Kyon {Silence Of Monochrome}

Kyon {Silence Of Monochrome}
上記をクリックするとKyonイラストのホームページとなります。ぜひご覧ください。

2025/12/20

2026/5/1-5/4 下北沢で個展をやります

 


ご覧いただきありがとうございます。

この度、下北沢で個展をやることとなりました。

下北沢では17年ぶりの個展です。

20年以上描いていると様々な作品が増えてゆきます。

今回は近年描いた蝶や蛾、猫たちの作品をメインに原画展示いたします。

つけペンとインクにて点描や線で細密に描いた彼らの姿を、ごゆっくりとご覧ください。


The Shine Of Monochrome 

~Butterfly,Moth &Cats~  


2026/5/1~5/4

場所:ギャラリースプラウト 

時間:5/1 12:00~16:00  5/2-4 12:00~18:00 

※時間は変更となる場合がございます。




京王井の頭線・下北沢駅 西口から徒歩約3分
小田急線・下北沢駅 中央口から徒歩約5分


当日は作品集やポストカードなどの販売も行います。

ぜひお越しいただけましたら幸いです。


「蝶降る夜」


蝶の曼陀羅

「シルエット:ツマグロヒョウモン」

2025/12/08

素今歩ミカン下北店さんのBOXを移動しました。

 ご覧いただきありがとうございます。

下北沢の南口にあるハンドメイドショップ、素今歩ミカン下北店さんでのポストカード販売とBOX販売は開始してから半年が過ぎました。

たくさんの方々にお手に取っていただいているようで、お店にお伺いするたびに勇気をいただきます。

本当にありがとうございます。


この度、BOXの場所が新設売り場から既存の売り場へと変わりました。

入口を入って右側の壁面、116番のBOXです。レジの近くです。

上段ですのでより見やすいと思います。



BOXでは小作品集やA5サイズの複製イラスト、缶バッジなどを展開しています。





またポストカードは3つのラックで展開、それぞれに違った雰囲気のイラストを揃えています。

素今歩さんが新設で作ってくださったラックは木のぬくもりを感じる、ゆったりとした素敵なラックです。

定期的に新商品も納品しています。

ぜひお店でゆっくりとお選びいただけたら幸いです。




素今歩ミカン下北店さんは、多くの作家様が唯一無二の素敵な作品を展示販売しているハンドメイドショップです。

宝探し気分で店内を歩き回るのが楽しいです。

そして、きっとお気に入りの逸品が見つかると思います。

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。


◇素今歩ミカン下北店さん

東京都世田谷区北沢2-11-15 A街区 東洋百貨店内 11:00~20:00


2025/05/22

下北沢の素今歩ミカン下北店さんにてBOX販売始めました。

 Kyonのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

今回は表題についてのお知らせです。


28cmくらいの小さな正方形BOXに作品がたくさん。

2025年3月19日より下北沢の素今歩(すこんぶ)ミカン下北店さんにて、BOX販売を始めました。

本日で約2カ月が経ち、多くの方にご覧いただけているようで、とても嬉しく思っています。

BOXでは久々に作った小作品集やA5サイズの複製イラスト、様々な大きさとイラストの缶バッジなどを展開しています。


小作品集は蝶や蛾、猫のイラストをメインにしたコンパクトなサイズの冊子です。

見本が置いてありますので、ぜひお手に取ってご覧ください。

作品集はハンドメイドマーケットminneでも販売しています。
画像を押すとminneサイトにとびます。


缶バッジもいろいろ揃えています。

BOXは新設売り場の向かって左側にあります。
なお、BOXは2週間ごとに上下が移動する形で、週によっては最上段になったり、最下段になったりしています。
※5/22現在は最上段にあります。

素今歩ミカン下北店さんの簡易見取り図です。


また、ミカン下北店さんに新たに設置していただいたポストカードラックにて、ポストカードも販売中です。

木のぬくもりが素敵なゆったりとしたラックで、より見やすく、手に取りやすくなっています。

現在はP-1、P-17、P-18と3ヵ所で展開しています。

それぞれに画風の違うイラストを置いていますので、ゆっくりと見ていただけましたら嬉しいです。

素今歩ミカン下北店さんの入口をまっすぐ進むと、左側にポストカード売り場があります。





ポストカードや缶バッジ、複製イラストは今後も時々、新作を納品していきます。


素今歩ミカン下北店さんは、多くの作家様が唯一無二の素敵な作品を展示販売しているハンドメイドショップです。

私も行く度に心が躍る作品に出会っています。

きっと気持ちや趣味にマッチしたお気に入りの逸品に出会えると思います。

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りいただけますと幸いです。


◇素今歩ミカン下北店さん

東京都世田谷区北沢2-11-15 A街区 東洋百貨店内 11:00~20:00


2025/04/13

ツマグロヒョウモン ツマオさん:紅葉から桜まで175日の奇跡

 ツマオさんと名付けたその美しい蝶は、保護してから175日の翌日に空へと帰っていった。

心にぽっかり、穴があきました。



25/4/11 ツマオさん 後ろ翅も綺麗です


・・・・・・・・・・・・・・・・・


ツマオさんとの出会いは2024年の10月中旬、秋も入口の頃だった。

駐車場で動けなくなっている蝶を見つけたと母から教えられ確認しに行ってみると、ツマグロヒョウモンのオスがコンクリートの上でじっとしていた。

右側の翅がつけ根あたりを残してサクっと切り取られたようだった。

その頃カマキリを見かけていたのでカマでやられたか、それともどこかでぶつけて切ってしまったのか、触覚も半分切れてしまっていた。


うちでは毎年、ビオラやスミレに着いたツマグロヒョウモンの幼虫を保護しながら育てている。10月も半ばに来ると、次々と蛹から羽化し成虫になっていくので、じっとしていたその子もうちから出た子だろうと推測した。


翅が片方ないので飛べないし、このままでもかわいそうなので、飼うことにした。

ツマグロヒョウモンの飼育は案外楽で、蜜さえ用意すれば自分で吸ってくれる。

蜜はハチミツをかなり薄めたものを一日一回与えた。


ツマオさんはのんびりとしていて翅を忙しなく動かすということもないので、プラスチックの飼育ケースの壁面にペーパータオルをつけ、ティッシュをふんわり敷いてお世話した。

日光浴が大好きでふわふわと翅を動かす姿がとてもかわいらしい。

面白い癖があって、蜜を与えると吸いだすのだが、お腹いっぱいといったん口吻をしまおうとして、クルクルと出したり引っ込めたりを何回か繰り返し、さんざん悩んだ挙句におかわり!とまた吸い出すという。

これまでお世話してきてあまり見たことのない光景だったので、とても印象的だった。


おいしそうに蜜を吸うツマオさん


この蝶がそれから175日・・約半年ほども生きるとは、7年ツマグロヒョウモンを見続けてきた自分としても驚きだった。


普通の成虫や羽化不全の子だと、元気な子は飛び回るので、洗濯ネットで作成したソフトケースでも翅は徐々に痛み出し、リボンのようになってしまうか、ほとんどなくなってしまうこともある。

しかしツマオさんの翅は保護当時と変わらず美しいまま、旅経つ時も変わらず。


25/3/30 ツマオさん

紅葉が始まる頃から桜が散る今まで、一緒にいてくれたことに感謝するとともに、久しぶりに消失感を感じている。

ペットの火葬現場では時々虫の火葬も行われるというが、なんとなく頷けてしまう。

それだけ半年の間、心のささえになってくれていたのだろう。


175日は保護した時からの日数なので、彼がどのくらい外で生活していたかがわからないため、もっと生きたということかもしれない。

とにかくこんなにご長寿なツマグロヒョウモンは初めてだった。


美しくて、強くて、幼虫も成虫も愛嬌のあるツマグロヒョウモンが、私は本当に大好きだ。


春になり越冬してきた小さい子供たちが姿を現すようになった。

我が家のスミレも芽吹き、かわいい花を見せている。

かれらのために無農薬のビオラも冬からたくさん育てている。

毎年母蝶が卵を産みに来てくれる。それこそシーズンになると毎日のように。

母蝶を見ると皆ほとんど翅がボロボロだ。そして時々、力尽きた蝶も目にする。

子孫を残すのはそれこそ命がけなのだということを感じる。

規模は小さいけれど、この大きな循環をずっと大切にしていきたいと思う。


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ツマオさん、今までほんとうにありがとう。

これからは好きなだけ空を飛び回ってください。

そして、かわいい彼女にも会えるといいね。










2025/03/05

委託販売中の素今歩下北沢北口店さんの閉店と移転について

 現在、ポストカードなどを委託販売している素今歩(すこんぶ)下北沢北口店さんが、

建物の老朽化に伴う解体のため、閉店の運びとなりました。

素今歩さんには約7年お世話になっており、多くの方にポストカードをお買い求めいただきました。

毎月こちらに伺うのが心の張りにもなっていました。

心から感謝しております。


北口店さんは3月15日土曜日までの営業となり、当方の販売もその日が最後となります。

さらに、3月17日月曜日以降に南口のミカン下北店さんにて、ポストカードとボックスでの複製イラストなどの販売を開始します。

※設置次第の販売となります。


移転後についてはまたこちらのブログやインスタX(旧ツィッター)などでお知らせいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。


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素今歩さんのある東洋百貨店は老舗の建物でとても味があります。


観光客や若者がこの前でよく写真を撮っていますね。


下北沢は個人的に思い入れのある街です。

若い頃バンドをやっていたので、スタジオやライブハウスによく出入りをしていました。

下北沢は少ない資金でレコードやおしゃれな古着が手に入る宝箱のような街。

今、古着のリバイバルが来ていることに驚きと嬉しさを感じつつ、

建物の相次ぐ解体という時代の変化に、少し寂しさと戸惑いを感じています。


ここで思い出話をひとつ。

この東洋百貨店近くに「イカール館」という洋食屋さんがありました。

アールヌーボー調の素敵で落ち着いた雰囲気のお店でした。

ここのチキンピラフがとても美味しく至極の味でした。

値段も手ごろでよくランチに通いました。

その「イカール館」はずいぶん前になくなってしまい、今は建物ごと姿を消しています。

ガランとした広場を見ると少し胸が詰まります。

しかし美味しいという思い出の味はずっと脳裏に残るものですね。

いつか、あのチキンピラフにまた出会いたい。


2024/11/24

小灰蝶の詩 ~シジミチョウの飼育記録~



繊細な点描で描いたヤマトシジミ(大和小灰蝶)



シジミチョウはどこにでもいる、一見地味な小さな蝶だ。

けれどもライトブルーの翅を広げ日光浴をしている姿はとても美しく、楽し気に両翅をこすり合わせてクリクリと動かす姿は他の蝶にはない愛らしさがある。

地表近くを光の瞬きのように軽やかに舞う姿も美しい。

幼虫はカタバミを食草とし、成虫もその黄色い花に誘われてよく蜜を吸っている。


2024年1月31日、最後のシジミチョウが旅立った。
羽化してから1カ月ほどだった。仲間は20頭以上育った。
朝方、ハチミツ水の近くで口吻をシュルシュルと出しているので、よっこいしょとハチミツ水をふくんだティッシュの上に移動させると、おいしそうに飲んでいた。
しかしそのままの姿で、お昼過ぎには青い空へと帰って行った。

いつものように、静かな蝶の死だった。そして心がじわりときた。
シジミチョウとははじめて一緒に年を越して、小さなケースの中で日光浴をしていた姿が愛らしかった。

寂しさが迫ってきたせいだろうか、彼らのことを書いておきたいと思った。


シジミの卵ループに入る

カタバミの鮮やかなグリーンにポチっと産み付けられるこの蝶の卵はとても小さいが、慣れてくると容易く見つけられるようになる。

私はシジミチョウの幼虫が好きだ。ぽってりとしていて、丸々太ったフォルムが草餅のようで、なんともかわいくて。また葉っぱをゆっくりムニムニと食べる姿も味がある。

孵化したての幼虫は本当に極小で、肉眼で確認するのは困難、ルーペを使って観察するのだが、それでも見つからないことも多く、小さなケースに食草を用意したら、数日経った頃に幼虫を間違ってつぶさぬよう、また捨ててしまわぬよう、注意深く見ながら糞などの掃除をする。

その食草だが、カタバミはどこにでもあり、家のプランターにもこぼれ種でどんどん増えていくので、採集は難しくない。しかし、取ってきたカタバミに新たな卵が必ずと言っていいほどついてくる。その卵もぞんざいにできずに育てることになる。それが繰り返されて、最初3匹ほどだった幼虫が、秋の終わりには20匹以上になっていた。



成虫のお世話は難しい?

幼虫もそのうち小さな蛹となる。スリッポンに似たような形で転がったままなる子もいるし、蓋の上でなる子もいる。面白いのは二匹で寄り添そうように蛹になる子たちもいることだ。

まだ暖かさの残る秋の初めは成虫になればそのまま放蝶し、次の世代へと夢を託す。

ただ晩秋も冬の足音が近づく頃、12月にもなると外には出せなくなってくる。

冬、ルリタテハやキチョウなど成長で越冬する種もあるが、シジミチョウは成虫では越冬できない。

去年は12月末に羽化した2匹と年を越すこととなった。

これまでやはり同じように冬に羽化したアゲハやツマグロヒョウモンのお世話をしてきたが、シジミチョウは初めてだった。

問題はゴハンをどうやってあげるのか。

ツマグロヒョウモンはとても飼いやすく、前脚にハチミツ水を近づければシュルシュルと口吻を出して吸ってくれる。

アゲハはツマグロヒョウモンのように自動的に吸ってはくれないので、ちょっと工夫が必要だった。最初のうちは翅をそっとつまんで体を固定し、丸まった口吻を楊子でまっすぐにしてハチミツ水に近づけなければならなかった。これが毎回、結構難儀だった。慣れてくるとハチミツ水を近づければ口吻を出して食事してくれる場合もあった。


さてシジミチョウは?

まさかあの小さな体をいちいちつまむなんてできないし、口吻は肉眼でみるのも難しい。

試しにツマグロヒョウモンにやるようにティッシュに含めたハチミツ水を近づけてみたが、パタパタと逃げるだけで自分で吸う気がない・・・。


いろいろと調べてみると、ケースの中に餌場を設ければ自分で吸ってくれるらしい。

本当だろうか?
中には外で草花を摘んできて吸わせているという記事もあったので、かろうじて咲いている小さな菊の種類の花やハルジオン、育てているビオラなどを摘んできてケースの中にいれてみた。


お日さま、そして暖かいのが好き

大きめのケースを用意し、蓋の隙間から出てしまわないようにガーゼで保護(過去に脱走歴有)。
そこにペットボトルのキャップにハチミツ水を染み込ませたティッシュを水分ヒタヒタ加減で数個用意。摘んできた花々も小さな花瓶に入れて設置。

しかしシジミは、しばらく見ていても一向に吸う感じがなく、動こうともしない。
どうやら光と気温が関係しているらしい。
そこで、まずは飼育ケースを温風で少し温めてみた。するとケースの温度上昇とともにシジミもハタハタと動き出した。
飛んだり跳ねたりすると偶然にペットボトルキャップのハチミツ水に着地する。そこで気が合えば蜜を吸うということらしい。
光も大好きなので、日光浴をさせるのがベストだった。光に合わせて翅を広げる美しい姿をゆっくり観察できたのはありがたかった。
温度も上昇して動きやすくなるし、光に誘われて元気に飛び回る。
その間に蜜を吸うことも覚えて、私が目視できなくても彼らは食事をしてくれているようだった。
そして工夫を凝らしながら生活しつつ、2週間、3週間と時が過ぎていった。

4週間くらい経った頃、ついに先に羽化した一頭が空へと帰り、ケースの中は少し寂しくなった。
冬も一層厳しくなってきて、小さな菊もハルジオンもとうとう姿を消してしまった。
小さなビオラや香りのよいネメシア、購入した小菊などでシジミを退屈させないようにして?、蜜もこれまで通り用意した。

雌のシジミはとうとう色が褪せ翅先もボロボロになってしまったけれど、最後まで元気に暮らしていた。
かくれんぼが上手で、花と花の間でどこにいるのかわからなくなり、焦ったこともあった。
餌場を覚えて自分で食事してくれるシジミチョウは、確かに飼育しやすい蝶であったといえる。

ただどの子にもいえるのは、やはり青空と太陽が一番似合っているということ。
外では一瞬にして命を落とすこともあるかもしれないけれど、それでも健気に、遥かに大きな世界へ旅立つ姿はこの上なく神々しい。

私には到底できないことを彼らは小さな体で、ずっとずっと繰り返している。
その命の輝きが本当に眩しいくらいだ。
そうした彼らが舞う空の青さを、地上の尊さを、けして忘れてはいけないと思う。



宝物はすぐそこに、いつでもそばで輝いている。
その光の一粒でも、ペンとインクで描けたら…。
それが今の私の夢だ。


2022/09/02

くるみ バリウム検査の結果

 くるみ、2日間嘔吐を繰り返し、水も吐いたのでとうとうバリウム検査となった。

午前中に預けて夜にお迎え。

初めての検査なので飼い主が異様に緊張している・・・。

なにもないことを願ってひたすら耐える半日。


くるみはスムーズにバリウムを飲んでくれたという(5-10ml)

胃に入ったバリウムは3時間たっても胃に滞留したままだった。異常だ。

小腸にもたくさんガスが溜まっていた。食道は問題なし。

そこで腸を動かす薬(プロナミド)とラキサトーンを与えたところ、流れ始めたという。

バリウムが胃に滞留したままでは身体も弱っていく。もしもこれが夜だったらER案件だったかも…と言われた。

ひとまず危機は回避したがどうやら胃と腸の間の幽門に問題があるようだ。

何らかの要因で壁が厚くなってしまっているのか、腫瘍なのか。

はっきりさせるためにはやはり内視鏡をやるしかないらしい。

しかし内視鏡は大学病院での処置となり、その前の検査も必要となる。

費用は総額で15~20万。猫の体にも、金銭的にも大きな負担・・・・・・・・。


頭の中が真っ白になりそうなのをこらえて、必死で先生の言葉を脳内メモする。


くるみがドライフードを食べなくなった理由は好みの問題ではなく、身体に問題があったことだけははっきりした。

そしてドライフードを受け付けなくなる頻度は高まってきている。

今、デンタルケア用の大粒ドライは1-2個をサクサクおいしそうに食べているが、通常のドライフードは吐いた記憶が嫌悪学習になってしまっているのかさっぱり食べなくなってしまった。(ガルシア効果)

そして幽門の問題が浮上してきたからには、無理をしてあげる必要もないだろう。


しかし不安なのは、この幽門の症状(狭窄?)が今後さらに悪化し、完全に詰まってしまった時どうするのかということだ。

そういった可能性はなくもないという。

{緊急でかかる病院は不安定だ、ならばまだまだ元気なうちに、適切な処置をしてあげた方がよいのではないか?

しかし大学病院は遠いし、本当にお金がかかる・・・}

そうこう考えていると頭がぐるぐるしてくる。


現在、医師の指導のもと、プロナミドとラキサトーンを与え1週間ばかり様子を見ることとなった。

プロナミドが効いているのか、今まで雷鳴のように響いていたお腹の音がパタッと止んだ。

食事はバリウム2日後はもりもり食べたが、次の日はあまり進まない。

うんちはバリウム検査二日後に良いウンチが出たが、白くなかった。

そういうこともあるのだろうか?


ビビりのくるみは意外にも病院でチュールを食したという。その数、3本。

お皿からだと食べなかったが手からだと食べたんですよ、と先生。

なんと手間をかけてしまった。

好物のエネルギーチュールをたくさんもらえてちょっとは心許してくれたのだろうか。

レントゲン撮影では身体を緩めるなど終始協力的だったという。

がんばったね、くるみ。。。


次はBUNの値とクレアチニンの値を見るために病院へ。

どうか下がっていてほしい。



わさびが旅立ってから、さらなる試練。

実はわさびはくるみのこのことを知っていて、

これからは彼女が大変だよ、よろしくね、と言わんばかりにスッと旅立っていった。

そんな風にさえ感じている。






2022/08/30

くるみ バリウム検査する

 わさびが旅立ってからひと月過ぎ、ふた月めも過ぎようとしている。

なんだか人生にぽっかり穴が開いてしまったよう。辛くて寂しい日々。


同じサビ猫で来月12歳になるくるみも、12月から体調を崩して食が細くなり、8カ月で1キロあまり体重が減った。

それまでは4キロと丸々太っていて「まるみ」ちゃんとか、「でぶみ」ちゃんとか呼ばれてたりもしたのに、すっかりスリムになってしまった。もともと小顔なのでモデルのようだ。

それまでメタボリックスという太ったねこちゃん用のごはんを飽きずに食べていてくれたくるみ。

昨年11月の検診の時、もう11歳になるからごはんはシニア猫用がいいのですか?と聞き、その時の医師が深堀もせずに良いのでは?と即答されたので、鵜吞みにしてしまいシニア猫用のフードにガラッと変えてしまったのがそもそもの原因だ。

新しいフードが体質に合わなかったようで、くるみの猫生初めて大量に嘔吐してからドライフードを嫌がるようになり、試行錯誤でウェットフードに切り替えたが量もカロリーも足りず、その時に不調となった腸の状態も釈然としないまま、それまで吐いたこともなかった毛玉も含め時々嘔吐を繰り返すようになってしまった。


新しい病院の先生は、

「歳をとったからってフードを変える必要はない。

そのフードがその子に合っていて、気に入って食べているならわざわざ変える必要なし。

特に長年食べているとそのフードに身体が慣れている。

変えるときは一粒二粒から始めるんですよ」

・・・と。


目から鱗とともに、言葉がガンと突き刺さった・・・。


全て私の無知が悪い、そしてよく考えずに話を鵜吞みにした自分も。

今日の今日まで、ああ、なんでフードを変えてしまったんだろうと、

後悔に後悔で頭は渦巻のよう。


12月の不調以来、くるみのお腹はずっとギュルギュル鳴っている。

ひどいと2メートル離れていても耳に届く。こんなにも猫のおなかって鳴るんですか??


毛玉が悪さしている可能性もあったので、毎日毛をかき、毛玉ケアフードを食べさしたり、ラキサトーンを試したり、心因性で舐めてしまうかもということでジルケーンというサプリを1カ月試したりした。

毛玉を吐く回数は減らなかったが量がぐっと減ったので、毛かきとジルケーンはある程度効いたのかもしれない。

ジルケーンは検証するためにいったん止めてみることにした。


痩せてしまい華奢な体になってしまったくるみを見て、毎日毎日、心が不安だった。

あんなに丸々と健康そうで、ぽっちゃりしていたのに。悲しかった。


そして8月28日、くるみは久々のドライフードを食べたあと、10時間後に未消化フードと水分を大量に吐いた。

そしてその8時間後にも水分だけのねっとりとした茶色い液体を大量に吐いた。

更に次の日朝ごはんに食べたチュールもすべて吐いた。


食事の質と回数に注意しながら、時には病院にも通いながら、なんとかやってきたが、

もう限界だ。


急いで病院に電話して、その日の午後に診察。

血液検査、触診とレントゲン、エコー。

触診ではお腹が張っているとのこと。

レントゲンでは小腸にガスがすごく溜まっている。動きが悪そうだと。

エコーはガスが溜まりすぎて、よく確認できず。

血液検査ではBUNが89、クレアチニンが2.8と1カ月前より上昇。

これは脱水によるものではないかという。

その日は補液を50ml行い、閉塞が無さそうであれば吐き気を止めて食事を取るのも必要とのことで、制吐剤のセレニアを打ち、帰宅。

セレニアを打っていても吐くようであれば以上だからそこも見たいということだった。


さらに問題を追及するため、ついにバリウム検査となった。

午前中に病院へ向かい、夜迎えに行く。


猫のバリウム検査は初めてだ。

そして自分若い頃のバリウム検査を思い出す・・・。

あのまずいものを大量に飲むのにすごく苦労した。

その前に、お腹が空きすぎてついお菓子を食べてしまい、正直に検査の人に行ったら怒られたっけ・・・。

バリウム後の便秘も嫌だったので、それ以来私は何か不調があれば胃カメラを飲むことにしている。


バリウム検査後の診断はもちろん、バリウムが腸で固まってしまわないか、重度な便秘になったらどうしようと、なんだか不安でたまらない。


どうか、どうか、何もありませんように。













私の無知が悪かったのだと、心から後悔している。



2022/07/08

不思議な偶然

 あっという間に梅雨が終わりカンカン照りの日が続いていた6月下旬。思えばこの急激な暑さも老猫にはこたえたのだろう。

それなのに、わさびが旅だった日は暑さがやわらぎ、朝からシトシト雨が降り、次の日、わさびの火葬の日も曇り空からやがて静かな雨空となった。

私にはわさびの涙雨に見えて仕方なかった。


わさびが旅立ったその瞬間も、家人が病院から帰ったわずか5分後だった。

もし病院での滞在時間が長引いていたら間に合わなかったかもしれない。


こじつけと言われればそれまで、偶然といえば偶然だろうだけど、

これまで数々奇妙な話を聞いてきて、こういう不思議なことはあるのかもしれないと感じている。


不思議な偶然の一致はもうひとつ。

わさびとの出会いは14年前、とあるお店に貼り出してあった里親募集に私が連絡を入れたのがきっかけだった。

その時なにかピンときたのだろう。

猫と暮らすための、はじめての応募だった。


そのお店はいつも良い香りのするペット用品店だった。ホームセンターとはまた違った品揃えで、時々利用させてもらっていたが、コロナ禍に入り外出がままならぬ中で、お店にも足が遠のいていた。

そしてコロナのあおりを受けたのか、そのお店は今年の春に閉店してしまった。


お店がなくなったのを見て、残念と共に寂しさを感じた。

このお店の貼り紙がなかったら、わさびとは決して会えなかったのだと思うと胸がつまる。


そして同じ年に、わさびも虹の橋を渡った。









2022/07/07

わさびの思い出 1

 私が部屋で、畳んだ布団にもたれかかって休んでいるとき、

「わさび~」と呼ぶと、しばらくしてどこからともなくやってきた。

かわいい声で鳴くと、私の体をよじ登って布団の上に行く。

ふかふかしたものが大好きなわさびは、布団に身体をうずめて満足そうに「んにゃ んにゃ 」と鳴く。

そして私にほおずりして、鼻やほっぺたを何度も舐めてくれた。

ツンデレわさびの愛情表現。

こうして私に添い寝してくれるのだった。



当たり前だが、今は呼んでもわさびは来ない。


それでも呼んでみる。


幽霊でも幻覚でもいいからでておいで。



面影と触感を思い出しながら寂しさの中で、

なかなか夜眠れない私はうとうとしてくる・・・。



2022/07/06

わさび







7月4日、この日は10時に病院へ行く予定だった。

しかし、わさびの容態は刻々と変化し、ぐったりとして病院へ行ける状態ではなかった。

尿はもう48時間以上出ず、口からぷつぷつと音がしてきた。目は開いているが虚空を見ているようだった。

不思議だったのは、100ミリリットルの補液がスッと身体から消えたこと。

いつもだったら背中にこぶの状態でしばらく残るか、胸から腕のあたりに溜まるのに。

それだけ脱水が進行しており、すぐさま吸収されたということなのか。

それでも頼みの綱である尿が、出ない。


私としては最初、はっきりと原因を知りたい、今の状態を把握したいという思いだった。

家人は否定的でこの状態で運ぶのはもう無理、わさびの立場だったらもうそっとしておいてという感じだと。

9時、私も家人に同意し、まず家人が病院へ向かい、先生に状態を報告し指示を仰ぐ。そして連れてきてと言われたら車で直行する。


家人の連絡を待つ間、悲しみが込み上げてきた。もうがんばらなくていい、14年間ありがとうと声をかけた。

母が様子を見に来て、湿らせたコットンで水をふくませてくれた。何度か小さくこっくんと飲みこんだ。

てっきり水も受け付けないと思っていたので、これは意外だった。とともにまだ大丈夫なのかもと、かすかな希望を見た。

たくさん身体や頭を撫でてもらった。私たちが長期留守をしていたり、私の2度の入院中の間、母にたくさん世話をしてもらった。最後までなつかなかったけど・・・。


だんだんと呼吸が早くなってきた。

わさびは時々苦しそうに大きく口を開き、はあはあと苦しそうに息をする。

不安でいっぱいだった。ただただわさびを撫でてあげることしかできなかった。





家人が帰ってきた。

ショックで死んでしまうかもしれないから連れてこなくてよい、そして、利尿剤をうってくださいと。

おそらく肺に水が溜まっているのではという。

そこで尿を出すことで体の水分が抜けて楽にさせるために利尿剤を打つ。


家人とあれこれ話し合って、だめもとでもやってみようとなった矢先、

わさびの大きな目がふわっと開いて瞳孔が大きくなるのを見た。

そして次の瞬間、小さく息をして呼吸が止まった。


静かに、スッと、旅立った。


享年14歳11カ月 あとひとつきで誕生日だった。


2021年4月の腫瘍の手術ではわさびを失うことに不安でいっぱいだった私は狂ったように泣いていた。

外耳炎で診察を受けた時、鼓膜の穴に気付かずアルコールを入れられて、眼振を起し入院したときも、

2021年12月に補液で一気に具合が悪くなった時も、

事あるごとに不安と恐怖に襲われて、パニックになっていた。

それが今回、わさびが目の前でスッと旅立った時、心が穏やかだったのはなぜだろう。


これまで泣かないと決めていた家人は、その瞬間、ダムが決壊したように泣いていた。



死因はおそらく腎不全悪化による多臓器不全。肺水腫も関係しているだろう。

今まで懐疑的だった腎臓病につきものの補液について、3日の時点であの脱水状況と膀胱に尿が溜まっていなかったことで、まずは補液によって尿を出すという納得の上での選択だったが、あの時補液しなければよかったのかと何度も自問自答し、家人とも話した。

短い時間の中での難しい判断だったと思う。

しかし家人と一致したのはやはり、その選択しかなかっただろうと。

そしてそれ以前にもう腎臓が機能していなかった可能性もある。

3日にとったエコー検査では残っていた片方の腎臓が2倍に腫れていた。


腎不全の終着駅=無尿になってしまうと、こんなにも早く連れていかれてしまうのか。

呆然とした。


自分についても感情が責めてくる。

わさびがガクリと体調を落とし始めたのは6月の中旬、おもらしをしてしまったころから、持病の外耳炎が再発し、変な太くて深い声で鳴くようになり、わけもなくウロチョロするようになっていた。

その頃から尿量が減っていた可能性がある。しかし、「安定期」という言葉により心にフィルターがかかっていたのと、とりあえず尿が出ていれば安心という固定観念で見損なっていたかもしれない。

なにより私が、「わさびは元気、わさびは大丈夫」と思いたいがために、自分自身にイリュージョンを見せていたかもしれない。

もしも6月早いうちに乏尿に気付き相談できていたら・・・。


たられば思考の波に何度も襲われた。



他方、こうも思う。

昨年12月、よく理解せぬまま受けた補液でわさびの容態が非常に悪くなり、水もごはんも受け付けず、くらがりで小さく鳴きながらうずくまっているわさびを見た時、その後悔と怒りはすさまじかった。

医師は良かれと思ってやってくれているから責められない。その時の獣医さんも10年お世話になった優しくて親身なお医者さんだった。

だから刃は自分に向いた。そうならざるをえなかった。

無知は罪だ。無知は怖い。

自分たちの無知のせいでわさびを苦しませたと、家人とともに責め合った。


しかし、その一件から近所の良いお医者さんと出会え、緻密で的確な診断と処方薬でみるみるわさびは元気になった。

一時は2キロに落ちた身体も、5月には体重2.4キロになり、ごはんを何度もおねだりし、

軽快に階段を駆け上がった。

半年ほとんど元気に暮らせたのもこの医師のおかげだと心底思っている。

言葉では伝えきれないほどの感謝がある。

ここ何日間かも無理をして診てくれていた。


思い出深いのは、いつも忙しそうな先生がふとリラックスしていた時に、

わさびについて尋ねてきたことだった。

「わさびって洋猫がまざっているのかな」

かわいいですね、漫画のようだと言ってくれた。

数多くの猫を診ている寡黙な先生からの最高の誉め言葉と思っている。

よかったね、わさび。


実際、わさびはほんとうにかわいい猫だったのだ。

家人はよく、わさびは猫ではない、かわいいといういきもの、

かわいいのかたまり、かわいいの権化だと言っていた。


2016年ころのまんまる顔とまんまるおめめ。



わさびのことを愛してやまない家人だったが、こうもよくぼやいていた。

わさびは自分になついていない、嫌われていると。


それは違うということが今回ではっきりしたでしょう。

だってわさびは、家人の帰りを待って、旅立っていったのだから。



最後に私のことを少し。

わさびを半年間、つきっきりで看病できたことは幸運だったと思う。

朝早く、そして夜遅く、日中何度も投薬するのは私も正直辛いところもあった。

特に苦手だったのはカリウム補給のフィトケアで、これをわさびはとても嫌がり、

最終的には私の顔をみるとえづくようになっていたのにはこたえた。

日中、仕事がある方は思うように看病できなくてつらいという話も聞いたことがある。

その点、私はほぼすべての時間をわさびに費やすことができていた。

12月にいったん死を覚悟してから、少しづつ元気を取り戻し、春に桜が見れて、あとは8月の誕生日を迎えようという希望を抱きながら、楽しく前向きに過ごしたわさびとの濃厚な半年は私にとって一生の宝物であり、ほんとうに幸せだった。


ありがとう、わさび。

14年間、ほんとうにありがとう。

これからは病気も投薬もなにもない、苦しみの無い自由な世界で、

軽い身体で、蝶を追いかけ飛び回ってね。


友達であり、相棒であり、家族だったわさび。

絵を描くとすぐに邪魔してくるから、なかなか描画が進まなかったけど、

今ではそれもかけがえのない時間でした。


だんだんと布団にもぐってこなくなったり、

トイレのフタにのって肩もみもしなくなったり、

高いところでひなたぼっこしなくなったり、

同居猫のくるみにいじわるしたり、絵を描く邪魔もしなくなって、

いつもいる場所にいないことが増えて、

だんだんとあなたの姿を探すようになっていった。

それは近い未来への、さよならの練習だったんだね。


2011年ころのわさび(右)とくるみ。
お互いに鼻であいさつしたり、おしりをかぎあったり。
それ以上でもそれ以下でもない関係。



これからあなたのいない日々が、日増しに辛くて寂しくてどうしようもなくなってくるだろうけど、

いつかまた会えると信じているよ。

それまでどうか、待っていてね。



あごのせ大好き、ベットの二段重ねも大好き。


2022/07/03

咲き続ける命

 5月下旬の検査でのわさびの数値はおおむね良好だった。

BUNは36、これはほぼ症状が出ない値。クレアチニンは3.1とやや上昇したが、

カリウムは日々のフィトケアのおかげか(1日2.3-2.4ml)3.1と少し上昇。

彼女の状態を見ても体調がよさそうで、先生からも安定期に入ったかもと、

これからは2カ月にいっぺんの検査でもよいでしょうとのお言葉を頂いた。


それからゆっくリ日々は流れ、梅雨にさしかかった6月上旬、わさびが突然変な声を出し、

初めて粗相をしてしまった。

今思えばそれが「始まり」だったのかもしれない。



7月に入り、急に嘔吐を繰り返すようになり、病院へ行った。食事も受け付けない。

制吐剤のファモチジンはもう効かないため、もっと強力な制吐剤のセレニアを投与してもらった。24時間は効いているらしい。

とにかく嘔吐を抑え、気持ち悪いのを取り除いて、水や食事をとってもらえるように。

嘔吐は止まったが、それでも飲食できず、変な声を出して夜通し起きている。

ふらつきも出てきたので、再び病院へ、なんとか診てもらえることに。

詳しい検査はまだだが、エコーで見ると腎臓が2.9から4.4にまで大きくなっているという。

腎不全が一気に進行してしまったのだろうか。

脱水もしているので、100ミリリットルの補液を受ける。それはすぐに吸収されてしまった。

大きな問題は尿が出ていないこと。診察を受けた時は24時間以上出ていかった。

触診では膀胱に尿がたまっていないという。

補液をしたので尿は出ると思うといわれたが、今の今まで出ていない。


もしも腎臓で尿ができない状態だったら、それは別れが近いということか。


現在、比較的暖かい部屋で(痩せていて脂肪がないので暖かくしてあげてといわれた)、

そっとケージの中で横たわっている。そして寝返りを打つ度に妙な鳴き声を上げる。

3時間おきくらいにシリンジで水分を与えているが、尿をする気配はない...。



こういう時(私だけかもしれないが)ちょっと思考停止状態になるようだ。

考えると沼にはまって動けなくなりそうだ。

まだできることはある、わさびだってあきらめているわけではない。

しかし、ただただ、そっとしておいてほしいのかもしれない。


かつてひどい外耳炎で入院したり、腫瘍の手術の時はひどく落ち込み、

日々不安で泣き通したが、今は少し違う。

大きな落ち込みから這い上がってきたわさび、半年間一日四回の投薬を逃げることなく受けてくれた、これまでのこの子の頑張りを考えると、

もう泣くのも少し違うと感じるようになっていた。



今年は梅雨があっという間に終わり、季節は中間が年々薄くなり、

そのうちこの国は夏と冬だけになってしまうのだろうか。

神様にはわさびと桜が見れますようにと願い、それは叶った。

次はどうか8月の誕生日までと願ったが、そうは甘くないのかもしれない。


14年間私に生きる力を与えてくれたこの小さな天使に、

せめて、穏やかな旅立ちを。

そう願うことは贅沢なのでしょうか。





2022/04/24

わさび 重要なカリウム数値

 わさびは1カ月に一度、定期検診を受けている。

毎回わさびは嫌だろうと思うのだが、それでもだいぶ慣れてきた。

血液を採るときもおとなしく、とても良い子ですよと言われた。

(おそらく固まって動けないだけだが…)


毎日の投薬(一日4回)はそれなりに大変だが、それ以外の時間はゆったりと過ごし、

以前よりもよく食べ、声にも張りがある。

階段も軽快に駆け上がる。高いところにも上ろうとする。

そういう姿を見ていると、身体が軽いのだなとほっとする。


血液検査などの数値はあくまで数値なので一喜一憂してもしかたないのだが、

それでも身体の大事なシグナルである。

また数値は冷静かつ客観的に考えるための一助となる。

そしてこれまでの経験から、データを細かくみて判断してもらうということの重要さも痛いほどわかった。


3月下旬は体重が少し増えて2.26キロ。これは喜ばしかった。

BUN53、CRE2.7。BUNは少し上がってしまったがクレアチニンは下がった。ラプロスが効いているのだろう。

ただカリウムは2.5と低いままだった。

前回カリウムがなかなか上がらないのでもう少し増やしましょうということになり、1日2mlあげていたものを2.2mlにしてみていたのだがそれでも低いままだった。

食事などのタイミングもあるかもしれないが血液検査の時間はいつも大体一緒。

なぜ?という気持ちになる。

先生の「ちゃんと、飲めていますかね?」という言葉が少し刺さる。

カリウムを補うためのサプリメント=フィトケアは液体だが、これを嫌がりなかなか難しく、私も気持ちがやや及び腰になることがあった。

(用意している音を聞くだけで隠れてしまう)

しかしカリウムは命に直接に関わる重要なものだという。

もっときちんと対処しよう、そう考えた。

与える量も2.3~2.4mlを目指した。


そして4月の結果。

BUN46、CRE2.6。良好な値にほっとする。

カリウムも3と、まだまだ低い値であるがやっと上がった。

カリウムは心臓や筋肉に影響する重要なものなので、低い値が継続するのはよくないという。2.2以下は危ない。

3という数値なら少し安心です、と。

カリウムが上がってくると、食欲も上がり、好循環が期待できる。


腎臓病でよくリンという値も聞くが、場合によってはリン制限も注意が必要そうだ。

わさびはこれまでリンが0.6以下の腎臓食を食べていたが、あまりおいしくないため食も細くなるし、リンの値も低く出てしまっていた。

猫にとってはリンも必須栄養素なので低いままは悪影響する。

高齢猫用の一般食を考慮してみては?との助言を受けて、尿路に配慮したそれらを与えるようにしたら、リンの値はすぐに上がってきた。

リンはうまみ成分でもあるのでよく食べるようにもなった。


体重はさらに増えて、2.34キログラムとなり、これが一番うれしかった。

12月には2キロまで落ちてしまったのだ。抱くと羽毛のように軽く感じ悲しかったのを覚えている。

よくここまで回復してくれたと、わさびには感謝しかない。


それでもわさびの腎臓は20%しか機能していないだろうという。

それをソフトな方法で支えて維持していく。

彼女を不安にさせQOLを下げてしまうようなハードな治療は極力さけたい。

私たちが考えているのは、転がりゆくボールの速度を少しでも遅くしたいということ。

坂道の傾斜を少しでも緩やかにしたい。

止めることはできなくても、ゆっくり歩ける程度の傾きで、

かけがえのない命といつまでも共に歩いていきたいということ、それだけだ。



・・・・



わさびを診てくれている今のお医者様に出会えて感謝している。

毎回、的確かつ分かりやすい言葉で対応してくれる。

そしてれは、昨年、実家にかわいい子猫がこなければ出会えない縁だった。

さらに、その子猫と引き合わせてくれた今は亡き先代猫の存在も大きい。


すべては繋がっていると感じてやまない。



2022/02/13

わさび アゾディルとラプロス

2021年12月末に取った血液検査は、bun 94.9、クレアチニン4.14。

sdmaは13とギリギリだった。

この値でよく食べているね、と言われたほどの値だった。


結果が判明した時点で、bunの改善にアゾディルというサプリメントを飲ませることになり、それの副作用などなにもなさそうであれば、次にラプロスを飲ませてみることにした。

アゾディルはカプセルで小柄な我が猫にはちょっとサイズが大きい。このまま飲ませると喉に貼り付いてしまう心配もあるので、効果は減るかもしれないがカプセルから粉を出してチュールなどのフードに混ぜ服用することにした。

ラプロスは比較的新しい腎臓のお薬で小粒の錠剤。


日々なんとかペーストや水で薄めたスープなどを食べてもらい、夜はケージにゆたぽんのエルサイズを二個、普通サイズを一個とさらに湯たんぽを入れて暖かくしておくと、そのうちそこがあたたかくて居心地の良い場所だと認識してくれたのか、時間になると自らケージに入るようになった。

ケージの中ではよく食べる。と言っても15グラムくらいだけど、わさびにとっては大事なこと。同居猫に盗み喰いされることなく、気ままにいつでも食事できる。いつも三種類ほど入れておくと、全てつまみ食いしたり、お気に入りを完食したりもする。

腎臓フードはもう何種類用意しただろうか...。とにかく食べないし味にうるさいので10種は試したと思う。財布もきつい、けど頑張れる範囲。どうしようもない時は、一般食で腎臓ケアフードを与えている。今はタンパク質やリン・ナトリウムを調整してくれているフードも多いので、フードの値を見ながら選んでみる。



さて薬の効果だが、アゾディルは的面だった。

最初に飲ませてからよく便が出るようになった。それも指一本分、程よい硬さの良いうんち。今までいかに便秘がちであったのか。これに体中の老廃物が入っているのかと思うと、毎回おトイレを覗くたびにほっとする思い。

ただアゾディルはカプセルなので喉にはり付く不安があり、私はカプセルから出してなるべく油分の多いペーストに混ぜて与えている。

本来は生菌を届けるために腸で溶けるカプセルのまま使用した方が良いのだろうが致し方ない。

アゾディル服用から3週間ほど経った先日の血液検査では、bunが95から59まで下がり、これはアゾディル効果だろう、この値なら症状も出ない子もいると先生もおっしゃっていた。

わさびも体が軽くなったのか、体調が改善したのだろう、ドライをよく食べるようになり、少し高い場所に登って休むようにもなった。トイレのフタに乗ったり、私の机の上に来たりといつものルーティンもこなせるまでになった。

12月初旬に崩れた体調がそれ以前にちょっと戻ったようだ。

これは本当に、心から嬉しい変化だった。


ラプロスはまず1個の服用から2週間ほど、血液検査ではクレアチニンの値が少し下がり4.14から4となった。これはラプロスの効果かもしれない。

ただ問題も起きた。

カリウムの値が3.1だったのが2.4まで落ちていた。カリウムは筋肉や心臓にとってとても大切なもので、これほど低いと突然死の危険もあるという。

そこでカリウムを補充するためのフィトケアというサプリを新たに追加することとなった。

カリウムは低すぎても高すぎても危険なので、まず1週間、一日二回の合計2mlを投与してみて血液検査することとなった。


フィトケアは蛍光緑のシロップでチュールやスープなどに混ぜてもよいという。

帰宅後、早速スープに1mlを混ぜてみると、あっさりぺろぺろとなめてしまった。
家人がなめてみると非常に苦くてなんじゃこりゃ?!という感じだったようだが、猫には問題ない味なのかもしれない。
これは比較的簡単かもと思っていたが、、、これが見誤っていた。






2021/12/15

夕焼け

 わさび、今日は高い棚には登らず、太陽を追いかけてた姿もなく、歌のようにこたつで丸くなっている。

確かに昨日と今日とかなり冷える。


ドライは口にせず、1時間おきくらいにペーストをあげている。ぺちゃくちゃと自分で舐めてくれるのがせめてもの救いだ。

強制給餌については、腎不全の猫ちゃんと暮らしている家族にとっては必ず通る道で、悩まれている方も多い。

うちではわさびがか細い声でとても嫌がり、これ自体がストレスになると考えてやっていない。気難しいこの子には私しかいないのに、それさえも信頼を損ねてしまったらわさびが可哀想だとも思う。

自分で食べれるうちは自分で、そう思っている。


木々は美しく紅葉している。おひさまを浴びて光るさび猫の毛色のようだ。


わさびは今、夕焼けの頃を過ごしているのだろう。

願いはただだひとつ、穏やかな日々を過ごして欲しいということだけ。








2021/12/13

わさび 少しづつ取り戻す

 混乱しているとき、書くということは心の整理につながる。

また、愛猫の老いを改めて強く感じ、毎日が本当にかけがえのないものであるということを思い知った。


猫の具合が悪くて病院に行くならまだしも、健康で元気な状態だったのに、急転直下、体調を崩してしまうのは本末転倒。それが悲しくて悔しくて。

寒さや長距離に合わせて、いろいろなことを矢継ぎ早にしてしまったがため、ただでさえ免疫力の落ちている老猫に相当なダメージを与えてしまったのだろう。悔やんでも悔やみきれない。

11年前、良かれと思ったワクチンですでに愛猫を苦しめていたのかもしれないのに、そして尊い命を奪ってしまったのかもしれないのに、なんと学びの無い家族だろうか。

愛猫や愛犬と一緒に過ごすものは、一歩立ち止まり、治療方法や薬など、得た情報を持ち帰ってよく調べ吟味することが必要だと強く思う。

それは自分の体を守るうえでも重要だ。特にこのコロナ渦では疑問に思うことが沢山ある。


わさびは少しづつ取り戻してきた。

命をつないだのは腎臓用高カロリーの猫用おやつやペースト。これらはただお皿に盛っただけでは食べないので、その都度、人肌に温め、指につけてわさびの鼻元までもっていく。そうするとクンクンとして、ペロッと舐める。舐める強さが強ければ食欲があるということだ。わんこそばのように食べたら次、また次と指につけて舐めるを繰り返していくと、小皿いっぱい=約5グラムくらいは食べる。これを毎日、様子を見計らって繰り返した。おかげで私の指はいつも魚臭い。

ここ何日かで高カロリーおやつは2本、ペーストは40グラム弱食べた。これで飲む水の他に水分の補給もできる、だいたい50mlくらいだろうか。本当に頼みの綱である。

ホームセンターなどに行くと、こういった食材が多いのに気づく。子猫用より圧倒的に老猫用のフードが多くバリエーションも豊富だ。それだけ現在長寿の猫が増え、愛猫の食に悩む家族も多いということだろう。


ドライフードも少しづつ食べるようになってきた。ペーストは水分が多いがカロリーが少ないため生命維持にはやはりドライフードが大切だ。わさびは夜ケージに入れると夜中好きなときにぽつぽつ食べるようで、一昨日の11日には15g、昨日は10g食べていた。

わさびがドライフードを食べるカリカリという小さな音、それが聞こえてきたとき、嬉しくて涙が出そうになった。命の音、まだまだ生きたいという声。希望そのものである。


二日ぶりに便も出た。ツヤのあるつるっとした良いウンチだった。水分もだいぶ足りている感じだ。

おやつやペーストには乳酸菌など豊富に入っているのでそれも効果しているのだろうか。


日中や夜は押し入れに入ってしまいやや心配したが、同居猫のくるみも同じ時間帯に寝ているので、猫たちのリズムなのだろうと思っている。いままで気に留めていなかっただけだ。


取り戻してきたとはいえ、まだまだ油断はできない。わさびの表情を見ていると、まだなにかされるではと不安げな色が浮かぶ。猫は忘れっぽいというから気のせいかもしれないが、嫌なことはずっと覚えている動物でもある。

この不安が早く払しょくされればよいのだけど・・・。




2021/12/11

猫の補液は安全??

 病院への長い道のりに次いで、血液検査、エコー、補液、薬。次々に嫌なことをされ、ストレスで膀胱炎を発症してしまった愛猫。

病院翌日は全く飲み食いせず、これはまずいということで、シリンジで水を与えたり、病院で購入した腎臓用チュールをあげたり、よさそうなペーストフードをこまめに与えたりして、水分を取らせることに集中した。

そのかいあってか、少しづつ取り戻してきたように見えた。

9日に5日分の便をした。その際に食べたものを大量に吐いたが、けろっとしてゼリー状のおやつを食べた。

ドライフードも数粒から食べ始め、11日には15gまで食べるようになった。


補液については家人と意見が何度もぶつかった。

家人はわさびの健康が損なわれるならやりたくないとの一点張りだ。

お医者さんは補液のせいで具合が悪くなるということはまずないという。

心臓の悪い子はまれに肺水腫をおこすことがあるとも聞いたが、わさびに心臓の悪い兆候はないという。

体調を崩した原因が複合的すぎて、わからないことが多い。

ただ、輸液で腫れた前脚を極度に嫌がっていたことだけは確かだ。

100mlという量は適正だったというが、吸収が悪くなっているということも体調不良に起因しているのだろう。

30でも50でも私は補液した方がいいのではと思うのだが、また同じことになったらと思うと怖さもある。

めったにないとはいえ、私たちの猫が補液後、体調を崩してしまったことは事実だ。

今できることは、とにかく水分を取らせること。

しかし、シリンジでの飲水は難しいと感じ、わさびも相当ストレスを感じているのでやりたくない。

水分の多いペーストフードに頼らざるを得ない。


老猫なのであたたかくしてあげること。

11月の中旬、急に寒くなった時に、わさびも外耳炎の再発など体調を崩し始めた。

若い猫はダウンジャケットなところを、老猫は肌着で外を歩いているようなものだという。


そして、不用意にストレスをかけないこと。

一か月後の検査も必要だと思うが、病院への道のりがわさびのストレスになってしまうという不安もある。

なにより発作的な判断と、ニンゲン側のエゴと独りよがりな治療だけは行いたくない。


ここ1週間、私自身よく眠れずに、久々に金縛りにあってしまった。

ただただ脳が疲れてしまっているのだろう。


2021/12/05

わさびの補液

 6月に懸念していた愛猫わさびの頻尿はいったん落ち着いたが、腎臓の怪しい「影」はまとわりついたままだった。

先生の勧めで徐々に腎臓食に切り替え(10月)、

すぐに食いつきが悪くなってしまうので、3,4種類のフードをとっかえひっかえ、

わさびはちょこちょこ一生懸命食べるけれども15gを食べるか食べないか。

救いなのはお水が好きだということ。これは昔からだ。

自分の体質を本能的にわかってのことなのか?

氷をいれてコロロンと良い音をならすと、それに呼応しぺちゃぺちゃとかわいい音を鳴らしてくれる。


3カ月は猫にとって1年という。9月に血液検査を受け、今月12月にも血液検査を受けた。

数値は悪化していた。


       9月   12月

BUN     41   62

クレアチニン 1.7   4.47


尿の比重は1.03 おしっこの色は薄い 1日の回数は3回程度

体重は2.2キロ 前回より100gダウン


家人とともに頭が混乱してくる。慢性腎不全のステージがまた上がってしまったのか?

療法食を食べているのに?

エコーも取り、腎臓の状態を診てもらう。

血流もありそんなにひどい状態ではないが、先天的に右の腎臓が小さいらしい。こちらの機能が低下してきたのか。

背中をつまむと脱水の症状もあるという。


これまでの経過と総合的な判断で、補液とACE阻害剤を飲みましょうとなった。

補液は1週間に2回程度、家でやるために、家人が急遽レクチャーされる。

前から怖がりやりたくないといっていた家人も突如の実践に勇気を出し、

2回刺し損じてしまっていたが、吹っ切れたようで、後で何となくできそうと言っていた。

家人は薬を飲ませるのは得意。

これでわさびのQOLが高まるのならと、がんばるしかないねとなった。


が、、、


家につきほどなくして、わさびがポチポチとご飯を食べたので、空腹では胃が荒れるというから薬をすぐに飲ませた。

それから1時間後、わさびの様子がおかしい。

いつもは入らない猫こたつの下に入ったっきり出てこない。

小さく丸まってあきらかに元気がない。

薬の副作用か?一気に不安が高まってしまい、夜も眠れない。

一睡できたと思ったら、わさびがいなくなってしまう悪夢をみて夢の中で号泣していた。

そんなうつらうつらしていた午前4時ごろ、聞いたこともない声ではっと飛び起きる。

わぉうわぉうという地を這うような声。わさびがトイレでうなっている。

おしっこをしたらしい。痛いのか?私の呼吸も荒くなる。

しっぽを下げたままへっぴり腰であるくわさび、すぐにこたつの下にもぐりこんだので、さわろうとすると、今度は痛そうになく。


前脚が腫れている!


そういえば、病院の先生が、補液の水分が下がって脚が膨らむことがあるけれどそれはまったく問題ないですと言っていた。

これか。でもすごく痛がっている。おまけに元気がない。食欲もない。

元気にするためにした補液がこれでは本末転倒だ。


だんだんと泣きたくなってきた。


まだ早朝だし、病院は休みだ・・。とりあえず様子を見るしかない。


しかし様子をみながらも、なにか口にしてもらわないといけない。

時間を置きながら、わさびの好きな猫用おやつをちょっとづつあげた。

最初は見向きもしなかったが、時間が経つにつれ少しづつ舐める量が増えていった。

ただ鳴き声は弱弱しい。


これでいいのか?


前日はちょっとづつでも自力でフードを食べていた。

お水もよく飲んで、日光浴もし、自由に行動し、瞳は輝いていた。

なにより猫の手本のような美声が愛らしい。


考えることが山ほどあった。

知るべきことは沢山あったが、かといって調べすぎてはいけないとも思った。

慌てずに、一瞬立ち止まることも必要だった。


家人と丸一日、話し合った。

わさびのこれからのことを。

2021/11/11

ツマグロヒョウモン 自己流飼育のコツ ① 卵からベビー幼虫まで

 ツマグロヒョウモンと出会い、その魅力にひかれて、3年。

今年も我が家に帰ってきたたくさんのツマちゃんたち、これまでに110頭以上無事に空に飛び立った。

なかには幼虫で小さいまま亡くなったこや、蛹化を失敗したこ、蛹からでれなくなってしまったこ、蛹のまま不可解な死をとげたこも10匹ほどいて、これは毎年、起こっている。

なぜだかはわからないが、秋からの幼虫に多い気がする。個体が疲れてきてしまうのだろうか?


越冬幼虫や冬の寒い時期に羽化してしまうこのお世話もあるため、春夏秋冬ほぼ1年中、ツマちゃんたちと暮らしている。

そこでお世話のコツというか、ステージに沿って注意すべき点がなんとなくわかったので、

備忘録的に記しておこう。


これからツマちゃんと過ごしてみたいという人の一助にもなれたら幸いです。


1・卵をみつけたら

春や初夏などビオラやスミレにふわっと立ち寄ってくるツマグロヒョウモン。

きっと卵を産みたいのだろうと様子を見ていると、上手に葉の裏に産み付けていく。

一個一個それはそれは丁寧に。

この蝶は、葉裏だけでなく、苗の近くの土の上や、まったく関係のない落ち葉に産み付けていくこともある。枯れたビオラ苗にも平気で産み付けていく。

苗近くの土の上ならまだしも(孵化してから食べ物にありつける)、枯葉はないだろうと思ったことがある。

・・ある時のツマ母は、ポツっと落ちていたベコニアの枯葉に産み付けていった。その周りにはなにもない。孵化したこはたいへん困ってしまうだろうと思い、その卵はレスキューした。

卵の思い出もう一つ・・最近ではとある量販店でビオラ苗を物色中、一匹のツマ母が苗の近くにやってきて人目も憚らず卵を産み付けていった。よほど切羽詰まっていたのか、物怖じしない母だったのか。市販苗にはだいたい農薬が付いていて、これを食すと幼虫は死んでしまうので、卵を産み付けられた苗をひと鉢だけ購入した。

私にとってはきれいな花も買えたし「お土産付き」みたいなものだ。

(ほかにはアゲハ幼虫付きの山椒も買ったことがある。蝶にはなったが苗は枯れてしまった)


卵からかえす場合は、産み付けられた葉っぱを丁寧に切り取る。茎や花の裏、花がらにもついている場合があるので、丁寧に採取するのであればそこまで確認。

植物が枯れないように水処理(茎を濡れティッシュで巻いてさらに銀紙で巻く)できるようなカットであれば水処理をし、難しい場合は予備の食草(水処理済み)を必ず入れておく。卵に寄り添うようにしておいておくのがコツ。

孵化するまでにもとの葉はかれてしまうので、ベビー幼虫が瑞々しい葉を食べれるために必要。


夏場なら6日もたつと卵がだんだん白っぽくなってきて、小さな小さなモケモケ半透明の幼虫が出てくる。大きな顔に頼りない産毛の身体。この瞬間がとてもかわいい。


ちなみにツマグロヒョウモンの卵はぽろっと取れやすい。

取れてしまっても予備の葉を近くに入れておけば大丈夫。


2・孵化したての幼虫

小さな幼虫は通常の虫カゴだと、蓋の隙間からでてしまうことがあるので、市販のおかずカップなどを使うとよい。カップの蓋に空気穴をつける。
虫かごから出られない、二センチくらいにまるまではここで過ごしてもらう。

扱いは繊細に・・といってもむやみに触らずに、葉っぱ(水処理済み)を1枚程度入れておけばよい。
ちまちまと食べてくれる。
飼育器のなかにティッシュはひいておいた方がよい。フンの有無で生存確認ができるし、掃除もしやすいからだ。

そしてベビー幼虫たちは脱皮を繰り返す。
アゲハの幼虫などはご丁寧に、きれいさっぱり脱いだものを食べて処理してくれるのだが、
ツマちゃんたちは脱ぎっぱなしだ。
急にご飯を食べなくなり1日くらいじっとして次の日、まっくろくろすけのような塊ができていれば脱皮成功。

たしかにこのウニのような塊を食べたいとは思わないよね。

脱皮直後の幼虫は白い顔をしていて、トゲトゲも白っぽい。
ちなみにツマちゃんには毒はなく、トゲトゲも見掛け倒しの歯間ブラシのような手触り。
(当たり所によってはちょっとチクッとするが)







2021/06/05

わさびのシコリ 8 そして頻尿・・・

 シコリの手術から一カ月半ほど経った。

その間、服は着せていた。昨日、病院へ行くために久々に服を取ると、30分以上かけて毛づくろいをしていた。

もともと毛づくろいが大好きなわさびだから、そうとうストレスがたまっていたのかもしれない。

微笑ましく見ていたが、傷の部分を気にして舐め続けるのでこれはよくないなと思った。

とりあえず様子を見た。


簡易ケージはなかなか気に入ったようで、術後もその中で休んでいたり、ゴハンを食べたり、おしっこをしたりと至れり尽くせりな感じだったのだが、その隠れ家遊び?もブームは過ぎた様子。

ただ相変わらずゴハンはそこで食べるし、トイレもよく使うのでしばらくこのままでいようと。

災害時のことも考えると、ケージに慣れてくれた(しかも気に入ってくれた)というのは怪我の功名だったかもしれない。


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いたって元気そうなのだが、別に気になる症状が出てきた。

頻尿である。

今月に入って気づいた。毎日、5回から6回している。しかも、色が薄く臭いも少ない。


これは腎不全の兆候ではないか?ついに、恐れていたことが!!


もともと尿石症があり、ストラバイトもシュウ酸もでてしまうこだったので、高齢になりいづれは…と思っていたが、それでも戦慄が走った。気づいたその日からあまり眠れなくなってしまった…。


すぐに尿を持参し病院に検査に行った。

比重が1.03、シュウ酸が出ており鮮血も出ているが膀胱炎ではないようだ。

腎臓に問題があるのかどうかは血液検査(+SDMA)を受けなければわからない。

この血液検査に関しては、クレアチニンなどに値が出てしまった時は腎臓の75%が機能を失っているという。

SDMAはそれが40%の段階でわかる可能性がある。

迷わずお願いした。


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さて、その後すぐに病院へ行き、術後検診、検査とワクチンを打ちに行った。エコーも入れてのフルコースである。

傷の状態も診てもらったが良好。再発は、、わからない。転移は少ないようだが可能性がないわけではない。

舐め壊す可能性があるので服はまた着せることにした。

血液検査はBUNが上昇傾向、クレアチニンは正常。SDMAの結果は3日後くらい。

実家の猫が苦しんだ甲状腺機能亢進症の検査もお願いした。この甲状腺機能亢進症でも多飲多尿となるらしい。

エコーではやはり腎臓、膀胱双方に石が見つかった。シュウ酸だろうとのこと。

シュウ酸は療養食では溶かせない。なるべく尿で出すことが大事というが、それでも6回は多い…。


わさびはひどい外耳炎もやった。6年前のことだ。

それから家では定期的に専用アルコールで耳を洗う。いづれこのことについても書き記しておこうと思う。

耳の状態は少し油のかたまりが見えるが良好だった。


体調に問題もなく、ワクチンも打った。三種混合の生ワクチン。

これは10年前から変わっていない。

このワクチンがこれまで怖い猫風邪からわさびやくるみを守り、今回の入院中も不安が無かったのだと、このご時世で改めて思う。


わさびは診察中も終始ニャオニャオとなにか言っていたが、帰りには疲れてしまったのかだんまりに。

それはそうだ、フルコースだもの。ニンゲンだってげんなりです。。



腎臓の検査結果は来週。

そこで腎不全が発覚すれば、否応なしに腎臓サポート系のごはんに移行。


尿石症もある猫に、これが結構不安なのである・・・。