窓を開けていると、涼やかな風が入ってきて気持ちが良い。
ミコちゃんは羽化して81日目となった。
翅は欠けそうで欠けていない。最近は激しく動くこともなく、ネットの中を翅を優雅に動かしながら移動している。
外では連日、メスのツマグロヒョウモンがビオラに訪れてくれた。
ある天気の良い午前中、やわらかい風のなか、ゆったりと滑空しながら舞い降りた一羽のツマグロヒョウモンのメス。
まだ羽化したばかりだろうか、翅がとても瑞々しい。
ふわっと私の周りを飛んだかと思うと、確かめるかのように鉢植えの花に次々と止まって行った。
マリーゴールド、真っ赤なバーベナに、クローバーの鉢(これにはテントウムシの大家族が住み着いてくれている)、そして冬から咲き続けているビオラ。
ビオラに止まった時、いつも着ているミツバチがツマグロヒョウモンのおしりをひょいっと押した。それに驚いたツマちゃんはささっと飛んで行ってしまった…。
花はたくさん用意しますから、ハチも蝶も、仲良くやってくれればよいのに…。
縄張りのようなものがあるのだろうか。
そういえば樹液にも蝶やハチが集まってくる。恐ろしいのはあのスズメバチ。
いつだったか、近所の森の木にルリタテハが二頭いるのを見つけ、近寄ると、そばに大きなスズメバチがいて、恐る恐るその場を離れた覚えがある。。
今読んでいる虫の本によれば、その肉食のスズメバチを追い払う蝶がいるという。
国蝶のオオムラサキ、それもメスだとか。
彼女がやって来ると、スズメバチほか、どの虫も退くという。そして追い払われた弱い蝶たちが樹液を吸いに戻ってくるのだという。
虫の世界は知れば知るほど面白く、本当に奥深い。
夏の花。サフィニア モモイロハート。 |
こちらはサフィニア ブーケ。摘心なしでこんもり咲くけど、 茎がちょっと折れやすい…。 |