごろから、外で次々と蝶の姿を目にした。
3月末に訪れた深大寺植物公園では小ぶりなアゲハチョウを二頭。
近所ではルリタテハも見かけた。なにな黒い蝶が待っているので様子を見ていると、広げた翅はあの個性的な美しい瑠璃色をしていた。きっと森から来たのだろう。ルリタテハは成虫越冬と聞く。
おなじく成虫越冬のキチョウもふわふわと漂っていた。
あの寒い冬のなか、このこたちはずっと耐えていたのかと思うと、すごいなあと感心する。
近所ではないが、ツマグロヒョウモンの姿も見かけた。二頭見たがどちらもメスだった。みこちゃんのように、近所の川沿いのスミレの陰で越冬準備に入っていた幼虫が排除されなければ、きっとここら辺でも飛び回っていることだろう。
この近所のどこかで別の越冬幼虫が羽化して、その姿が拝めることを願いつつ…、もしもツマグロヒョウモンのオスが飛んでいる姿を見つけたら、みこちゃんともさよならしなければならないかな…とちょっと寂しく思う。
川沿いのスミレもいよいよ満開だ。小さくて地味だが、このたくましくて可憐な花が私は好きだ。