Kyon {Silence Of Monochrome}

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2018/06/21

アゲハとキアゲハ 13 再びキアゲハ

6月10日、ツマグロヒョウモンのミコちゃんが空へ旅立った日に、アゲハ2号が無事に羽化した。
まるでバトンタッチするかのように。

立派なアゲハチョウだ。
った。
しかしあいにくの雨が続き、うちに2泊したのち、12日の朝、大空へ舞った。

2泊の間、ご飯をあげることができなかった。
アゲハはツマグロヒョウモンと違い、前脚にハチミツ綿棒をつけても口吻を出してくれない。
以前なにかで、タテハチョウの仲間は前脚に蜜を近づけるとよく口吻を出し吸ってくれると書いてあり、その通りだった。
だから、ミコちゃん、よっちゃん、他の羽化不全だったこたちもなんなくお世話できたのだった
しかしアゲハは口吻を出してくれない。
体力を消耗させてはいけないと思い、アゲハのいるネットに布をかけ、部屋を暗くして過ごした。


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新しく購入したレモンの木には早速、母アゲハが産卵しており、卵はこちらでひきとり育てることにした。
また、キンカンの木にも次々と産卵、小さな幼虫が孵化していた。
卵で保護したこもいるが、途中、中齢で引き取ったこもいる。
そのなかで一匹、とても小さいまま終齢になったこがいる。
同じケースにいる他の二匹はむちむち太っているので、ご飯を横取りされ、あまり食べれなかったのかもしれない。
多頭は難しい…。なるべく大きさを見て小さいケースには2匹、大きいケースには3匹などと分けているが、もし1匹づつ飼育となると虫かごだらけになってしまう…。
小さい終齢だがこれからもりもり食べて順調に育っていってくれればいい。
そのためにやはり、隔離が必要かもしれない。



一方、キアゲハはまた新しい命がパセリに宿っていた。
その数5匹。今度は私が冬場から育てているパセリの鉢についていた。
ほんとによく見ないとわからないので、この時期自家製のパセリを食べるときは最新の注意がいる。
この時期パセリには卵が付いているかもしれないし、幼虫がいるかもしれない…と思うと、採種して食べるのをあきらめ、おとなしく幼虫たちの餌にしてしまった方が気が楽なようだ。
終齢になったときの食欲はすさまじいので、また無農薬パセリを頼むこととになるだろう。このパセリがまた香り高く、味が濃くておいしいのだ。
そして、栄養価が高いのか、このパセリを食べて育ったキアゲハはさらに大きかったように思う。