1月14日
今日も快晴。昼も冷える。
ツマサブロウさんとよっちゃんは44日目となった。
二頭とも日を浴びて、元気に過ごしている。
よっちゃんはいつのまにか、もう片方のパルピも取れてしまい、丸顔になってしまって、ややツマグロヒョウモンらしからぬシルエットに…。
パルピは眼を掃除する役目もあるというから、よっちゃんの眼は大丈夫だろうか?
見ると少し曇っている気がするのだが…。
今日は二頭とも、朝ごはんを食べた。
ツマたちは時々、お腹がいっぱいなのか気分なのか、蜜を飲まない時がある。
それでも1日丸々絶食ということはない。
昨日はツマサブロウさんのケースにビオラの花をいれたところ、朝日を浴びて活発になっていたサブロウさんは興奮?したような感じで、ビオラの花に口吻を突き刺していた。摘んだ花からは蜜は出ない。そっとサブロウさんからビオラを放すと、名残惜しそうな感じで口吻でケースの底をタンタンとたたいていた。
この日はサブロウさんは朝ごはんを食べていなかったので、蜜が欲しいのかと思い、早速2度目のはちみつ水を作って差し出したのだが、それには無関心だった。
よっちゃんは相変わらず、口吻をはちみつ綿棒にのっけたまま、微動だにしない。30分経ってもそのままの状態の時があるので、そういう時は綿棒を動かすと、思い出したように口吻をくるっと巻くので、自分の指によっちゃんをのせ、そこからネットの壁面に移す。
ツマジロウさんが亡くなってから、寂しさもひとしおとなった。
ツマジロウさんは落ちていた蛹を保護して、うちで羽化したこだった。
よっちゃんとサブロウさんは外で産まれて成虫で保護したこだ。
その差がなんとなく響くのかもしれない。
そして、数々の蝶たちを見てきて、寿命を含め蝶にも個性があるのだなと思う。
サブロウさんとよっちゃんだけをみていても明らかに違う。
今まででビオラの花に毎度口吻を突き刺すのもツマサブロウさんだけである。
早食いでアクティブなのもサブロウさんの個性と思う。
外で保護した時も、誕生したてのよっちゃんのそばに、枯葉にしがみついてぽつんといたツマサブロウさん…。
こちらを見て、どうぞ私を連れてって・・・と言わんばかりな感じだった。
そのスタートから見ても、サブロウさんは積極的だなと思う。
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夕方、二頭の食事とした。
よっちゃんは動きは鈍いが蜜を吸っているようだった。
パルピの取れた丸顔が(下地が黒くて光沢である)なんともいえない。
一方、ツマサブロウさんはなんとなく元気がなかった。
寝ぼけていたのか、室温が低くて動きが鈍かったのか・・・。
とりあえず、夕飯はあきらめた。
明日も元気で会えればいいと思う。