4月29日
今日も晴天、太陽が眩しく、そして風が強い。
ミコちゃんは羽化して59日目となった。
もうすぐ2カ月。
翅が少しづつ欠けてきているが、翅を広げた姿はやはり美しくて、うっとりしてしまう。
ミコちゃんについては常に悩んでいる。
先日、家人とも話した。
ミコちゃんを外に出した方が良いのかどうか…。
近所でツマグロヒョウモンを飛んでいる姿をまだ見かけない。
アゲハやモンシロチョウ、キチョウは複数の個体、そしてルリタテハの姿も見かけたが、ツマグロヒョウモンはまだまだ飛んでいない。
今出しても、オスを探してさまよった挙句に鳥の餌になってしまうのではないか…。
仮にしばらくたってオスを見かけ、出してあげたとしても、その時にミコちゃんは相当歳をとってしまっていて、外の生活はしんどく、出会う前に死んでしまうのではないか…。
あれこれ話し、ミコちゃんはこのまま看取って良いのではないだろうか、と、
最後にはそのような結論に至った。
それでもどうしていいかわからない自分がいる。
ここは安全で、日光浴もできて、朝夕の食事つきだけど、ミコちゃんは大空をとびたいのではないだろうか。
葛藤に葛藤を重ねる自分がいる。
私にできることは、毎日のごはんと、季節の花を摘んでくることぐらい…。
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そんな晴れの日、先日のシャクちゃんについで、またお客様が来た!
外で花の世話をしていると、フワフワと漂う小さな個体。この風のつよいなか、コンテナに生えたカタバミにしっかりとしがみついている、かわいいブルーの小さな翅。
シジミチョウだ。
この蝶はそこかしこで見かける蝶で、一見地味だけど、翅を広げた姿がとても美しいので好きだ。食草はクローバーに似たカタバミ。
もしかしたら、と思い様子をみていると、カタバミに卵を産み付けていった!
1ミリもない小さな卵。
産み付けていったものを2個持ち帰り、育ててみることにした。
シジミチョウを育てるのは憧れだったので、別鉢で他のカタバミも育てていた。
それで養育できるだろう。
さて孵化はいつごろだろうか??