昨日は夜から少し雨が降った。
そして今日は日中15℃ととても暖かかった。
よっちゃんは産まれて72日目となった。
もう激しく飛ぶことはなく、日中暖かくなると、ネットの中をゆっくりと動き回っている。その後天井に張り付いて、翅を広げていることが多い。
よっちゃんは気温の上昇を敏感に感じるようで、窓辺にうつしたと同時にふわっと翅を広げた。その姿は翅が小さくなってしまっても、やはり優雅である。
そして頭を何度かふりふりしていたのが可愛かった。
暖かい日射しのなかで、久々にハタハタと羽ばたくと、また右の上翅と下翅が入れ替わってしまった。居心地が悪いらしく、パタパタパタっと勢いよく羽ばたくと元の状態に戻った。
朝ごはんと昼ごはんのハチミツ水も、口吻を動かしながらすいすいと飲んでいた。
口吻を微細に動かしながら丁寧に吸う。
その姿を見るたび、今日もありがとうと思う。
ツマグロヒョウモンと出会ってから、彼らの食草であるスミレやビオラにも興味がわいた。
スミレは少々私には育て方が難しい…。うちの休眠中の苗はまだ緑色のものが見えてこない。
ビオラは比較的様々な場所で、様々なカラーの苗を買えるので、あちこちで気に入ったものを購入しては、植え替えをして楽しんでいる。
枯れてしまうものもあるが、この時期にわんさかと花を咲かせている鉢もある。
初めて9月に購入したビオラ。 2月には5倍以上に育ちました。 薄い赤紫と黄色の淡い色がなんともいえず素敵な花です。 |
こちらも上のビオラと同期生。 ツマたちの幼虫について苦い思い出があり、 ちょっと目をそむけていたこともありましたが、 今ではとても大事な相棒です。 |
ビオラの花はなんとなく蝶にも似て、 こちらを向いて楽しげに語りかけているようにも見えます。 |
その差がなんなのかはわからないが、つぎつぎ花を咲かせているビオラについての記憶は、
9月中旬に買ったこと、
苗に対して一回り大きい鉢であること、
水をあまりやらなかったこと、
などだろうか。
あとは・・・とても苦い思い出として、
ツマグロヒョウモンの幼虫がその苗の葉を食して悲しいことになってしまったことだろうか・・・。
昨日、そのビオラの手入れをしていたら、彼らの歯形のついた葉を見つけてしまった。
枯れていたので取り除いたが、すこし寂しい気持ちになった。
それでも花には罪はない。
そしてその苗はもう5カ月以上、この寒さに耐えながら、絶えず美しい花を咲かせてくれている。
蝶も花も無い冬の心に何度も華やかさや潤いを与えてくれた。
一年草であるから、やがてこのビオラも枯れてしまうのだろうか。
それはきっと悲しい別れになってしまうことだろう。
でもまた今年の秋、ビオラを植えて咲かせようという楽しみが増えた。
これもひとえに、ツマグロヒョウモンたちと出会ったおかげなのである。
ビオラは太陽が大好きです。 天気の良い日はできるだけ日光浴をさせます。 |
ひらひらとちょうちょのような鮮やかな黄色のビオラ。 |
シックなレッドビオラ。ビロードのような花びらです。 |
一目ぼれで連れて帰ってしまったバニー型のビオラ。 ちょっと華奢な感じなので、夜は屋内にしまっています…。 |
しおれてきた花も最後まで楽しみます。 よっちゃんのネットに入れると、香りにつられて、 口吻を動かしながら近づくことがあります。 |
※この時期、植え込みや鉢に植えられているパンジーやビオラが誰にも手入れされず元気がない様子をみると悲しくなります。
このこたちも生きていて、こちらが頑張って毎日お世話し、様子を見て、語りかけると、応えてくれるように美しく咲いてくれる…、そんな気がしています。