Kyon {Silence Of Monochrome}

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2018/05/31

シジミチョウ 7 第一号羽化!

前日29日から時間を追うごとに蛹の黒化が進み、30日、朝7時ごろ、小さな小さな個体が出てきた。
22日に蛹になってから8日で羽化に至った、第一号。

ヤマトシジミ。
落ち着いたグレー色に黒い点模様がアクセントの、巷ではなじみ深い蝶だ。
なかなか見れないが、翅を広げるととても美しい青色だ。

開帳12cmを超えるキアゲハと比べると、蛹もそうだが、成長も本当に小さい…。
この1cmにもみたない蛹から本当にでてくるのだろうかと半信半疑であったが、
無事に羽化した。
正直ほっとした。。

予想通り、蛹から這い出してきて、紙コップの側面をよじ登り、翅を乾かし始めた。
アゲハは乾くのに10分程度かかっていたが、シジミはわずか2分程度。

ケースの中で、おきまりの両方の翅をくりくりこすり合わせる姿をしたかと思うと、
1時間くらいしたら、もう飛べそうな様子になった。

羽化から2時間後、ベランダで放蝶したが、すぐにふわふわ飛んだかと思うと、ご近所の屋根の上に止まり、そこから2時間くらい動かなかった。
出すのが早かったかと不安になったが、雨の降りだす前に移動したようだった。

ベランダに行くと、鮮やかな青いシジミチョウがふわふわと飛び立っていくのがみえた。
彼らの食草であるカタバミのはえたコンテナから、もう一頭、同じ日に羽化し飛び立ったようだった。


彼らの卵や幼虫を見つけるのは、その微細さにきわめて困難だと思う。
私は母シジミの産卵に偶然にも立ち会えたので運が良かった。
こういう機会がまたあるか、わからない。
また彼らに出会えるように、あのカタバミコンテナは大事にしておきたいなと思う。