昨日は雨が降り、今日は朝から外がしっとりとしている。
気温は17℃くらいになるという。春の陽気。
ツマジロウさんは今日で40日目、ツマサブロウさんとよっちゃんは39日目となった。
昨日は夕方、ツマジロウさんは蜜をすいすい飲んでくれたが、サブロウさんはあまり乗り気でなく、食事しなかった。
よっちゃんはこのところ、蜜綿棒に口吻をのせたあと、30分近くそのまま固まっていることがある。綿棒を動かすと、延ばした口吻をくるっとしまい思い出したように動くので、そのまま指にのせて、ネットの壁面に移す。
昨日は雨のせいか、湿度が調度よく部屋もあたたかかったようで、ケースにいるツマサブロウさんはゆっくりゆっくり翅を動かしていた。
よっちゃんもネットの中で、翅を広げていた。
今日は朝から室温がぬるく、やさしい日の光が窓からさしてくるので、ツマたちを少し日光浴させたあと、食事とした。
ツマサブロウさんはまってましたというように、口吻を忙しく動かしながらすいすい吸っていたが、ツマジロウさんはなぜか素通りしてしまい、食事はとらなかった…。
こういう時の蝶の気分というものはわからない。
だけど一日まったく食事をしないということはない。
外の草花はほとんど枯れてしまい、ツマたちのために摘んでくるということも難しくなった。かといって、販売している切り花にはなんとなく抵抗がある。
そこで、時々、香りが良いので、うちの鉢植えのビオラの花を入れておくようにした。
花を入れると香りにつられてツマサブロウさんが近寄り、花に向かって口吻をフムフムと動かす。
でも吸えないとわかるとそそくさとその場を離れる。
これはツマサブロウさんしかやらない。
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チビは順調に育っている。スミレの葉をいれておくと数時間後に食べたあとがついている。ツマグロヒョウモンの幼虫は必ずといっていいほど、葉の側面から葉を薄く削るようにすいすいと食べていく。
このところは、タイミングが合わず、チビの食事を見ることができない。
この時期、スミレの葉は枯れ始めてきて路上での採種が難しくなってきたのだが、なるべく水分を含んだ新鮮な葉をあげれるよう、努力している。
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夕方、またツマたちの食事とした。
よっちゃんは相変わらず、ずーっと綿棒に口吻をつけたままあまり動かない。
ツマサブロウさんはすいすいと吸ってさっさと食事を終えてしまった。
すこし様子がおかしいのはツマジロウさんだった。
蜜を近づけると口吻を延ばすものの、弱弱しく、吸っている感じがしない…。
何度か試したものの、あまり食が進まないようだったので、ケースの下の方にいたツマジロウさんをそのままにした。
ツマジロウさんはただただじっとしていた。